バラエティー界を席巻する「芸人の妻」勢力図 藤本美貴が女王として君臨、最も勢いがあるのは近藤千尋
#近藤千尋 #太田博久
近頃、バラエティー番組や情報番組において、存在感を発揮しているのが“芸人の妻タレント”たちだ。なかでも番組出演数が飛躍的に伸びているのが、ジャングルポケット太田博久の妻・近藤千尋である。
現在近藤はTBS系バラエティー番組『ラヴィット!』金曜日に太田とともにレギュラー出演しているほか、メ~テレの情報番組『ドデスカ!+』で金曜コメンテーターを務める。さらに『呼び出し先生タナカ』(フジテレビ系)、『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系)、『オールスター感謝祭23秋』(TBS系)など、多数の番組にゲスト出演している。
「近藤さんは、おとぼけな部分もありつつお笑い的な動きもできるし、主婦的視線で視聴者に寄り添うコメントもできる。いわゆる“ママタレ”として広く支持されています。太田さんと一緒に知名度もどんどん高まっていますし、ますます順調でしょう」(制作会社スタッフ)
“芸人の妻”界隈で今最も勢いがあるのが近藤だとしたら、女王として君臨しているのが、品川庄司・庄司智春の妻である藤本美貴だ。
「元アイドルというキャリアを抜きにしても、その高いトークスキルで人気となっているのが藤本さん。自身のYouTubeでの悩み相談企画では、歯に衣着せぬ回答をズバズバと繰り出し、こちらもまた支持率が高まっています。夫である庄司さんとの仲がいい様子も好感度に繋がっています」(同)
そのほかにも、さまぁ~ず大竹一樹の妻・中村仁美、2丁拳銃・川谷修士の妻である野々村友紀子など、売れっ子の“芸人の妻”は枚挙にいとまがない。
さらに、フジテレビ系『ぽかぽか』でMCを務める、バナナマン日村勇紀の妻・神田愛花や、TBS系『プチブランチ』にレギュラー出演する、よゐこ濱口優さんの妻・南明奈など、帯番組に進出する芸人の妻も増えている。
「藤本さん、中村さん、野々村さんあたりの実力者がトップ集団にいて、近藤さんのような若手がグイグイと台頭しているのが、今の芸人の妻タレント勢力図。さらには、極楽とんぼ・山本圭壱さんの妻・西野未姫さんのような、まだまだ伸びしろがある逸材もいる。とにかく、いまのバラエティー界は、面白くて力のある芸人の妻が揃っています。もはや“ママタレ”と呼ばれるジャンルが、そのまま“芸人の妻”に取って代わったと言えるような状況ですね」(同)
どうしてそんなに芸人の妻が支持されるのだろうか。とある構成作家はこう説明する。
「まず芸人の妻は、家族や夫婦のエピソードがとにかく豊富。夫が俳優や歌手の場合、そこまでプライベートを明かしたがらないということがあるんですよね。でも、夫が芸人であれば、かなり自由にプライベートの様子を話すことができる。とほほ系の話も、ラブラブな話も、喧嘩の話もいける。話せる内容が多いということは、それだけエピソードが多いということであり、芸人の妻はそれだけたくさんの武器を持っているんです。
また、夫の芸風やキャラクターが広く知れ渡っているので、芸人の妻のエピソードが視聴者に伝わりやすい。“夫が一般人”というタレントにはない、大きなメリットです。そのうえで、夫婦共演のハードルも低いですし、バラエティー番組としてはとにかく扱いやすくて、視聴者に支持されやすいんです」
また、バラエティー番組の世界だけでなく、ネットの世界でも芸人の妻は存在感を発揮している。ピン芸人みなみかわさんの妻は、SNSで東野幸治や千原ジュニアにDMを送り、みなみかわのYouTube出演を交渉して話題になった。
「SNSで情報を発信する芸人の妻も多いですね。マシンガンズの滝沢秀一さんが『THE SECOND』(フジテレビ系)後に“イケメン”だと話題になった時、滝沢さんの奥さんのSNSをウォッチするファンが増えたということもありました。
また、アメーバブログでは、以前から“芸人の妻”のブログが密かに人気なんですよ。パンサー尾形貴弘さんの奥さん、NON STYLE石田明さんの奥さん、ココリコ遠藤章造さんの奥さん、はんにゃ川島章良さんの奥さんなど、タレントではないけどブログで家族の様子を発信して人気です。アメブロというと、現在は主婦層の読者が圧倒的に多いのですが、そんな読者と近い感覚なのが、芸人の妻ブログが人気となっている理由でしょう」(同)
さまざまなメディアでその存在感を大きくしている芸人の妻たち。その快進撃はまだまだ続きそうだ。
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