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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 羽生結弦の離婚、お相手の実名公表した地方紙が炎上

羽生結弦の電撃離婚、お相手の実名公表した地方紙が炎上…担当者が「男なら最後まで守り抜け」と反論で火に油

羽生結弦(写真/Getty Imagesより)

 8月に電撃結婚したばかりのプロフィギュアスケーターの羽生結弦が17日深夜に離婚の意思を発表し、その原因が結婚相手に関する過熱報道をきっかけとした「誹謗中傷、ストーカー行為、許可のない取材」などであると明かしたことでファンが騒然となっている。最初にお相手の実名を公表したローカル紙「日刊新周南」のSNSアカウントが炎上するなど、さまざまな余波が生まれているようだ。

 羽生は結婚発表時にお相手の一切の素性を伏せていたが、ほどなくお相手に関する多くの情報がメディアなどで飛び交い、実名まで公表されたことで報道合戦が過熱。お相手は家から一歩も出られない状況になり、親族などにも中傷やストーカー行為、アポなし取材などがあったという。羽生は「私たちは、共に思い悩みながらも、このような事態から、互いをなんとか守っていけるように努めてきました。しかし、私が未熟であるがゆえに、現状のままお相手と私自身を守り続けることは極めて難しく、耐え難いものでした」と胸の内を明かし、離婚を決断したことを表明した。

 過熱報道のきっかけとなったのは、9月に山口県の周南市や光市などを中心に発行されているローカル紙「日刊新周南」がお相手の実名を公表したことだった。お相手の地元である光市で「羽生さんのお嫁さんが〇〇ちゃんだなんてすごい」などと話題になっていたといい、同紙はウェブ版の有料記事と誌面の1面で写真入りで実名を報道。同誌の担当者は一部メディアの取材に「発表の時点で、結婚相手が〇〇さんであることは地元の人々は知っていましたよ」「複数の人に話を聞いて、真実であると判断できたので報道しました」などと経緯を説明していた。

 これを機にお相手の素性を詳しく報じるメディアが続出。「実家は600坪」「かつてはお手伝いさんが5~6人いた」「安倍晋三元首相ともパイプがある」といったセレブエピソードなどが伝えられ、姿を見せない本人の代わりに親族へ直撃するメディアも現れた。過熱報道に加えて一部のファンの暴走もあり、羽生は離婚を決断するに至ったようだ。

 そうした経緯があったことで、ネット上では過熱報道のきっかけとなった「日刊新周南」を批判する声が噴出。同紙のX公式アカウントに「一般人である奥さんの素性をバラして記事にして、幸せを踏みにじって、そんな事が許されるんですか」「実名報道なさったことを羽生結弦さんと奥様に謝罪された方が良いと思います」「ご本人達の意思を無視して報じたのは倫理的に問題」などといった非難のコメントが殺到し、炎上状態になっている。

 羽生の結婚相手については、少なくない週刊誌メディアが当初から素性をつかんでいたのだが、本人たちが公表を望んでいなかったためにお相手の名前を伏せた報道になっていた。最初に実名を公表すればファンや世間からバッシングを浴びる恐れがあるため、どこが先に報じるのかと各メディアは様子見となり、それがある意味で「防波堤」になっていたのだ。そんな中で「日刊新周南」が実名をスッパ抜き、堰を切ったかのように後追い報道が続出した。

 「もう実名は公表されたのだから報道しても問題ない」「後追いなので批判の対象になりにくい」という心理が働き、多くの週刊誌などがこぞってお相手のプライバシーを詮索。実際に羽生が「結婚生活を維持できない」と思うような状況になったのは後発のメディアが主な原因だろうが、そのきっかけをつくったのが「日刊新周南」の記事だったことは疑いようがなく、ファンの批判の矛先が向いたようだ。

 また、同紙の担当者は20日付の「現代ビジネス」(講談社)の取材に対し、「ご本人は有名アスリート。しかも奥さんも芸能人(※実際は事実上の引退状態)です。にもかかわらず、プライベートが、プライバシーが、とメディアを批難する。羽生さんは少し前に写真集を盛んに宣伝していましたが、都合のいいときだけメディアを使い、都合が悪ければメディアのせいにする。これはいかがなものか」「我々からすれば地元の子が泣かされた。最後まで〇〇ちゃんを守ってくれよ。男なら最後まで守り抜けよ。それが素直な気持ちです」「よくもまぁこれだけ女性をバカにしたことができるなと思います。ひとりの人間を不幸にしたことに対する感覚が薄すぎるのではないか」などと反論しており、これも炎上を加速させる原因となっている。

 いずれにしても、日本の宝ともいえるスーパースターの電撃離婚をめぐって今後も波紋が広がっていきそうだ。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2023/11/20 15:00
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