SMAP公開処刑は「自然なこと」…フジテレビ港社長にファン猛抗議
#SMAP #木村拓哉 #フジテレビ
フジテレビの港浩一社長が10月27日、定例社長会見に出席。バラエティ番組『SMAP×SMAP』(以下、『スマスマ』)で“公開謝罪”に至った経緯を説明し、その内容に多くのSMAPファンが猛抗議している。
21日に関係者77人にヒアリングを行った検証番組を放送したフジテレビだが、一部スポーツ紙によると、定例社長会見で“なぜ『スマスマ』での謝罪が検証対象にならなかったのか?”と記者から追及があったという。
これに、港社長は「番組制作においては、通常、出演者サイドと相談しながら、制作担当者が内容を決めている」とした上で、「あの放送については、解散がささやかれていた当時の状況を考えて、SMAPの5人が視聴者の皆さんに番組内で直接メッセージを出すというのが“自然なこと”と考えて放送した」と回答。
このコメントが報じられると、ネット上で「あれのどこが自然? どう見ても異常だったのに」「『自然なこと』という言葉に違和感しかない。フジテレビがタレントの人権を軽く考えてそうで怖くなった」と批判が噴出したのだ。
さらに、Xでは「#BPOにスマスマ審議の要望を送りました」というハッシュタグと共に、BPO(放送倫理・番組向上機構)公式サイトの「ご意見送信フォーム」から審議入りの必要性を訴えたと報告するユーザーが相次いでいる。
SMAP公開処刑の裏側……スタッフが「残酷なセリフ」言うようお願いしたか
“公開処刑”とも形容される生謝罪が行われたのは、2016年1月18日放送の『スマスマ』。
同13日に一部スポーツ紙に解散危機が報じられたことを受け、同番組の冒頭にスーツ姿のSMAPが登場。葬式のような暗い雰囲気の中、メンバーが順に「今回の件で、SMAPがどれだけ皆さんに支えていただいているのかということを、改めて強く感じました。本当に申し訳ございませんでした」(中居正広)などと謝罪を述べていくという、不気味にも思える映像であった。
当時の裏側については、同番組を担当していた放送作家・鈴木おさむ氏が昨年、「小説『20160118』」のタイトルで小説化。
ノンフィクションではなく、あくまでも小説の体ではあるが、生放送当日にあるメンバーに対して「残酷なセリフ」を言うよう楽屋でお願いするシーンでは、「僕らはなぜその言葉を言わなければいけないのかを話さなかった。言えなかった」「その放送にスタッフとして、放送作家として参加した僕も戦犯である」などと意味深な文章がつづられていた。
草なぎ剛「『ぷっ』すま」終了……当時のディレクターが意味深発言
なお、SMAPメンバーの出演番組に関する“疑惑”といえば、今月22日に江頭2:50のYouTubeチャンネルで行われた生配信も話題だ。
同配信では、同チャンネルの演出を手掛ける藤野義明氏が、草なぎ剛らが出演していたバラエティ番組「『ぷっ』すま」(テレビ朝日系/1998年~2018年に放送)について言及。
かつて同番組のディレクターを務めていた藤野氏は、昨今の旧ジャニーズ問題に絡めて「こんなこと言っていいのかわかんないですけど、『「ぷっ」すま』って、草なぎさんがジャニーズを辞めて退所した後、やっぱり“終わらされた番組”ですよね」「それは(事務所に)そこそこの恨みは持ってますよ。だって、やり方が汚いですもん」と発言。「あのー……」と何かを言いかけたところで、江頭が「ちょっと待って!」と制止していたが、やはり事務所側からなんらかの圧力があった可能性もありそうだ。
多くのSMAPファンに消えないトラウマを植え付けた『スマスマ』の公開謝罪。現在、旧ジャニーズ事務所との癒着が疑われているフジテレビだが、公開処刑は「自然なこと」としてスルーするつもりだろうか。
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