トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > エンタメ > お笑い  > 番組出演本数 東京ホテイソンの大躍進

川島明、番組出演本数ランキングで念願の1位獲得! 光る東京ホテイソンの大躍進

 6日、麒麟・川島明が今年の「テレビ番組出演本数ランキング」(ニホンモニター調べ/関東地区)で1位を獲得。MCをつとめる朝の帯番組『ラヴィット!』(TBS系)で喜びの報告を行った。

 昨年、1位を目指すと公言していながら、バナナマン・設楽修に次ぐ2位という結果に涙をのんだ川島は、満足気にくす玉割りを披露。スタッフとともに記念撮影を行うなど、終始上機嫌だった。

 川島の出演本数は、昨年より50本多い586本。この要因を自身は「『夜明けのラヴィット!』(同)のおかげですよ」と分析している。『夜明けのラヴィット!』は毎週土曜の早朝に放送されている『ラヴィット!』の総集編で、川島自身の稼働を増やさずに露出を50本増やすという省エネぶりだった。

 2位には、今年1月から昼の帯番組『ぽかぽか』(フジテレビ系)に出演しているハライチ・澤部佑がランクイン。その出演本数は581本と、川島とは5本差だが、澤部の出演番組には『ラヴィット!』のような頻度で総集編が放送される番組は存在せず、実際には川島より多くの稼働があったことになる。澤部自身も6日の『ぽかぽか』で、「今年は1位を狙ってたんですけどね」と悔しさを滲ませた。

 3位はバナナマン・設楽統。こちらも朝の帯番組『ノンストップ!』(フジテレビ系)を担当しており、合計576本の番組に出演。トップの3人が10本以内の差にひしめくという大接戦だった。設楽は2021年、22年に続く3連覇を逃した形だが、出演本数自体は昨年の548本から増加しており、その勢いが衰えたわけではなさそうだ。

■上位20人に女性タレントはゼロ

 この日、発表された上位20人の中に、今年は女性が1人も含まれなかった。

 昨年は14位にフリーアナウンサーの新井恵理那(404番組)、15位に3時のヒロイン・福田麻貴(399番組)、20位にみちょぱこと池田美優(390番組)がランクインしていたが、長年ランキング常連だった新井は今年、産休で大きく露出を減らしている。

 また、19年に4位、20年に6位に入っていたハリセンボン・近藤春奈と21年に7位に飛び込んで大ブレークを果たしたフワちゃんも、昨年に続いてランク外となった。

■次世代トップ候補の20代芸人

 40代のお笑い芸人が大半を占めるランキングの中で、ひときわ異彩を放っているのが、8位にたける(464本)、12位にショーゴ(446本)がランクインしている東京ホテイソンだ。

 たけるは現在28歳、ショーゴは29歳と、トップ20の中で唯一の20代となっており、出演本数だけで比較すれば世代のトップを独走している状態だ。

 東京ホテイソンは20年の『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)決勝進出を経て翌年から露出を増やし、22年にはニホンモニター調べの「ブレイクタレントランキング」で3位に入るなど大ブレーク。霜降り明星を中心にお笑い界を盛り上げた「第7世代ブーム」の時期には影の薄い存在だったが、一つひとつのバラエティ出演で着実に評価を得てきた結果といえるだろう。所属事務所のグレープカンパニーには、いまや国民的な人気を誇るサンドウィッチマンが在籍しており、いい手本になっているようだ。

 * * *

 こうした出演本数ランキングは、確かなタレント人気のバロメーターと言える反面、帯MC以外は“傭兵”といわれるゲスト出演の多いタレントがランクインする傾向が強い。ランキングから外れていくのは、単純にゲスト需要の減った者か、安定した地位を築いて仕事量をセーブしていく者のどちらかしかない。

 東京ホテイソンの、明日はどっちだ。

(文=新越谷ノリヲ)

新越谷ノリヲ(ライター)

東武伊勢崎線新越谷駅周辺をこよなく愛する中年ライター。お笑い、ドラマ、ボクシングなど。現在は23区内在住。

n.shinkoshigaya@gmail.com

最終更新:2023/12/06 19:00
ページ上部へ戻る

配給映画