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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 西野カナ、ベスト盤発売は「しばらく復帰なし」のサイン?

西野カナ、15周年ベスト盤発売で活動再開に期待も…業界で「当面復帰なし」の見方が強いワケ

YouTube「西野カナ Official YouTube Channel(@kananishinoSMEJ)」

 2019年2月から無期限で活動を休止している歌手の西野カナが27日、来年2月14日にデビュー15周年を記念したベストアルバムとミュージックビデオコレクションをリリースすると発表した。5年近くも表舞台から離れているにもかかわらず、SNS上ではファンがお祭り騒ぎとなり、時代を象徴する歌姫としての根強い支持の高さが浮き彫りになっている。

 西野は27日付の自身のX(旧Twitter)に直筆メッセージを掲載。「活動休止中ではありますが、今年でデビュー15周年を迎えました。応援してくださる皆さん、本当にありがとうございます。このたび15周年の記念に、皆さんとの思い出がたくさん詰まった楽曲たちを、『ALL TIME BEST』と『MV Collection』としてリリースすることになりました」などとつづり、異例となる活動休止中の新作リリースを発表した。

 ベストアルバム『ALL TIME BEST ~Love Collection 15th Anniversary~』は、全シングル35曲とリード曲を収録するオールタイムベスト。アルバム・カップリング135曲の中から上位10曲を選出するファン投票盤も収められ、4枚組・全51曲という大ボリュームの完全決定盤になる。映像作品『MV Collection ~ALL TIME BEST 15th Anniversary~』は全43曲のMVのほか、撮影の裏側を収めたメイキング映像ダイジェストや全シングル曲のCMも収録される。

 これに対して、ネット上では「アラサーの直撃世代だからカナやんの直筆メッセージうれしすぎる!」「当時は西野カナ派と加藤ミリヤ派があって、そのころの恋愛とか思い出しちゃうなー」「直筆メッセージだけで泣けてきた……活動休止中なのに新作リリースありがとう!」などと歓喜の声が続出。同日にXで「西野カナ」がトレンドワード入りし、Googleの検索トレンドでも1位になるなど大きな反響が巻き起こった。

 西野は2008年にメジャーデビューし、2010年に有名な「会いたくて震える」の歌詞で知られる「会いたくて 会いたくて」が大ヒットしたことで人気歌手に。等身大の女性の恋愛観を歌った「あなたの好きなところ」「Darling」「トリセツ」などの楽曲で同世代女子から熱烈に支持され、カリスマ歌姫となった。

 しかし、2019年2月から無期限の活動休止となり、同年3月に元マネージャーの一般男性との結婚を発表。今年8月に第1子の出産を公表し、この時に発表したコメントで「慣れないことばかりで戸惑いながらも、充実した日々を過ごしております。皆様にお会いできる日を楽しみに頑張りたいと思います。温かく見守っていただけると嬉しいです」と復帰に言及していた。

 今回の新作リリースによって、ファンの復帰への期待がさらに高まりそうだ。だが、業界内では「当面復帰はないのでは」との見方が強まっているという。その根拠としては、活動休止中の異例の新作リリースが挙げられているようだ。

 基本的にベスト盤はレコード会社の都合で発売されることが多く、業界内では「今年の年末か来年の頭くらいから復帰予定だったが、出産で難しくなったので、見込んでいた売上をベスト盤で“補填”するのでは」と指摘されているようだ。実際、西野は2013年と2018年にそれぞれ2枚、計4枚のベスト盤を発売(シングル表題曲以外を対象にしたベスト盤を含めると6枚)しており、新曲を出したわけでもないのに新たなベスト版をリリースすることに疑問を持つファンもいる。

 しかし、今でもこれだけ熱烈なファンがたくさんいるとなれば、仮にしばらく復帰が難しくともカリスマ性が衰えることはないだろう。子育てなどの私生活とのバランスをとった上で、いずれ歌姫が再びステージに戻ってきてくれることを期待したい。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2023/11/28 18:00
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