「ベストジーニスト」永瀬廉受賞ならず…旧ジャニタレ“消えた”理由は性加害問題ではない!
#ジャニーズ #永瀬廉 #SMILE-UP
11月9日、「第40回 ベストジーニスト2023」の受賞者が発表され、「一般選出部門」では菅田将暉とみちょぱが昨年に続き2連覇を果たした。これを受け、ネット上では、King&Prince・永瀬廉の一部ファンから「廉くんに取らせてあげたかった」と落胆の声が上がっている。
毎年、“最もジーンズが似合う有名人”を決定する同アワード。、今年は「協議会選出部門」を松重豊、飯豊まりえ、和田明日香、「次世代部門」を市川染五郎、莉子、叶、「グローバル特別賞」を富樫勇樹が受賞。
同日、都内で行われた授賞式で、みちょぱは「3年連続だと殿堂入りなので、そこを目指す」と意気込んだ。
「ベストジーニスト」の「一般選出部門」といえば、ジャニーズ事務所(現・SMILE-UP.)のタレントが受賞することが長らく“お決まり”であった。
実際、男性受賞者は1994年以降、2005年の氷川きよしと20年のジェジュンを除き、すべての年でジャニーズタレントが受賞。殿堂入りした男性は、木村拓哉、草なぎ剛、KAT-TUN・亀梨和也、嵐・相葉雅紀、Kis-My-Ft2・藤ヶ谷太輔、Hey! Say! JUMP・中島裕翔の6人で、全員が当時同事務所に所属していた。
「ベストジーニスト」から旧ジャニーズタレント消えた背景
しかし、今年は同事務所のタレントが受賞者にいないことから、違和感を覚えたネットユーザーも多いようで、その中には同事務所が抱える“性加害問題”の影響を疑う声も散見される。
ただ、同アワードによる旧ジャニーズタレントの“閉め出し”状態は、性加害問題が騒ぎになる以前の昨年も行われていた。要は、理由は別にあるのだ。
「一般選出部門」は2020年まで、誰でも公式サイトから男女各1人ずつ自由に投票でき、締切後に男女それぞれの“ベスト10”が発表されるシステムであったが、その結果、近年は上位に一般的に無名なジャニーズJr.(現・ジュニア)が複数ノミネートされる奇妙な事態に。
例えば、ジェジュンが1位を獲得した20年は、2位がデビュー前のTravis Japan・中村海人、3位が同じくデビュー前のなにわ男子・高橋恭平であり、以下もトップ10に7ORDER・森田美勇人(元ジャニーズJr.)、ジュニア内ユニット・Aぇ! groupの正門良規らがランクインしていた。
そんな状況を見かねた主催側が、21年以降、一般投票の方式を段階的に変更。
21年は、ネットやSNSを通じてランダムに選ばれた10代~50代の2,000人の中から、“もっともジーンズが似合う有名人”を独自にヒアリングした上で、ノミネート者を決定。その後、「日本ジーンズ協議会」公式サイト内で一般投票を実施し、永瀬が受賞していた。
さらに22年以降は、公式サイトでの一般投票を廃止し、SNS調査でランダムに選ばれた10~50代の1万人が投票。ノミネート者が発表されぬまま受賞者が決まる方式に変わったのだ。
永瀬廉、「ベストジーニスト」殿堂入り目指すも……
なお、21年に初受賞となった永瀬は、「1日に何度も洋服を着替える」と明かすなどファッションへのこだわりが強く、デビュー前からジーンズを収集していたことから、受賞者としては適任ともいえるだろう。
また、この年の受賞式に登壇した永瀬は、自身が「ViVi」(講談社)の「国宝級イケメンランキング」で殿堂入りしたことに触れながら「『ベストジーニスト』でも殿堂入りを狙って、“殿堂入りアイドル”を目指したいですね」とコメント。ファンも「連覇させてあげたい」と意気込んでいただけに、その座が菅田に奪われてしまったことに複雑な心境であるようだ。
ジャニーズタレントの受賞が続いていた頃は、一部ネット上で「茶番」「ジャニーズ版・AKB48総選挙」などと失笑されていた「ベストジーニスト」。選出方法を一新したことで、その価値を取り戻せるだろうか。
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