『まつもtoなかい』で8年ぶりTV共演 ビートたけしと松本人志の“初対面”を振り返る
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3日放送予定の『まつもtoなかい』(フジテレビ系)にビートたけしと、EXILEのHIROがゲスト出演することが発表された。
現在、最新作『首』が公開されているたけしは76歳、ダウンタウン・松本人志とのテレビ共演は実に8年ぶりになるという。
2人の初対面は今から25年前の1998年、たけしが51歳、松本はまだ35歳だった。新潮社から発売された「コマネチ!ビートたけし全記録」という雑誌の対談で、2人は顔を合わせている。
「天才とバカの間」というタイトルのその対談では、互いに人見知りであることに共感したり、たけしがダウンタウンとツービートやB&Bの漫才を比較して分析し、「進化だと思う」と評価するなど、濃密な対談となっている。
この対談について、後に松本はラジオ『放送室』で振り返っている。
「あのときは俺、あの人が本(雑誌「コマネチ!」)を出すから、俺はゲスト的な感じで言ってるから、あの人ものすごい気を使いはんのよ」
当時、別のラジオ番組でビートたけし、浅草キッドとともに出演していた新潮社の編集担当が明かしたところによると、この対談はスケジュール調整に難航し、対談当日まで松本が姿を現すかどうか不安視されるような状況だったという。
「どんな感じやろなぁと思ってんけど、パッと立って挨拶されたから、そんな感じなんや……って」
「すごいシャイなんやろ?」とラジオで共演している放送作家の高須光聖が水を向けると、
「ほとんど目ぇ見いひんかった、まあ俺もやけど」
と明かしている。
「対談って言っても、ウソやんか。だいたい(聞き手と)3人でやるやんか。でも三角形にはなってないよね。もう『V』やんね。その人を介して、ほとんど通訳みたいなもんやね。それが本になったらな、『最近どうなの?』みたいなことになってることが往々にしてあるやんか。あれ自分で見ててケツかゆいなーと思うよな」
「初対面で、テレビでもないところで、きついことっていうのは、まあ言わんよな」
一方のたけしも、前出のラジオで松本の印象について、こう語っている。
「やっぱり子どものときは自閉症じゃねえか? こもってたんじゃねえか?」
たけしはその言葉に続いて、ダウンタウンの漫才についても分析を披露している。
「我々は一方的にバンバン押したネタだろ? 松本のネタの作り方は押された後の切り返しと、その後にジクジク内面に入っていくようなネタだろ。だからドッカンドッカンいかないけど、クスクスクスクス笑ってるって感じだよな。だから陰陽っていうか、責めたら引かれるような感じじゃない?」
当時のたけしは、映画『HANA-BI』が第54回ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受けた直後、一方の松本は伝説となっているVHSパッケージ『HITOSI MATUMOTO VISUALBUM』を発表していた時期だ。
互いにクリエイターとして脂の乗り切ったタイミングでの初対面は、2人とも「照れてまともにしゃべれなかった」という印象だったようだ。
その後、『情報7days ニュースキャスター』(TBS系)や『ワイドナショー』(フジテレビ系)でも共演しているたけしと松本だが、今回の8年ぶりの対談では、どんな話を聞かせてくれるだろうか。
(文=新越谷ノリヲ)
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