「NHKは炎上をスルー?」すとぷり『紅白』初出場が疑問視されるワケ
#NHK #紅白 #すとぷり
11月13日、大みそかに放送される『第74回NHK紅白歌合戦』(午後7時20分~)の出場歌手が発表され、男性6人組エンターテインメントグループ・すとぷりが初出場することがわかった。これを受け、ネット上では多くのファンが歓喜する一方で、「あんな不祥事起こしたのに、NHKはスルーなの?」と驚きの声も少なくないようだ。
発表当日、すとぷりは現在は裏方に徹しているリーダーのななもり。、活動休止中のジェルを除く4人でYouTubeライブを実施。メンバーのさとみが「僕たちこのたびですねえ、なんと、なんと、なんと、紅白歌合戦の出場決定いたしましたー!」と報告すると、ほかのメンバーが「すごすぎるだろ」「いやエグすぎる」「こんなお知らせを来る日がまさか来るとは! 半端ない」と興奮気味に語っていた。
ネット上では、「紅白出場おめでとうございます。今までのすとぷりみなさんの努力が報われてるんだなと、すごく嬉しい気持ちです」と祝福の声が続出。
すとぷりに「King Gnuや藤井風は出られないのに……」
一方で、「紅白にVaundyやKing Gnuや藤井風は出られないのに、すとぷりは出られるってどういうこと?」「ファンだけど、紅白の器じゃないと思う……」と疑問の声も目立つ。
すとぷりといえば、若い女性を中心に熱心なファンが多く、これまでリリースしたCDや楽曲がほぼ全てオリコン週間チャート1位を獲得。昨年12月にリリースしたアルバム『Here We Go!!』は初週17万枚以上を売り上げ、「Billboard Japan Hot Albums」で総合首位を獲得したほか、同年には全国ドームツアーも成功させており、数字的に見ても『紅白』出場歌手に十分値するといえる。
それにもかかわらず、出場に疑問の声が上がってしまうのは、やはりネット配信者寄りの位置づけゆえにファンとの距離が近く、何かと炎上騒ぎを起こしやすいからかもしれない。
例えば昨年3月には、ななもり。の婚約者を名乗る女性が暴露系YouTuber・コレコレ氏のYouTube生配信に登場。ななもり。との間にすでに子どもがいることや、二股をかけられたこと、日常的なモラハラ行為などを告発した。
この数日後、すとぷりのマネジメント会社で、ななもり。が社長を務める株式会社STPRは告発内容を一部認め、謝罪。ななもり。は約9カ月間にわたり活動休止したのち、同12月に個人活動再開と、裏方としてすとぷりに関わっていくことを報告した。
すとぷり、吉本芸人が「動画無断転載」訴える騒動も
さらに、同9月には吉本興業所属お笑いコンビ・デカダンスの芦名秀介がすとぷりのころんに「動画を無断使用された」と訴え、騒ぎに。
実際、芦名のTikTok動画が、ころんのYouTube配信「絶対に笑ってはいけないTikTokについにすとぷり!?神回すぎん?」(現在は削除)に転載されており、その後、芦名以外にも同様の被害を訴えるネットユーザーが続出。
当時、芦名は「約2週間事務所通して連絡してんのに、何の返信もないのヤバすぎないか?」とすとぷり側の対応に憤っている様子だった。
また、今年3月にはななもり。がツイキャス配信で、過去に「過眠症」と診断されたことから、新曲に「ナルコレプシー」というタイトルをつけたと発表。
これに一部ファンが「エモい」と反応したところ、過眠症に悩む人々が「なーくん(ななもり。の愛称)はこの病気がどれだけつらいかわかってますか?」などと疑問視。
その後、炎上状態になると、「なーくんが言ってた『ナルコレプシー』は、新曲ではなく“歌ってみた”です!」とフォローするファンが相次ぐなど情報が錯そうし、「ナルコレプシー」がTwitter(現・X)でトレンド入りするほどの大騒動となった。
このように少々危なっかしさもあるすとぷりだが、「紅白にすとぷりが出れば、小中学生の視聴者が増えそう」との指摘もある。メディア出演時には“顔出し”しない彼らだけに、『紅白』もイラストキャラクターで登場するものと思われるが、果たして番組を盛り上げられるだろうか。
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