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フジテレビ平日昼は『ぽかぽか』視聴率低迷、“打つ手なし”の韓流推しで珍事が…

フジテレビ平日昼は『ぽかぽか』視聴率低迷、打つ手なしの韓流推しで珍事が…の画像1
フジテレビ

 今年1月にスタートした昼の情報番組『ぽかぽか』の視聴率が低迷しているフジテレビだが、11月6日から同番組の後番組として2時間ぶち抜きで韓国ドラマ2本の放送がスタートした。

 平日昼の午後1時50分からは韓国ケーブルドラマ史上歴代最高視聴率を記録し、日本でもリメイクドラマが話題になった『夫婦の世界』、そして、午後2時48分からは受験戦争や医療界を題材に、高級住宅街に住む一見華やかな上流階級の人々のし烈な競争と複雑な人間関係を描いた社会派サスペンス『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』が放送されているが、気になるのが両ドラマの平均世帯視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)だ。

「6~9日の視聴率を見てみると、『夫婦の世界』1.4%、1.3%、0.9%、1.0%『SKYキャッスル』は0.9%、1.2%、0.7%、0.7%。また、他局の番組を見渡しても、なかなか同時間帯で1%を下回っているのはテレビ東京ぐらい。しかし、韓国ドラマは口コミでジワジワ人気が高まることが予想されるため“伸び代”はある。一方、同期間の『ぽかぽか』は1.9%、2.1%、1.8%、2.0%。ここに来て、ようやく1%台後半を連発していた時期から抜け出せそう。ただし、韓国ドラマに続くニュース番組『Live Newsイット!』も前週までと比べて視聴率を下げることになってしまった」(放送担当記者)

『ぽかぽか』のウリはゲストを迎えてのトークコーナー『ぽいぽいトーク』。7日こそ、人気デュオ・King & Princeの永瀬廉が出演したものの、10月31日はともに元TBSのアナウンサーだった吉川美代子と国山ハセン、8日もいずれも元TBSのアナウンサーでフリーの安東弘樹、そして先月末に退社したばかりの山本里菜だった。

「元他局の、おまけに先月退社したばかりの山本アナまで投入したことで、いかにゲスト探しに困っているのかを露呈。本来、番宣やPRなどでゲストを呼べばいいのだが、あまりにも視聴率が低くて出たがる芸能人は多くない。そこで、他局の元アナウンサーまで投入する事態に陥ってしまった」(フジ関係者)

 今後、2本の韓国ドラマの視聴率が伸び、『ぽかぽか』が現状維持のままだと異例の珍事が起こることになってしまうというのだ。

「どちらか、もしくは2本の韓国ドラマが連日『ぽかぽか』の視聴率を上回ってしまいそう。テレ朝だと『相棒』の再放送が放送時間帯にしてはなかなかの高視聴率を獲得しているが他局の昼から夕方のドラマは“時間つなぎ”でしかない。その番組が昼の帯番組を上回るなどあり得ないだろう。しかし、そんな編成をしてしまうフジだけに、現在の低迷ぶりも納得できる。とはいえ、韓国ドラマに手応えを感じたら、今度は韓国ドラマ枠を増やすのでは」(先の記者)

 フジの“昼の顔”が放送中のドラマの主演俳優になってしまうかもしれない。

大山ユースケ(ライター)

1990年、千葉県生まれ。某大手メディアに勤務中の複業ライター。得意ジャンルはお笑いと酒。

おおやまゆーすけ

最終更新:2023/11/14 09:00
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