安倍なつみも5年10カ月ぶりに登場、25周年で豪華企画が続くハロプロに加護亜依がいない理由
#加護亜依 #安倍なつみ #ハロープロジェクト
ハロー!プロジェクトのアイドルグループ、モーニング娘。’23が11月28・29日、横浜アリーナで『モーニング娘。’23 コンサートツアー秋「Neverending Shine Show」』のファイナル公演を開催。1日目の公演では、安倍なつみ、矢口真里、辻希美ら卒業メンバー10人が登場、2日目のリーダー譜久村聖の卒業公演に華を添えた。
豪華なゲスト出演者のなかでも特に注目の的となったのが、1期メンバーの安倍なつみだ。2015年に俳優の山崎育三郎と結婚し、現在は3児の母でもある安倍。近年は目立った芸能活動をしておらず、今回は5年10カ月ぶりのパフォーマンスを披露となった。横アリ公演を現地で観覧したという音楽ライターはこう話す。
「現在の安倍さんは子育て中心で、今年は海外アニメの吹き替えの仕事をやったくらい。2023年はハロプロ25周年で、OGメンバーが登場する企画も多かったものの、これまで安倍さんは出てこなかったんです。でも今回の横アリ公演で満を持して登場し、現役時代と変わらないパフォーマンスを見せて、会場は大盛りあがりでした。5年以上ぶりとは思えない姿で、リハーサルにもしっかり時間をかけたであろうことが伝わってきました」
今年9月9・10日には、国立代々木競技場第一体育館で『Hello! Project 25th ANNIVERSARY CONCERT』と題して、ハロプロ25周年記念コンサートを開催。10日の公演には、数多くのOGメンバーが出演した。
「モーニング娘。のOGはもちろん、Berryz工房、℃-ute、アンジュルム、Juice=Juiceなど、いろいろなグループのOGが登場するお祭りでした。なかでも、矢口さんと辻さんと現役メンバーでミニモニ。が復活したり、保田圭さんと市井紗耶香さんと元Juice=Juiceの宮本佳林さんでプッチモニが復活したりと、貴重なコラボももりだくさんでした」(同)
今回復活したミニモニ。とプッチモニは、11月15日にテレビ東京系で放送された音楽番組『テレ東60祭!ミュージックフェスティバル2023 ~一生聞きたい!昭和・平成・令和ヒット曲100連発~』にも登場している。
しかし、ミニモニ。のオリジナルメンバーである加護亜依と、プッチモニのオリジナルメンバーである後藤真希は、25周年記念の企画のいずれにも登場していない。
加護については、今年8月に写真週刊誌「FLASH」(光文社)にて、暴力団員と韓国旅行をしていたと報じられている。この報道に対し加護は、韓国旅行に行った際にママ友と偶然出会い、そこで紹介されただけだったと説明。暴力団員とは知らなかったと全面否定している。しかし、この報道が今回の25周年記念イベントに参加しなかった要因ではないかともささやかれている。
「ハロプロは未成年のメンバーも多く、スキャンダルにはかなり敏感です。かつてのモーニング娘。は熱愛報道などもよくありましたが、近年はそういったものも滅多になく、スキャンダラスな形で話題にならないように気を使っているのは間違いないでしょう。そういう意味で、加護さんの出演が見送られたという可能性もありますが、だからといって“完全NG”でもないんですよ。9月の代々木の公演では、25年を振り返る映像があり、そこには当時の加護さんも映っていたし、ひき逃げ事件で引退した吉澤ひとみさんの映像も使われていました。単純に“スキャンダルがあったから出ない”というだけではないと思います」(同)
暴力団交際報道の影響はゼロではないかもしれないが、加護が今年のイベントに登場しなかった背景には、別の理由があったと言われている。レコード会社関係者は語る。
「今回の25周年企画に登場しているOGのほとんどが、アップフロントグループ所属、もしくは業務提携。つまり、現役時代から事務所を移籍していないメンバーたちです。事務所を離れたメンバーとしては、フリーとして活動している紺野あさ美さんと市井紗耶香さんが代々木のコンサートに参加しましたが、いずれもアップフロント絡みの仕事が多く、“半分アップフロントに所属している”ようなものです。これまでもOGが現役のハロプロのライブにゲスト出演する機会は何度かあって20周年のときは加護さんも後藤さんも出ていますが、1曲か2曲歌って終わり、というパターンが多かった。でも、今回の25周年企画では、OGと現役メンバーとのコラボが多く、それなりのリハーサルが必要なものだった。準備期間を確保するにはスケジュール調整をしなくてはならないわけですが、事務所を離れているOGについては、それが難しかったんでしょうね。パフォーマンスのクオリティを保つためには、アップフロント所属のOGをメインとして出すしかなかった。だから、スケジュールの融通が利く紺野さんと市井さんは出演できても、そうではない加護さんや後藤さんは見送られたのでは」
一方で、現在もアップフロント関連事務所と業務提携をしている藤本美貴は、今回の25周年企画には参加していない。
「藤本さんはバラエティー番組などで忙しく、リハーサルの時間が確保できなかった可能性は高い。ほかにも、里田まいさんや真野恵里菜さんなど、アップフロントに所属していながら25周年企画に登場しなかったハロプロOGもいますが、いずれも歌やダンスの仕事から離れているメンバーたちで、現役とのコラボをするには、ちょっと時間が足りなかったのかもしれません」(同)
25周年のメモリアルイヤーということで、ハロプロメンバーたちが年末の『NHK紅白歌合戦』に何らかの形で出場するのではないかとも噂もあったが、実際にはそういった動きはなさそうだ。というのも、ハロプロは2013年から毎年大みそかにカウントダウンコンサートを開催しており、スケジュールはそちらに取られている状況なのだ。
「2000年代前半まではモーニング娘。だけでなく、ハロプロメンバーが毎年数組紅白に出ていましたが、2000年代後半からAKB48グループや坂道シリーズが紅白における“女性アイドル枠”を確保するようになり、ハロプロの出番がなくなった。その後、ハロプロの各グループが日本武道館やアリーナでのコンサートを定期的に成功させるようになり、新しいファンも増えて活動の規模が広がっていますが、それでも紅白のオファーはないままです。言ってみれば、ハロプロはNHKに蔑ろにされているようなものであって、アップフロント側もNHKに媚びを売る必要もない。もはや紅白の力を借りなくても人気は確保できているし、カウコンを開いてファンサービスをするほうがメリットが大きいということなのでしょう」(同)
さまざまな事情があるなかで、25周年を盛り上げているハロー!プロジェクト。老舗アイドル集団の底力を感じるばかりだ。
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