近藤真彦と田原俊彦、一連の報道で明暗を分けた“コメント”と“言い分”
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マッチこと歌手の近藤真彦が11月12日、全国ツアーの京都公演を行い、開演前に取材に応じた。そこで古巣の旧ジャニーズ事務所の一連の問題に言及したことを各スポーツ紙が報じている。
近藤といえば「週刊文春」(文藝春秋)で不倫をスクープされ、活動を自粛していた2021年4月末をもって44年所属していた旧ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)を退所。そして今年5月19日、翌20日から大分県日田市で開催される『全日本スーパーフォーミュラ選手権』のPRのために同県の県庁を表敬訪問し、報道陣の取材に答え、旧ジャニーズの創業者の故ジャニー喜多川氏の性加害問題に言及したこともある。
これは同14日に公開された旧ジャニーズの藤島ジュリー景子前社長の謝罪の動画を念頭に置いたものとみられるが、「本当に言いにくいんですけど、ウソは駄目だなって。こうなったら正直に全てをしっかり話さないと世の中の人は許さないと思う」、「じゃないと、納得しない人が多いと思う」などと苦言を呈していた。
その後、9月に神奈川県警大磯警察署の一日署長を務めた際、コメントを求められたが「今のところはお話しできません」とだけ答えていたのだが……。
「11月の京都公演は、わざわざ各スポーツ紙の記者を呼び込んでいたようで、『いよいよマッチも旧ジャニーズの問題をバッサリ斬ることになるか』と思われていた。だが、各スポーツ紙の記事を読んで拍子抜けしてしまった」(ワイドショースタッフ)
各紙によると、近藤はジャニーズの名前がなくなったことを「寂しい」としつつ、SMILE-UP.社が補償を終えた段階で廃業することについては「大きな組織がなくなることは寂しくない」と断言。その理由を「タレントもスタッフも含めて、一生懸命仕事してる人ばかり。才能もあってどこにいても仕事ができる」と口にしたというものだ。
しかし、後輩だった東山紀之が新社長に就任したことについては、この日も「お話しする時期が来たら」と語らず。副社長に就任した井ノ原快彦、新会社TOBEを設立した滝沢秀明氏の名前を口にし、「東山ないし、滝沢ないし、井ノ原ないし、かけるコメントが見つからない」としながらも「後輩たちみんなには何が何でも頑張ってほしいという気持ちはある」とエールを送ったという。
「芸能メディアはマッチのコメントを期待していましたが、ここまで引っ張っておきながらまたまたはぐらかした格好です。5月に旧ジャニーズ問題に言及した際、これまで同事務所に所属していた頃は散々厚遇を受けておきながら、活動自粛期間に自分の都合で退所したことに対して批判が殺到。これにより旧ジャニーズに関する言及は相当慎重になっているのでしょう」(芸能記者)
そんな近藤だが、来年3月23日と同31日に東京・日比谷野外音楽堂でかつての『たのきんトリオ』のメンバーだった盟友・ギタリストの野村義男とライブを行うことを発表。2人は共に活動を行っているが、もうひとりのメンバーである田原俊彦と一緒にステージに立つ日はなさそうだという。
「田原は旧ジャニーズ問題について『言わないよ』との一言で、いさぎがよかった。自身がジャニーズを退所後、マッチが旧ジャニーズに厚遇を受け続けている間、ジャニーズの圧力によりテレビから干された時期もあったが、地道に音楽活動を続け、ファンの期待に応えている。これまで2人は犬猿の仲だという報道もあったが、実はそうではなくすでに独り立ちした田原にとってマッチと同じステージに立ってもメリットがない、というだけ」(音楽業界関係者)
近藤真彦と田原俊彦、かつては同じグループだった2人だが、退所後は別々の道を歩くことになりそうだ。
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