蛙亭の真骨頂、EXITのパワーバランス、Aマッソの選手権【週末お笑い雑話】
#EXIT #Aマッソ #蛙亭 #週末お笑い雑話
今週あったお笑い界隈の話題をピックアップ! ライター・新越谷ノリヲと担当編集Sが勝手にしゃべります。お聞き流しのほどを~。
■蛙亭の真骨頂
編集S 今週は『くりぃむナンタラ』からでいいですか? 相方ドッキリ「ハプニングコント」すごかったですね。
新越谷 すごかった、先週のビスブラとオダウエダもよかったけど、今週の2組はたまらなかったですね。
編集S コンビの片方がコント中に有田の指示でアドリブを仕掛ける。客前なので、もう片方も下りられないという。蛙亭・イワクラと空気階段・かたまりが仕掛け人でした。
新越谷 蛙亭のほうはもう、本ネタとなんら変わらない出来でしたもんね。もともと「牛丼屋」ってイワクラが中野にアドリブ言わせてネタにしたという経緯があったと思うんですけど、中野の対応力たるや。
編集S 設定にもハマってましたよね。
新越谷 もともとイワクラがドン引きするネタでしたけど、ケツ蹴る展開も、それはそれで自然に見えてしまった。ライブなんかでは、けっこうやってるんでしょうね、無茶振り。
編集S 空気階段のほうも、もぐらがリードする展開になって面白かったです。
新越谷 もぐらのほうで展開を作ってっちゃうのはすごいですね。どうなってもなんとかできるという自信がある。蛙亭と空気階段って、どっちもネタ書いてない方の演技に比重が乗ってるから、この企画にはうってつけですよね。中野ともぐらの良さも出たし、また仕事増えるんじゃない? って思えるくらいでした。
■EXITのパワーバランス
編集S 『あちこちオードリー』にEXIT。やっぱり華ありますね。
新越谷 兼近がテレビを減らしてるという話でしたね。あとパワーバランスの逆転。もう兼近がずっとりんたろー。をイジってる。この感じはいいですね。
編集S そうですね。りんたろー。は年齢重ねてかわいくなってきてる。やっぱりおじさんはかわいげですもんね。
新越谷 りんたろー。受け身取れてるし、5年で立ち位置替えながらコンビとしてのキャラクターを守ってるのは大したもんだと思いますよ。確かに、兼近の露出が減ってるのに、片方が出てればEXITが出てるイメージが守れるというのも、このコンビだと成り立ちますよね。例えばオードリーだと、やっぱりそうはいかない。
編集S そう考えると、“じゃない方”だけがテレビに出てるという特殊な例になってるわけだ。
新越谷 そうなんですよ。露出の多いほうが“じゃない方”って、どういうことなんだって思うけど、そういうことなんですよね。
編集S で、ギャラは兼近のほうが高い。
新越谷 若林の「りんたろー。は次鋒の仕事、兼近は大将の仕事」って例えは秀逸でしたね。確かにりんたろー。のピン仕事は次鋒っぽい。
編集S 例えば何かあります?
新越谷 それこそ次回の『くりぃむナンタラ』が「ミニスカート陸上2023冬」、りんたろー。のピン稼働です。
編集S 次鋒っぽい……。
■Aマッソの選手権
編集S AマッソのYouTube無名トリオフックアップ企画「選手権」、もう第10回だそうです。
新越谷 この企画、若手にちゃんと時間与えてネタ考えさせるから、毎回ちゃんと面白いんですよね。ようするに部屋大喜利なんだけど、それぞれトリオの個性も出るし、キャラクターもわかるし、すごく後輩に優しい企画だと思う。
編集S たしかに。今回は学生の「破壊ありがとう」という3人組。知ってました?
新越谷 いやー知らなかったです。でも、見終わったら3人の名前と、なんとなくの顔と、あと机という人の有能さを覚えちゃった。
編集S Aマッソってよく、YouTubeのゲストは売れてる人を呼ばないって言ってますよね。それで数字稼いでると思われるのがシャクだとかで。
新越谷 よく言ってます。で、売れてないうちに出しといてアゲマンになりたいと。古くはフワちゃんのメディア初登場がAマッソの「ゲラニチョビ」ですし、「面接官加納」にはかなり早い時期のティモンディも出てた。あと、アンガールズ田中の講師キャラみたいなのもここ発端ですよね。
編集S 加納さんって出力高いですよね。
新越谷 なんでもやりたいんでしょうね。エッセイもちくまのやつずっと読んでますけど、すごくいいです。人の感情を解体したいという欲求が見えて、生々しいのにかわいい。
編集S ようやく売れましたもんね。
新越谷 ほんとですねえ。やっぱ売れるんですよね。面白い人は。
(文=新越谷ノリヲ)
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事