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日テレ・笹崎里菜アナ、退社の原因は局からの冷遇か…「仕事ゼロ」のTBS・野村彩也子アナも危ない?

笹崎里菜Instagram(@rina_sasazaki)

 日本テレビの笹崎里菜アナが、年内で同局を退社することが13日に明らかになった。このところ「冷遇」状態にあるのではと指摘されていたが、局との間の溝が埋まらなかったのか、次のステップへ進む決断をしたようだ。

 笹崎アナの退社は同日に多くのメディアで一斉に報じられ、局を通して「年内をもって日本テレビを離れることになりました。9年間は長いようであっという間で、アナウンサーとして、人として大切なことを多く学びました。日本テレビで経験できたことは何にも代えがたい財産です。関わってくださったすべての方に感謝の気持ちしかありません。寂しい気持ちもありますが、ここで得た経験や愛情を胸に次のステップに進みたいと思います」とコメントを発表。しかし、なぜか公式SNSでは14日昼の時点で本人による報告がなく、どこか不穏なムードを漂わせている。

 笹崎アナといえば、入社をめぐって局と「裁判沙汰」となったことが有名だ。大学生だった2013年に日テレから採用内定を受けたが、母親の知人が経営する銀座のクラブでホステスとしてアルバイトしていた経歴を申告したところ、局の人事部長から「アナウンサーに求められる清廉性に相応しくない」として内定取り消しを通達され、これを不服として裁判に発展。当初、日テレは争う姿勢だったが、「職業差別では」といった批判が起きると態度を一転させ、地裁からの和解勧告に従って2015年に笹崎アナの入社が認められた。

 笹崎アナは入社後数カ月で日曜朝の情報番組『シューイチ』のレギュラーに起用され、その後も『ヒルナンデス!』や『情報ライブ ミヤネ屋』のニュースコーナーを担当するなど活躍。局との間に感情的な問題はなさそうに見え、将来のエース候補と称されるほど期待を集める存在となった。

 2022年10月には午前の情報番組『バゲット』の新MCに抜擢され、出世コースの王道である「帯番組の司会」の座を獲得。本人も大いに意気込んでいたのだが、司会就任からわずか約1か月後に翌春での番組打ち切りが発表された。今年3月に番組が終了すると、笹崎アナの業務は新情報番組『DayDay.』のナレーションや深夜の『夜バケット』のコーナー担当、ニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」への出演くらいになり、本人がSNSで「時間ができたから趣味として何かはじめたいんだけど、何がいいかなぁ」とこぼすなど、時間を持て余すほど仕事が激減していると推察された。

 タイミング的に笹崎アナの司会就任の時点で「バケット打ち切り」は内定していたと考えられ、約半年後に終わることが決まっている番組を押し付けられたようにも見える。局が笹崎アナを大事にしているならこんな扱いをするとは思えず、終了後に別の番組を任せるなどのアフターフォローもなかったことで「冷遇」疑惑が噴出し、結局は裁判の一件が尾を引いていたのではと指摘する声も上がった。実際に冷遇状態にあったかどうかは別にしても、笹崎アナが最終的に「退社」を選んだという事実は間違いない。

 同じような「冷遇からの退社」が危惧されているのが、TBSの野村彩也子アナだ。野村アナは能楽師・野村萬斎の娘で、慶應義塾大学時代に「ミス慶應SFCコンテスト」のグランプリに輝いた美貌の持ち主ということもあり、2020年に鳴り物入りでTBSに入社。2年目には10本以上のレギュラーを抱える人気者となり、「将来のエース候補」に数えられる存在となった。

 ところが、入社4年目となった今春の改編後に朝の情報番組『THE TIME,』などから軒並み卒業となり、2年目と比べてレギュラーが半分以下に。その後もなぜか特に告知のないまま番組を卒業する事態が相次ぎ、ついには今秋の改編までにテレビ・ラジオのレギュラーが全消滅。現在、TBSの公式プロフィールページでは「担当番組」欄が空欄になっており、SNSの更新も8月末を最後に途絶えている。

 病気などが原因なら告知がありそうなものだが、先述したように野村アナは「サイレント降板」なのが不可解だ。その理由については、一部で「人事に納得できず局上層部と衝突した」といった説が飛び交っているが、実際のところは不明でファンの間に不安が広がっている。笹崎アナと同様に何かしらの理由で「冷遇」されているおそれがあるが、そうなれば飼い殺し状態で局に残るよりも、退社してフリーに転身するなど新たな道に進んだほうがいいと判断する可能性が高まる。

 笹崎アナにしても、野村アナにしても、一時は「将来のエース候補」と期待された逸材で、現在のような事態になると誰が予想できただろうか。女子アナの世界は厳しいということなのか、局が人材を大切にできていないがゆえの結果なのかは分からないが、才色兼備の彼女たちが才能を生かせる環境にめぐり合えることを祈りたい。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2023/11/14 18:00
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