トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > エンタメ > アイドル > STARTO(旧ジャニーズ)  > 嵐、25周年復活コンサートは消滅か…

嵐、25周年で「東京ドーム押さえる」も復活コンサートは消滅か…TOBEは「ドームイベント匂わせ」で明暗くっきり

 来年11月3日にデビュー25周年を迎える嵐の“復活コンサート”が、会場として東京ドームのスケジュールを押さえるところまでいきながら「白紙になった」と報じられた。その一方、滝沢秀明氏の新事務所「TOBE」に移籍した元King & Princeの平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太は東京ドームで新グループ結成を発表し、ファンの間で「東京ドームライブのにおわせでは」と騒がれ、旧ジャニーズとTOBEの明暗がさらに鮮明になりそうな気配となっている。

 2020年末をもってグループ活動を休止している嵐をめぐっては、メンバーの櫻井翔が2日に月曜キャスターを務める日本テレビ系『news zero』で、旧ジャニーズ事務所が新会社を設立してタレントとエージェント契約を結ぶという新体制について「事務所でメンバー5人そろって説明を受けました」と告白。今後に関しては「密にメンバーと連絡を取っているので、すべての可能性をテーブルに乗せて、相談しながら5人で考えていけたら」と明かした。休業中の大野智も一緒に説明を受け、密に連絡を取り合っていると分かったことにより、来年の25周年に向けて何かしら大きな動きがあるのではと期待を集めていた。

 ところが、発売中の「週刊女性」(主婦と生活社)は「嵐の『再始動ライブ』が白紙になっていた」と報道。記事によると、櫻井を中心にデビュー25周年となる来年に嵐を再始動させるプロジェクトが進められ、アニバーサリーコンサート開催のために来年秋の東京ドームのスケジュールを押さえていたという。しかし、予定が変更となって別のグループが使うことになり、嵐の復活コンサートは幻となったそうだ。

 コンサートがなくとも嵐の再始動が実現すればファンは大喜びだが、櫻井をはじめ、二宮和也、相葉雅紀、松本潤は活動再開に前向きなものの、記事では大野が“完全拒否”したと報じられている。大野は知人と共に宮古島のリゾート開発事業に参加していると伝えられていたが、ビジネスのほうに執心していて芸能活動への意欲を失っている状況のようだ。25周年記念の東京ドームコンサートが白紙になった一件も、事実であれば大野の意向が影響したと考えるのが自然だろう。

 一方、TOBEは15日にYouTubeでライブ配信を実施し、9月いっぱいでジャニーズ事務所を退所した岸の合流を発表。同時に、平野、神宮寺、岸の3人で新グループ「Number_i」(ナンバーアイ)を結成することが明かされたが、配信場所はなぜか東京ドームだった。東京ドームといえば、1989年に光GENJIがコンサートを開催したのを皮切りに、多くのジャニーズ系グループがステージに立った「ジャニーズの聖地」だ。毎年恒例の「ジャニーズカウントダウン」でも使われ、故ジャニー喜多川氏のお別れの会の会場にもなった。そうした経緯から、滝沢氏は東京ドームに特別な思い入れがあるのではと推測されている。

 あえて「ジャニーズの聖地」から配信した理由としては、滝沢氏が事務所のエースになると目される「Number_i」に東京ドーム公演を実施させようと考えていて、それに向けた“におわせ”なのではと業界関係者やファンの間で指摘されているようだ。今年5月には「女性セブン」(小学館)が「滝沢氏が東京、大阪、福岡など複数のドームを押さえて来春にもお披露目的なドームイベントを実施する計画を進めている」と報じ、滝沢氏がSNSの音声ライブで否定したことがあったが、今までの合流発表はスタジオからの配信だったのに、今回唐突に東京ドームを使ったことでグッと信憑性が高まってきた。

 TOBEでは、8月にデビューした7人組グループ「IMP.」が、12月にSKY-HI(日高光啓)を中心とする音楽プロジェクトのフェスイベントに参戦し、事務所の垣根を越えてBE:FIRST、&TEAM、ATEEZら人気ボーイズグループと競演することが決定している。他事務所と交流を深めることで、BE:FIRSTらがTOBEのドーム公演にゲスト参戦するようなことになれば、ドームイベントの大成功は間違いなしだろう。それを見据えて滝沢氏が動いているのだとすれば、恐ろしさすら感じさせるほどの策士といえそうだ。

 ファンのワクワク感が加速する一方となっているTOBEに対し、旧ジャニーズ事務所は“最後の切り札”ともいえる嵐の再始動が白紙になったのだとすると今後に暗い影が落ちる。旧ジャニーズが性加害問題に起因する激流に翻弄される中、ノアの箱舟となったTOBEはすさまじい勢いで躍進しそうだ。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2023/10/18 20:00
ページ上部へ戻る

配給映画