『いちばんすきな花』、「心に刺さる」「イラつく」と賛否…第2話で離脱者続出?
#ドラマ #視聴率 #いちばんすきな花
多部未華子、松下洸平、今田美桜、神尾楓珠がクアトロ主演を務める連続ドラマ『いちばんすきな花』(フジテレビ系)の第2話が10月19日に放送され、平均世帯視聴率は5.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)、個人2.9%を記録。第1話の世帯5.9%を0.8ポイント下回った。
同ドラマは、年齢や立場が違う男女4人が登場し、「男女の間に友情は成立するのか?」という永遠のテーマを問う作品。昨年、大きな話題となった川口春奈主演ドラマ『silent』(同)の脚本家・生方美久氏と同局プロデューサー・村瀬健氏が再タッグを組んだ意欲作として、注目を集めている。
※以下、『いちばんすきな花』第2話のネタバレを含みます。
第2話では、イラストレーター志望の佐藤紅葉(神尾)がコンビニのバイトから帰ろうとした際、自分のイラストを褒めておけばシフトを代わってくれると話しているバイト仲間の会話を耳にしてしまう。
一方、友人の結婚式に参加した深雪夜々(今田)は、新婦の両親への手紙に感動し涙。しかし、帰り道で「きつかった~」「感動ハラスメント」「やってるほうは気持ちいいんだろうけど」と新婦に悪態をつく女友だちに困惑する。
その後、自宅で待ち伏せしていた相良大貴(泉澤祐希)から「いいよ、友達からで」と交際を迫られた夜々は、「なんで(友達のほうが恋人よりも)格下みたいな言い方されるんだろう」とげんなりしつつ、その場から逃走。行きついた公園でブランコに座る紅葉と偶然出会い、追いかけて来た大貴に対して咄嗟に「彼氏」だとウソをつくと、大貴は目の前で「この子ね、顔がいいだけだよ」と吐き捨てる。
そして夜々と紅葉は“2人”の気まずさから「3人になればいい」と考え、春木椿(松下)の自宅へ。さらに、紅葉から電話で呼び出された潮ゆくえ(多部)も合流。ゆくえは、昔見た「ちびっこ相撲大会」で感じた人とは違う感情を吐露する――。
『いちばんすきな花』が「中二病カルテット」と形容されるワケは?
ネット上では、「人間関係の“負のあるある”が詰まってて、共感度高い。心の中をこんなに繊細に描けるのすごい」「演出や音楽が『Silent』に似てて好き。私も学生時代の人間関係が苦手だったから刺さる部分が多い」と好意的な声が続出。
その一方で、「4人ともめんどくせー! イライラするの一言」「4人を“善”として描きたいのはわかるけど、脇役たちの性格が悪すぎて現実味ない」「赤の他人の美男美女4人が急速に親しくなって、わたしたち他人とちょっとちがうよねー、わかるわかるーって、ずいぶん楽しそうに見えるんだけど」と冷めた声も散見される。
また、第1話放送後、人気脚本家・坂元裕二氏が手がけた松たか子主演ドラマ『カルテット』(TBS系/2017年1月期)との類似点が指摘されていた『いちばんすきな花』。実際、第1話で男女4人が偶然出会い、その後に4人が一軒家に集うようになる点などが共通しているため、『いちばんすきな花』を「中二病カルテット」と形容する一部視聴者もいるようだ。
なお、人気脚本家の登竜門といわれる「フジテレビヤングシナリオ大賞」大賞を2021年に受賞した生方氏は、「坂元裕二さんみたいに、唯一無二といわれる脚本家になりたい」とコメントしていた。
「面白いんだけど、ストレス溜まる」とクセの強い会話劇が賛否を呼んでいる『いちばんすきな花』。視聴者を選ぶ作風といえるが、生方氏の目標である「唯一無二」という部分はクリアしているといえるかもしれない。
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