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『M-1グランプリ』関西3回戦が終了 ファイナリスト、有力コンビが軒並み敗退の衝撃

M-1グランプリ 公式サイト

 年末の漫才頂上決戦『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)予選が佳境を迎えている。1日までに大阪・京都の3回戦が終了し、準々決勝に進出する37組が発表された。

 昨年、準優勝を果たしたさや香をはじめ、アキナ、カベポスターといったファイナル経験者、昨年の『キングオブコント』(TBS系)王者であるビスケットブラザーズ、今年の同大会で初のファイナルを経験した隣人など、実績組が順当に通過した一方、有力視されていた数々のコンビが敗退し、ファンに衝撃を与えている。

 2021年に『M-1』決勝に進出し、5位という好成績を残しているももが、昨年に続いて3回戦で敗退。本大会では「○○顔やろ~」というネタで大きなインパクトを残したもも。今年はスタイルを変えて臨み、1回戦ではトップ通過を果たしていたが、ここで苦杯を舐めた。

 今年は出場先着順に振り分けられるエントリーナンバーで「1」を取るなど気合を見せていたもも、まだ出場権は7回残っている。捲土重来を期待したい。

 18年に『M-1』準決勝進出、ytv漫才新人賞決定戦では3度決勝に進んでいる大阪吉本期待のホープ・たくろうもここで姿を消した。すでに関西のテレビバラエティでは知られた存在で、昨年は準々決勝まで進んでいたが、2年ぶりの3回戦敗退となった今回。もも同様、あと7回の出場権があるだけに、今後に期待したいところだ。

 昨年、準決勝まで進みながら敗者復活戦を辞退し、そのまま解散に至った元・コウテイのシモタが元・なにわスワンキーズの前田龍二と結成したシモリュウも、ここで敗退が決まった。コンビ結成1年目で1回戦をトップ通過し、貫禄を見せた2人だが、3回戦の壁を突破することはできなかった。だが、こちらはまだ14回も『M-1』の出場権がある。近く決勝の舞台に上がってくることもありそうだ。

 一方で、ラストイヤー組にも厳しい結果が突きつけられた。若手芸人界の兄貴分として関西では名の通っているダブルアートが終戦を迎えている。今年の『オールザッツ漫才ゴールデンSP』(MBSテレビ)で準優勝まで勝ち進み、勢いを見せていたが、ここで涙をのむことになった。

 そのほか、チェリー大作戦、ラニーノーズ、軍艦、翠星チークダンス、マイスイートメモリーズらの期待株がごっそりと敗退している大阪・京都の3回戦。『M-1』の厳しさを改めて感じさせる結果となっている。

 なお、東京の3回戦は6日から8日の3日間にわたってKANDA SQUARE HALLで行われ、大阪・京都と合わせて約120組ほどが準決勝に進むことになる。場合によっては、今回の敗退組から追加合格が出ることもありそうだ。

 今年も『M-1』3回戦は全ネタがYouTubeで公開されており、無料でチェックすることができる。過去には納言や怪奇!YesどんぐりRPGなど、3回戦動画がきっかけで知名度を飛躍的に伸ばしたコンビもあるだけに、こちらにも注目したい。

(文=新越谷ノリヲ)

新越谷ノリヲ(ライター)

東武伊勢崎線新越谷駅周辺をこよなく愛する中年ライター。お笑い、ドラマ、ボクシングなど。現在は23区内在住。

n.shinkoshigaya@gmail.com

最終更新:2023/11/01 17:00
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