山下智久、フジテレビ系ドラマ主演内定報道で…『コード・ブルー』奇跡の復活に現実味
#山下智久
歌手で俳優の山下智久が、来年4月期にフジテレビ系でドラマの主演を務めることが内定したと報じられた。実現すれば民放ドラマ主演は独立後初となり、これをきっかけに同じフジ系で放送された『コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-』シリーズの復活の可能性が高まるとの見方が浮上している。
山下の主演ドラマ内定については、発売中の「女性セブン」(小学館)が報道。中居正広がMCを務めるバラエティ番組『ザ!世界仰天ニュース』(日本テレビ系)のゲスト候補に山下の名が挙がったものの、中居が旧ジャニーズ事務所との関係を気にしてか、共演を見送ったという内容の記事だったが、その中で「フジで来年4月期に山下さんの主演ドラマを放送することが内定しています」との関係者コメントが掲載されたのだ。また、記事では元関ジャニ∞の錦戸亮の主演ドラマの企画も持ち上がっていると伝えられている。
山下は2020年秋にジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)から独立し、しばらく海外を中心に活動。地上波テレビではめっきり露出が少なくなり、いわゆる「ジャニーズによる退所者への圧力とテレビ局の忖度」をうかがわせた。2021年には、第1シリーズで主要キャラを演じたTBS系ドラマ『ドラゴン桜』の第2期が放送され、山下のゲスト出演が期待されたが、最終回に「声のみの出演」という扱いにとどまった。
しかし、地道な活動で実績を積み上げていった山下は、2022年にNHK『正直不動産』の主演で地上波ドラマ本格復帰。さらに、ジャニーズ事務所が性加害問題で解体されたことで圧力や忖度がほぼなくなり、最近は地上波バラエティにも多数出演している。
この状況であれば、山下が『プロポーズ大作戦』や『ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー~』などの主演ドラマをヒットさせた実績のある、フジテレビからオファーがあってもまったく不思議ではない。“辞めジャニ”の山下を起用すれば、フジテレビとしては「旧ジャニーズへの忖度はない」と世間にアピールすることができるので一石二鳥だ。
そうなると、がぜん盛り上がってくるのが『コード・ブルー』復活待望論だ。同シリーズは2018年の劇場版でストーリーに区切りがついたが、続編を熱望するファンの声は今もなお絶えない。だが、メインキャストの1人を演じた戸田恵梨香は、昨年11月放送の『日曜日の初耳学』(TBS系)で『コード・ブルー』の続編について、「あったとしても、私と山下くんはいないと思います」「山P、何回帰ってくるんだよってぐらい(ドラマ内の設定で海外から日本に)帰ってきてるんですよ。(続編をやると)『また?』みたいな」と否定的なコメントをしていた。
出演者の中で「終わった」という認識が確定しているのであれば厳しそうで、同シリーズの西浦正記監督と増本淳プロデューサーがそろって2019年にフジテレビおよびフジテレビ系列の制作会社を退職したことも続編が難しいという見方を強めている。
しかし、山下は今夏に開催したコンサートツアーで『コード・ブルー』シリーズの主題歌であるMr.Childrenの「HANABI」をカバーし、スクリーンに共演者の戸田や新垣結衣らとの記念写真を映しながら歌うという「匂わせ」を展開。ツアーファイナルとなった9月3日の夜公演では、真偽不明ながら新垣や比嘉愛未ら共演者が来場していたとの目撃情報がネット上で飛び交った。また、山下は共演者の浅利陽介と非常に仲が良く、現在もたびたびSNS上で交流の様子を伝えている。
これだけ共演者の絆が強く、山下の作品への思い入れも強いとなれば、山下演じる「藍沢先生」が再び日本に舞い戻ってくる可能性はありそうだ。『コード・ブルー』シリーズはテレビで高視聴率を獲得した上に、劇場版も大ヒットとなった実績があり、最近は映画事業に力を入れているフジテレビとしても「ドル箱シリーズ」を復活させることができるなら是が非でもやりたいはずだろう。
山下の独立をはじめ、さまざまな理由で「もう続編は絶対にない」といわれていた『コード・ブルー』シリーズ。だが、誰も予想すらしていなかったジャニーズ解体などのまさかのめぐり合わせによって、奇跡の復活となるだろうか。
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