芸能人だった元モー娘・矢口真里の妹　ハロウィンコスで話題も「きょうだいの壁」を超える難しさ

　元モーニング娘。のメンバーで、タレントの矢口真里が10月31日、自身のインスタグラムを更新。家族でハロウィンを楽しむ姿を投稿した。

　画像には、妹とともに可愛らしいネコ耳をつけた矢口と、戦隊モノのコスプレではしゃぐ子どもたちの姿が写っており、ファンからは、「矢口姉妹！やっぱり家族団欒はいいね」「2人とも可愛いなぁ。ナイスハロウィン」「初めて妹さんのお顔を拝見しました。感激です」と、多くのコメントが寄せられている。

　この投稿で初めて矢口の妹を見たというフォロワーもいたようだが、実は矢口の妹、「矢口美樹」という名前でタレントデビューしていた。

　真里とは6歳差の美樹は、2009年にタレント事務所に所属し、その翌年にはオフィシャルブログを開設。本格的にタレント活動をスタートさせていたという。舞台出演や公式ブログの更新などコツコツと活動していたものの、2013年に真里の不倫が報じられて大騒動になったあたりから、活動休止状態に。翌年に再開したブログでは、所属事務所を辞めていたことを明かしている。

「2019年には、バラエティー番組『あの天才の兄弟姉妹～光と影ものがたり～』（テレビ東京系）で、姉の矢口と初共演を果たすも、思ったより話題にはならず。2020年にスタートしたYouTubeチャンネルもチャンネル登録者数は320人、再生数も100回程度とかなり苦戦しています。現在は、17ライブでライバーとして配信しているようですが、そこまで大きな話題にはなっていませんね」（芸能ライター）

　芸能人の姉妹格差は珍しくはない。矢口姉妹の他にもネット上では元AKB48・板野友美の妹・成美、倉科カナの妹・立花のぞみ、堀北真希の妹・NANAMI、Perfume・西脇綾香の妹・西脇彩華が活動しているが、どうしても“姉を超えられなかった妹”という烙印からは逃れられないようだ。

「実姉の後からデビューする妹が成功するには、人気タレントである姉を上回るポテンシャルを持っていることが絶対条件。でなければ、売れている姉に便乗するどころか、むしろその存在がマイナスとして作用してしまうことも多々あります。“姉ネタ”だけで妹まで売れるほど芸能界は甘くはありませんからね」（前出・芸能ライター）

「矢口真里の妹」という看板を背負ってもブレイクには至らなかった矢口美樹。姉の“黒歴史”をネタに利用できていれば、もっと注目されていたかもしれないが……。

大山ユースケ（ライター）

1990年、千葉県生まれ。某大手メディアに勤務中の複業ライター。得意ジャンルはお笑いと酒。

おおやまゆーすけ