『サツドウ』が10万部超え大ヒットで長期休載『喧嘩稼業』に注目が…
#サツドウ #喧嘩稼業
「ヤングマガジン」(講談社)で連載中の雪永ちっち原作、なだいにし作画の漫画『サツドウ』が人気だ。
本作は、平凡なサラリーマンになりたいと願う天才格闘家があらゆる敵をなぎ倒すバトル・エンタテインメント。今年1月に連載がスタートするや既刊3巻の単行本は全巻即重版となり、12月4日発売の「ヤンマガ」では10万部突破を大々的にうたい、記念の書き下ろしイラストも公開されている。
そんななか、ネット上では漫画ファンからあの作品に三下り半を突きつけるコメントが散見できるという。
「同じく2013年から『ヤンマガ』誌上で連載されていた木多康昭による漫画『喧嘩稼業』です。こちらは『最強の格闘技は何か!?』をテーマに“我こそが最強”と名乗りを上げた16人の格闘家によるトーナメントが大盛り上がりとなっていたものの、2019年から不定期連載になると、2020年2月から長期休載が続いています。さまざまな格闘技が扱われる『サツドウ』は『喧嘩稼業』と似ている部分もあり、実際に作中では『最強の格闘技は何か?』との台詞も飛び出し、確信犯的にイジっていました。ネット上では『もうサツドウあるから戻ってこなくていいよ』といった声も上がっています」(サブカルライター)
『喧嘩稼業』が連載再開されない理由としては、「アシスタントが逃げた」「編集者とのトラブル」「単なる遅筆」など諸説が飛び交っているが、現在まで「ヤンマガ」の目次では休載扱いとなっており、“打ち切り”というわけではなさそう。
「気になるのは、2015年7月に編集部から出た休載のお詫び文。ここでは『作者・木多康昭氏が作画作業中に足を骨折したため一時的に原稿作業ができない状態になってしまいました』とあったこと。見出しでは “木多先生”となっていたものの、原稿内では “木多氏”との表記で、リスペクトを感じさせるものではなかった」
ただ同年5月に同誌から出た発表によると、『木多先生には、体調を崩されている中で限界まで原稿作業を続けていただきましたが、やはり回復せず原稿は完成に至りませんでした』とあるのだが…。
「『喧嘩稼業』の最新刊も約3万部の売上となっており、『ヤンマガ』では『ザ・ファブル』『MFゴースト』『1日外出録ハンチョウ』に次ぐ準看板作品。単行本1巻分がすぐ出せるだけの未収録話があるため、編集部の悩ましいところはあるのかもしれません。しかし、『サツドウ』が3巻で10万部突破の“喧嘩稼業超え”を果たしたことで、心無いファンが暴走している可能性もあります」(前出・サブカルライター)
『サツドウ』の好調は喜ばしいが、“木多康昭先生”の回復を待つファンも多くいるはずだが…。
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