旧ジャニーズのグッズ販売店がオープンも〝外注〟に任せた本当の理由
#ジャニーズ
旧ジャニーズ事務所のSMILE-UP.社は8日、公式HPで今後、所属タレントたちをマネジメントする新会社について、ファンから公募した社名が『STARTO ENTERTAINMENT(スタートエンターテインメント)』に決定し、新会社の最高経営責任者にコンサルティング会社『スピーディ』(東京都港区)の社長を務める福田淳氏が就任したことを発表した。
ようやく旧ジャニーズの新体制が発足した格好だが、それに先駆けSMILE-UP.の所属タレントの公式グッズを扱う実店舗が『×××××.POP UP STORE(ブランクドットポップアップストア)』として、東京・渋谷で今月15日から、名古屋、大阪、福岡で同8日から終了日未定でオープンすることが決定、オンラインストアも同8日午前10時より開始したという。
「旧ジャニーズで大きな収益を占めていたのは、コンサートの優先予約権が得られるファンクラブとグッズ販売で、これらなくしては巨額の収益を得て“帝国”を築くことはできなかった。抽選に外れコンサートのチケットが当たらなかったファンも、公演会場の特設グッズ販売に出向いて購入するのを楽しみにしていた。そうしたこともあり、グッズ販売の再開はファンが待ち望んでいたはず。オープンした店舗に行列ができたのはその証左、しばらくは入場に事前予約が必要なほどの以前と変わらぬ盛況ぶりとなっている」(芸能記者)
とはいえ、旧ジャニーズは9月13日に公式HPにて、今後1年間、所属タレントの広告出演と番組出演などで得た出演料についてはすべてタレント本人に支払い、芸能プロダクションとしての報酬を受け取らないことを表明。
さらに、SMILE-UP.は、今後、創業者の故ジャニー喜多川氏の性加害問題の被害者への補償などの対応に関する業務のみを行い、業務を終えた後は廃業することを表明している。にもかかわらず、グッズ販売をスタートさせたのだが……。
「すでに一部で報じられているが、旧ジャニーズの所属タレントの番組出演ギャラはかなり安い。それに対して、グッズはそれなりの売り上げが見込めるだけに、所属タレントからすれば、グッズの売り上げの分配を期待しているだろう」(音楽業界関係者)
ただ、所属タレントにそんな期待を抱かせないためか、なんと、グッズ販売は〝外注〟だという。
「グッズ販売を任されている会社は、ジャニーズと関係の深いソニー・ミュージックの取締役の1人が社長を務めている会社。同社による収益をかなりの割合で“上納”させていることは容易に想像できるが、いずれにせよ、SMILE-UP.自体に表立って収益がもたらされないように見せている。その理由は、グッズ販売の収益は賠償金などに回したくないので外注の形式にした……と見る関係者も少なくはない」(同)
旧ジャニーズの上層部はこの状況になっても、なんとしてでも収益を得ることにこだわっているのだろうか。
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