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川島海荷、本格ブレイク阻んだ2つの騒動…レプロと契約終了で「売り出し戦略が迷走していた」と同情の声

川島海荷Instagram

 女優の川島海荷が21日、小学6年生から18年以上にわたって所属していた大手事務所「レプロエンタテインメント」とのマネジメント契約を終了したことを発表した。事務所のエース候補として注目されながら今一つ弾けきれない印象があったが、一部では「売り出し方が迷走していた」との同情の声があり、フリーとして活動していくという今後に期待が集まっている。

 川島は21日付のInstagramで「私、川島海荷はこの度レプロエンタテインメントとのマネジメント契約が終了したことをご報告させていただきます」と報告。続けて「いままで沢山のことに挑戦させていただき、気がつくと19年目になっていました。これからも私がやっていきたいことは変わらず女優業ですが、まだまだ今の自分には満足できていません。挑戦したいことがたくさんあります。このタイミングで18年いた環境を変えることは怖くもあり不安だらけですが、まずは私が私のことを信じてあげて、そして周りの方に私を信じていただき、また新たな環境で頑張っていきたい思います」(原文ママ)と抱負を語った。

 さらに「ずっとお世話になってきたレプロにはとても感謝しています。わたしが大好きなエンタメの世界に引き入れてくれ、わがままな小娘を育ててもらい、、あのとき事務所に入っていなければ今の私はいないと思います」と事務所への感謝の言葉をつづっている。

 川島は2005年に母と遊びに行った東京・渋谷でレプロにスカウトされ、翌年7月期のTBS系ドラマ『誰よりもママを愛す』でデビュー。2007年にはアイドルグループ「9nine(ナイン)」に新メンバーとして加入し、子役とアイドルの二刀流で活動した。

 2008年にはTBS系ドラマ『ブラッディ・マンデイ』で主人公の妹役を演じて注目され、2009年に『携帯彼氏』で映画初主演を飾り、同年に「カルピスウォーター」のCMが話題になったことでネクストブレイク有力候補に。さらに、ブレイク女優の登竜門である「全国高校サッカー選手権大会」の5代目応援マネージャーにも選ばれ、事務所の大プッシュもあってスターへの階段を一気に駆け上った。

 ところが2015年、能年玲奈(現・のん)の独立騒動が発生すると、複数のメディアで「事務所は川島海荷をひいきして、のんを冷遇している」などと報じられ、騒動で能年への同情の声が強まったことに伴って、川島はイメージダウンするというトバッチリを受けることに。川島は2013年のNHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』のヒロインオーディションで落選したとされ、代わりに能年が主演に選ばれたという因縁もあり、何かと引き合いに出されるようになった。

 そうした影響もあって伸び悩んでいた川島は、女優業に専念するためとして2016年7月をもって9nineを卒業。ところが、同年10月に日本テレビ系の朝の情報番組『ZIP!』の総合司会に就任し、9nineのファンから不満の声が集まると同時に「方向性がブレている」とも指摘された。

 2017年には、既婚者である40代のTBS局員との「手つなぎ不倫」疑惑が噴出。「日テレの朝の顔」の不倫疑惑となれば大きなスキャンダルだが、なぜか各局のワイドショーで扱われず、疑惑を報じた週刊誌も深追いしなかったことで「事務所が動いたのでは」という疑念を生み、川島へのペナルティも一切なかったことで視聴者の不信感が高まった。結局、疑惑のイメージを払拭できないまま2019年に『ZIP!』を降板すると、以降はメディア露出が激減した。先述の能年玲奈独立騒動のとばっちりと不倫疑惑が本格ブレイクの妨げになった印象もある。

 常に「エース候補」として期待されながら、売り出し戦略の迷走に翻弄された感のある川島。今後はフリーとして活動していくという彼女は、来年3月に舞台出演や写真展の開催が決まっており、事務所スタッフが運営していた公式X(旧Twitter)も今後は自ら更新していくと告知しているが、どのような方向性で活動していくのか注目だ。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2023/12/22 15:00
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