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「SMAPが6人で再結成」報道の信憑性は…福田淳”新社長”は飯島三智氏と親交で可能性アリ?

SMAP

 旧ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)が今月中に設立するエージェント会社の社長に就任する予定だとされているコンサルティング会社社長の福田淳氏が、改革の象徴として「SMAP再結成」を画策していると報じられた。しかも、現オートレーサーの森且行を含めて「6人のSMAP」として復活させるプランが浮上しているという。

 SMAP再結成については、発売中の「女性自身」(光文社)が「新社長就任で大改革!SMAP6人で復活!来年夏に」と題して報道。かねてから、福田氏は木村拓哉の広告の仕事をサポートするなどSMAPへの関心が強く、2016年末のSMAP解散の時は「だから日本のエンタメはダメなんだ!」と憤っていたといい、現在はSMAPの再始動に興味を示しているという。

 それだけなら「再結成なんて無理」と一蹴されてしまうところだが、福田氏はSMAPの元チーフマネージャーで「新しい地図」の香取慎吾、草なぎ剛、稲垣吾郎の所属事務所の社長でもある飯島三智氏とも親交があり、飯島氏が3人の海外進出について福田氏に相談したこともあったというのだ。その時から福田氏は「一緒に仕事ができれば」と飯島氏にエールを送っていたそうで、タッグを組んでもまったく不思議ではない関係のようだ。また、SMAPのリーダーだった中居正広は「再始動は一日だけならアリだと思う」と漏らしているという。

 福田氏が事務所に残った木村とも退所組ともパイプを持っているとなれば、確かに実現の目はありそうだ。しかし、SMAP再結成の障害は事務所の問題だけではない。当初、SMAPはジャニーズから追い出された飯島氏を追って「メンバー全員で退所」するはずが、木村が事務所への恩義を理由に残留を主張したことで計画が狂ったといわれており、それを原因として香取と木村の間に深い確執が生じたといわれている。

 現在、香取たちは旧ジャニーズ時代のことについて気軽に話すようになり、稲垣がトーク番組で木村について「会ってみたい」と語るなど雪解けムードが見えているが、木村は態度を頑なにしているとも指摘されている。

 同誌によると、こうした感情のわだかまりを解決する手段として、福田氏は1996年にSMAPを脱退してオートレーサーに転身した森且行を“仲立ち役”にするプランを考えているという。森は元メンバー全員と何のわだかまりもなく強い絆で結ばれており、森が今春に大けがから復帰した際には木村や香取らが祝福のメッセージを寄せた。「6人で復活」となれば森がメンバー間の潤滑油となり、SMAP再結成の可能性が高まるという公算のようだ。

 しかし、芸能界を引退してから四半世紀以上も経ち、一昨年にレース中の落車事故で骨盤骨折、腰椎骨折の重傷を負った森に、今さら「SMAPとして歌って踊れ」というのは無理があるだろう。そう考えると、やはり6人でのSMAP再結成は「ただの夢物語では」と思えてくる。ただ、あくまで森がトークなどに参加するゲスト出演的な扱いであれば、可能性はゼロではないかもしれない。実際、同誌も「6人で再結成」というのは容易でないと認識しているのか、中居と木村の共演などから徐々に元メンバー同士の接触を深め、早くても実現は来年夏以降だろうと予測する関係者コメントを掲載している。

 やはり、いくら福田氏がヤリ手で顔が広くても難しいのでは……というのが正直なところだが、SMAPに関しては解散の根本に「飯島氏のジャニーズ追放」があり、その原因となったのが故メリー喜多川氏をはじめとする「創業家」の存在だった。現在はメリー氏の娘でジャニーズ前社長だった藤島ジュリー景子氏が経営から身を引いており、同族経営からは脱却しているため、そういう意味では「奇跡の再結成」への最大の障壁は取り除かれたといえるのは間違いない。ここから福田氏の手腕によって、不可能が可能になるのかどうか注目される。

 いずれにしても、福田氏の社長就任はさまざまな意味で旧ジャニーズにとって「劇薬」となり、今まであり得なかったことが起きるような大変革をもたらす可能性がありそうだ。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2023/11/09 15:00
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