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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > みやぞん「イッテQ出演継続」報道…手越祐也と大きな差

みやぞん、円満独立で「イッテQ出演継続」報道…退所で番組から消えた手越祐也と大きな差

X「みやぞん(@anzenmiyazon)」

 お笑いコンビ「ANZEN漫才」のみやぞんが5日、年内で所属事務所「浅井企画」を退所し、以降はフリーとして活動すると発表された。来年3月いっぱいでコンビも解散するという。準レギュラー出演している人気バラエティ『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)への出演は、退所後も継続の方向で調整が進んでいると複数のメディアで伝えられ、事務所退所と同時に番組から消えた手越祐也との差がくっきりと浮かび上がった。

 みやぞんの退所は浅井企画の公式サイトで発表され、同事務所は「みやぞん本人より『会社を離れて自分の力で色んなことにチャレンジしていきたい』との申し出があり、本人との話し合いを重ねた結果、みやぞんはフリーで活動していくこととなりました」と経緯を説明。続けて「みやぞん退所に伴い、今後の個人およびコンビでの活動について話し合いを重ねた結果、ANZEN漫才は解散することとなりました」「あらぽんは引き続き弊社に所属し、タレント活動を続けてまいります。弊社としましては、新たな目標に向かって前進するみやぞんとあらぽんのさらなる飛躍を願い、活動を応援していく所存です」とし、みやぞんへエールを送っている。

 芸能界においては、事務所退所に伴って、出演していた番組を降板することが多い。「事務所の力で得た仕事は退所したら手放すべき」という不文律があるためで、最近は円満独立であれば継続する場合もあるが、降板となるケースが目立つのが実情だ。

 みやぞんに関しては、ブレイクのきっかけとなった『世界の果てまでイッテQ!』を降板するとなれば残念がるファンが多そうだが、どうやら出演継続の可能性が高いようで、6日付の「週刊女性PRIME」(主婦と生活社)は「現時点で(イッテQの)今後について変更はありません」とする局関係者の証言を掲載。別のメディアでも「出演し続ける方向で各方面が調整している」と報じられており、その理由として「スタッフから愛されている人柄」がテレビ局上層部に認められたことや、これまでの功績を評価した事務所の後押しがあったとされている。

 みやぞんは自身のX(旧Twitter)で、退所について「浅井企画の皆さんへは感謝の気持ちでいっぱいです!幼馴染みのあらぽんとはこれからも親友です!ファンの皆さん、これからもあらぽんと僕を応援よろしくお願いいたします!」と報告。この文面からも「完全円満退所」であることがうかがえ、それが異例の「イッテQ出演継続」で調整が進められる状況につながった可能性がありそうだ。

 これを受けて、ネット上では手越祐也のケースと比較する声が相次いだ。手越は2007年の番組初期から『イッテQ』にレギュラー出演し、アイドルらしからぬ身体を張った過酷ロケに挑戦する姿が視聴者に好評だったが、2020年に旧ジャニーズ事務所から独立したことに伴って降板となった。

 手越の同番組への思い入れは強く、今年3月にインタビューで「番組に恩返しをしたいので『イッテQ』ならギャラ0円で出ます」などと番組復帰を熱望。『イッテQ』で共演していた宮川大輔とYouTubeでコラボしない理由についても「大輔さんと次にもし一緒に番組をやるときは『イッテQ』と決めているので」と説明し、現在も『イッテQ』ファミリーのグループLINEに入っているとも明かした。しかし、現在に至るまで手越が番組復帰できそうな気配はなく、「ギャラ0円で出る」発言への日テレからの反応もない。

 手越についても、みやぞんと同じくスタッフから愛されていたとの声が業界内で多くあり、共演者との絆も強かった。みやぞんとの大きな違いは「円満退所でなかった」ということで、当時はテレビ局が旧ジャニーズ事務所に過剰な「忖度」をしていた時期でもあり、降板は不可避だったのだろう。また、忖度抜きにしても事務所から飛び出すような格好になったことで「業界の仁義に反した」という印象が強まり、先述した手越のラブコールが日テレにスルーされる要因の一つになったともみられる。

 退所と同時に地上波テレビから消えてしまった手越に対し、みやぞんは退所後も『イッテQ』をはじめとした番組で活躍を続けそうで、同じ独立でも大きな差が生まれてしまったようだ。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2023/12/07 15:00
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