ももクロが因縁の『紅白』に雪辱? 豪華出演者の『ももいろ歌合戦』が「本家より面白そう」と話題
#ももいろクローバーZ #NHK紅白歌合戦
ももいろクローバーZがホストを務める毎年恒例の年越し音楽イベント『第7回 ももいろ歌合戦』が大みそかに横浜アリーナで開催されることが決定し、出場者第1弾が5日に発表された。ネット上で「紅白より豪華で面白そう」といった声が相次ぎ、本家のNHK『紅白歌合戦』と並ぶほどの反響となっている。
『ももいろ歌合戦』は、ももクロメンバーを中心とした豪華アーティストらが「紅組」と「白組」に分かれ、歌の真剣勝負を繰り広げるカウントダウンイベント。今回は、当日の午後4時からABEMAにて「8時間ぶっ通し」で全編生中継される。
発表された出場者第1弾のうち、石井竜也、松平健、≠ME、のん、早見沙織、新内眞衣、FRUITS ZIPPER、増田惠子、ヤバイTシャツ屋さん、藤巻亮太らは初出場。さらに、とにかく明るい安村、ガチャピン・ムックらも初登場する。
そのほか、小林幸子、さだまさし、泉谷しげる、松崎しげる、水前寺清子ら大御所勢や、ももクロと縁の深い氣志團、西川貴教といったアーティスト、=LOVE、私立恵比寿中学、鈴木愛理、東京女子流らアイドル系、ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-(中王区 言の葉党)やウマ娘 プリティーダービーなどのゲーム・アニメ系までジャンルの垣根を超えた顔ぶれが集結。田中将大、笑福亭鶴瓶、大仁田厚、岡田将生ら、通常の音楽イベントではまず見ない出場者たちもいる。
これに対して、SNS上では「ももいろ紅白、下手すりゃNHK紅白より豪華で草」「本家より面白そう」「マツケンもいるじゃん!」「むしろこっちを地上波で流してほしい」といった驚きの声が続出。まだ第1弾発表の段階だが、同日に放送されるNHK『紅白歌合戦』に負けない出場者ラインアップだと話題になっているようだ。
『ももいろ歌合戦』の始まりは、ももクロが2015年に『紅白歌合戦』の選考で落選したことに端を発する。ももクロ側は「ももいろクローバーZは紅白歌合戦を卒業します」と公式ホームページで一方的に宣言し、事実上の『紅白』との決別を表明。さらに『紅白』に対抗するかのように、同年の大みそかに『ももいろカウントダウン ~ゆく桃くる桃~』と題する年越しコンサートを開催した。これが2017年の開催時に『ゆく桃くる桃~第1回 ももいろ歌合戦~』と改称され、現在の『ももいろ歌合戦』につながっている。
同イベントはタイトルをはじめとして『紅白歌合戦』を強く意識したもので、出場歌手は本家『紅白』への出演経験がある者が大半。当初は一部で「落選組の受け皿」と揶揄されたりもしたが、年々出場者や企画が豪華になり、ついに因縁の本家『紅白』と比べても負けないレベルと評されるようになったのだから、ある意味では落選の屈辱を晴らすような展開で、関係者やファンは感慨深いだろう。特にネット人気は絶大で、ここ数年はTwitter(現X)で「#ももいろ歌合戦」が世界トレンド1位になっている。
すでに本家に勝っていると指摘されている点もあり、『紅白』は持ち時間の都合で曲がショートバージョンになったり、ヒット曲メドレーになったりすることが多々あるが、『ももいろ歌合戦』は基本的に全曲フル尺の生歌が鉄則。歌の真剣勝負という意味では「ももいろ歌合戦のほうが上」という意見がある。
さらに、今年の『紅白』は「ボーダレス-超えてつながる大みそか-」がテーマであるにもかかわらず、男女で紅白に分かれる対決形式を続けることに「まったくボーダレスじゃない」とのツッコミが相次いだが、『ももいろ歌合戦』は男女混合で組分けしており、本家よりも多様性の時代に適応しているともいえる。また、過去には大仁田が「電流爆破デスマッチ」を実施するなど、本家以上に企画もバラエティに富んでいる。
本家『紅白』は、「クイーン+アダム・ランバート」名義で伝説のロックバンド・クイーンが特別企画で出場することなどが話題になっているが、全体的には人選のインパクト不足が否めない。『ももくろ歌合戦』がネット上の支持の高さを背景に、本家『紅白』を打ち負かすことができるのか注目だ。
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