沢尻エリカ、4年ぶり復帰決定に「大歓迎」「芸能界甘い」と賛否…「あえて難役挑戦」で今後の試金石に
#沢尻エリカ
2019年から芸能活動を休止し、一時は「女優引退」を宣言したこともあった沢尻エリカが、来年2月に上演される舞台『欲望という名の電車』の主演で復帰することが発表された。SNS上では女性層を中心に根強い支持を誇る沢尻の復帰を歓迎する声が上がる一方、「芸能界は甘すぎる」との意見も噴出するなど波紋が広がっている。
沢尻は2019年11月に麻薬取締法違反の容疑で逮捕・起訴され、懲役1年6月、執行猶予3年の判決を受けた。法廷では「女優復帰は考えていません」「多くの人を裏切った自分に復帰を語る資格はない」と“引退宣言”とも取れる言葉を発したが、所属先のエイベックスマネジメントのサイトでは所属アーティストとして掲載されたままで、今年8月にエイベックスの松浦勝人会長のYouTube動画に登場するなどしたことで「復帰が近いのでは」とささやかれていた。
復帰プランについては「地上波より規制が緩いNetflix作品に出演する」「映画で濡れ場を演じる」などの情報が飛び交っていたが、約4年ぶりの復帰の場となるのは意外にも舞台。来年2月10日~18日に東京、同2月22日~25日に大阪で上演される『欲望という名の電車』となった。同舞台は、米ニューオーリンズを舞台に上流階級だった未亡人ブランチ・デュボアが没落していく姿を描く不朽の名作で、沢尻は舞台初出演にして初主演を飾る。
発表と同時に同舞台の公式サイトやSNSでは、金髪姿の沢尻が共演者の伊藤英明と身を寄せ合うメインビジュアルや、黒のノースリーブ衣装で色気のある表情を浮かべるソロショットなどが公開された。オフィシャルの新ビジュアルが公開されるのは約4年ぶりだが、多くの女性ファンがあこがれる美貌は変わらず健在で、紆余曲折を経たことで以前よりもオーラが増したようにすら感じられる。
これに対して、SNS上のファンからは「エリカ様の復活うれしい!」「沢尻エリカのいない芸能界って面白みないなーと思ってたから復帰大歓迎」「薄いメイクも今回みたいな濃い舞台メイクもどっちも似合うってすごい、マジで美人」「エリカ様がブランチ役って設定がぴったりすぎでしょ」などと歓喜のコメントが続出。女性層からの支持が高いのが特徴で、圧倒的な美貌と良くも悪くも竹を割ったような性格が「あこがれ」の要因となっているようだ。
その一方で「世の中はコンプラが厳しくなってるのに芸能界は甘すぎる」「あれだけのことしても、いきなり舞台の主演できるんだ。地道に頑張ってる舞台役者さんたちが気の毒」「すぐ復帰できちゃうから芸能界で薬物事件が絶えないのでは」「舞台や映画なら好きな人が観に行くだけだからいいけど、テレビとかに出るのはやめてほしい」といった復帰への批判的な意見もあり、物議を醸している。
沢尻の復帰に賛否あるのは当然だが、肝心なのは女優としての実力だろう。観る者をうならせるような演技力があれば、女優としての彼女を求める声は自然と高まっていく。そういう意味では、今回の『欲望という名の電車』は試金石にぴったりといえそうだ。
同舞台はアメリカで多くの名女優たちが主演を務め、2009年にはオスカー女優ケイト・ブランシェットの名演が世界的な反響を呼んだ。日本では、伝説的な名女優である杉村春子の当たり役で知られ、以降も水谷八重子、岸田今日子、樋口可南子、大竹しのぶら演技派女優たちが難役であるブランチを演じてきた。約4年のブランクがあり、なおかつ舞台初挑戦の沢尻にとっては大勝負ともいえる。ここで過去のブランチ役の女優たちに負けない演技を見せることができるかどうかによって、沢尻の今後が大きく変わっていくだろう。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事