Toshl、HEATHさんお別れ会「不在」でYOSHIKIとの不仲説再燃…X JAPANの再始動に暗雲
#YOSHIKI #Toshl #X JAPAN
10月下旬に大腸がんで55歳の若さで亡くなったX JAPANのベーシスト・HEATHさんのお別れ会が今月28日に開催されたが、YOSHIKIらメンバーたちが参加した一方、ボーカルのToshlだけが不在だったことで「不仲説」が再燃。HEATHさんの願いでもあった、バンドの再始動を期待するファンたちの間で物議を醸している。
お別れ会はYOSHIKIが発起人となり、PATAやSUGIZOといったメンバーや大勢のバンド仲間らが参列。あいさつに立ったYOSHIKIは、遺族から「いつかメモリアルコンサートをやっていただきたい」という言葉を預かったと明かし、HEATHさんの遺影の前で名曲「ENDLESS RAIN」をピアノ演奏した。
1998年にX JAPANのギタリスト・hideさんが亡くなった時は、葬儀でYOSHIKIが「Forever Love」をピアノ演奏し、その傍らでToshl(当時はTOSHI)が魂の歌声を響かせた。しかし、今回のHEATHさんのお別れ会にToshlの姿はなく、YOSHIKIのピアノだけが鳴り響いていた。
何かしら参列できない事情があるのかと思われたが、Toshlはお別れ会の当日に自身のブログを音声形式で更新。「今歌いたい歌、聴いてください」と切り出し、HEATHさんを失った心境と重なるような自身のソロシングル曲「さようなら」(1998年発売)をピアノ演奏と共に熱唱した。翌29日には、heathさんのソロシングル曲「迷宮のラヴァーズ」(1996年発売)を歌う音声をアップしており、heathさんへの想いの強さをうかがわせた。そうなると、なぜお別れ会に不参加だったのかという疑問がどうしても湧いてくる。
その原因としてファンやメディアの間で指摘されているのが、2018年にバンドが活動休止になったころからささやかれているToshlとYOSHIKIの不仲説だ。バンドの絶対的なリーダーとして君臨するYOSHIKIとToshlの方向性にズレが生じ、一部では出演料をめぐる金銭トラブルが起きたとも報じられた。実際に根深い確執をうかがわせる出来事もあり、昨年12月に放送された『プロフェッショナル 仕事の流儀「YOSHIKIスペシャル」』(NHK総合)では、局側がX JAPANの映像を使おうとしたところToshIが拒否し、番組内ではToshIの映像がいっさい流れなかった。また、2020年にはToshIがInstagramからX JAPAN関連の投稿をすべて削除したこともあった。
さらにファンを騒然とさせたのが、今年1月に「Toshl×もーりー」名義で発表された自作曲「叫 SAKEBE」の歌詞だ。「深紅に染まった」「Rusty」「Anything」といったX JAPANを想起させるワードが散りばめられると共に、「嘘泣き野郎 溺れるナルシスト」「見栄で彩る 劣等感」「虚言 狂言 イイ加減」と何らかの対象を痛烈に批判する内容になっており、最後には「俺の叫び おまえの 五臓六腑に 響けよ」と訴えている。
これについて、ネット上のファンから「完全にYOSHIKIにケンカ売ってる」「YOSHIKIへのメッセージにしか聞こえない」「X JAPANへの決別の歌なのでは」といった声が噴出。一部報道では、歌詞の原案の段階では「遅延 永遠 モウ 絶縁」という一節があり、もっと直接的だったとも報じられた。Toshlはネット番組で「特定の人物にあてたものではない」と説明したが、YOSHIKIが発起人となったHEATHさんのお別れ会に姿を見せなかったことも合わせて考えると深読みしたくなる。
大事な仲間のお別れ会ですら顔を合わせられないくらいとなると、2人の関係は修復不可能なレベルになっているのではないかと危惧される。バンドの再始動を願っていたHEATHさんの想いに応え、YOSHIKIとToshlがメモリアルコンサートで同じステージに立つ日は来るのだろうか。
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