和牛ショックで考える「解散後に別形態で売れた」芸人たちの過去と今
#和牛
12日夜に突然発表された漫才コンビ・和牛の解散。『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)で3年連続準優勝、将来を約束された超実力派コンビの解散に、お笑い界のみならず芸能界全体に大きな衝撃が走っている。
解散の理由は、川西賢志郎、水田信二それぞれの名義でコメントが発表されているが、2人にしかわからない部分も大きいことは想像に難くない。
ともあれ、2人とも和牛解散後も吉本興業に在籍し、芸人活動を続けるのだという。
過去には、ある一定の期間コンビやトリオで活動し、実績を残してからの解散を経て別の形態で大きな成功を収めている例も少なくない。ここではそんな、一度売れて解散し、別の形態で売れた芸人を紹介しながら、2人の未来を占ってみたい。
寂しさを紛らすための妄想企画である。ご容赦願いたい。
コンビで成功後に解散し、2人ともがピン芸人として活躍している例としては、チュパチャップスが筆頭になりそうだ。1991年に「吉本印天然素材」としてデビューし、即ブレーク。アイドル的な人気を誇ったが、99年に解散している。
星田英利は「ほっしゃん。」として05年『R-1ぐらんぷり』(フジテレビ系)で優勝。宮川大輔は『人志松本のすべらない話』(同)で頭角を現し、『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)で国民的知名度を獲得している。2人での共演も多く、解散後に関係が改善した数少ない元コンビだ。
また、松竹芸能の女性コンビ、オセロも93年から13年まで20年間のコンビ活動を経て解散、中島知子にいろいろあったが、現在はそれぞれ活動の場を広げている。
そのほか、ジャリズムもギリこの枠に入りそうだ。インタビューマン山下も一時はピンでそれなりにテレビ出演していた。
ここまで書いて、「あれ?」と思ってしまった。一度コンビで売れて、解散して、その後も両方売れてる芸人って、意外に少なくないか?
アメデオ&チャップメンからエレファントジョン&鬼ヶ島はこの枠に入れていいのだろうか。YouTubeで128万人のフォロワーを集める元・雨上がり決死隊の宮迫博之は「売れた」に入れていいのか。
片方は作家で成功とかなら、けっこういくらでもいそうだけど、芸人としてはなかなか厳しいのか?
寂しさを紛らすために書き始めた原稿が、思わぬところに着地しそうだ。まずいことになった。
ともあれ、和牛の2人が才能にあふれ、努力を積み重ねる能力も備えていることは間違いない。それは、間違いないだろう。
明るい未来を祈りたい。
(文=新越谷ノリヲ)
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