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二宮和也ゲスト出演で〝どん底〟から脱出の糸口が見つかったフジ『ぽかぽか』

二宮和也ゲスト出演で〝どん底〟から脱出の糸口が見つかったフジ『ぽかぽか』の画像1
二宮和也

 今年1月にスタートして以降、連日、視聴率が1%台の低迷を続けていた情報バラエティー番組『ぽかぽか』(フジテレビ系)だが、“いろいろなこと”が重なって異例の高視聴率を記録した。

 連日ゲストを迎えてのトークコーナーがウリの同番組だが、9日のゲストは同日スタートした月9ドラマ『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』で主演を務める嵐・二宮和也。大のゲーム好きで知られる二宮は、「多分ホント俺、Wi-Fiで動いてると思う。俺自体が」とボソッと打ち明けた。さらに「ゲスト用とかゲーム用とか、分けている時もありましたよ」と解説。また、ゲームごとにWi-Fiを設定していた時期もあったそうで、「びっくりするのが、一時期家の中で携帯見たら、フリーWi-Fiなみに出てきた、家の中で」と、スマホを触るしぐさでスタジオを沸かせた。

 同日の東京は雨で気温が15℃ほどまでしか上がらず、11月中旬並みの肌寒さ。そんな中でも、同局の生観覧でファンが応援に駆けつけていたようで、二宮は自身のSNSで、《雨だったのにぽかぽかに応援に来て頂いた皆様!!本当にありがとうございます》と投稿、《風邪などひかないで暖かくして下さいね》と呼びかけた。

「もはや、1%台後半の平均世帯視聴率が定位置だった同番組だったが、なんと二宮が出演した日は4.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)。番組開始以来、最高の視聴率を記録したことに。二宮の所属するジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)は、創業者の故ジャニー喜多川氏の性加害問題で激しいバッシングを浴びているが、二宮個人のイメージダウンにはならなかったようで、まさに同番組にとっての救世主といっても過言ではない」(放送担当記者)

 翌10日は1.8%、11日は1.9%と勢いに乗ることができなかったが、9日の放送は様子が違ったようだ。

 まず、ゲストが二宮。そして祝日の荒天で自宅にいた視聴者が多かったと思われ、通常は午前11時50分から2時間の放送だったが、午後1時から『第35回出雲全日本大学選抜駅伝』を生中継する特別編成だったこともあり、放送時間は1時間ほどだった。

「1月の番組スタート時点からレギュラー出演者は変わっていないが、その顔触れはMCがお笑いコンビ・ハライチと元NHKでフリーの神田愛花。さらに曜日ごとのレギュラー陣は吉本の“売れっ子芸人”もおらず、スケジュールが空いていた寄せ集めの芸能人ばかりの番組で他局の裏番組と視聴率を争うのはなかなか厳しい。それでも、港浩一社長のキモ入りで始まった番組なので、いくら低い視聴率でも局内では打ち切りの話はタブー。そんな中、今月9日の放送では、豪華ゲストの投入、放送時間の時短など、やりようによっては数字をアップできる糸口が見つかった。ダラダラ長く放送するよりも、ゲストトークなどの見たいところをクローズアップして、余計なコーナーを削れば予算も削減になる。おそらく、来年の4月改編まではこのままの出演者でいくと思われるが、4月までに数字を徐々にアップさせ、改編のリニューアルで巻き返しを狙うという制作サイドの今後の方向性か。当然、『バイキングMORE』のMCで〝昼の顔〟として貢献した坂上忍の再登板も局の上層部は念頭に置いているはず」(芸能記者)

 フジの平日昼の時間帯だけはたっぷり視聴率の〝伸び代〟がありそうだ。

大山ユースケ(ライター)

1990年、千葉県生まれ。某大手メディアに勤務中の複業ライター。得意ジャンルはお笑いと酒。

おおやまゆーすけ

最終更新:2023/10/23 07:00
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