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宝塚歌劇団が隠蔽する壮絶いじめと立教大学の不祥事、他スクープ12本

第二のジャニーズに発展か――宝塚歌劇団が隠蔽する壮絶いじめ、他スクープ12本の画像1
過去の箱根駅伝の模様(Getty Images)

今週の注目記事・第1位「55年ぶり『箱根駅伝』出場の『立役者』名物監督が女子部員と駐車場で『夜のセントポール』不倫」(『週刊新潮』10/19日号)

同・第2位「宝塚歌劇団は壮絶いじめを8カ月放置した」(『週刊文春』10/19日号)

同・第3位「新ジャニーズ嘘連発!」(『週刊文春』10/19日号)

同・第4位「助監督に『殺すぞ』大河『どうする家康』脚本を改悪 『嵐』松本潤を告発する」(『週刊文春』10/19日号)

同・第5位「医師会丸抱え『武見厚労相』と『自見万博相』が“脱法錬金術”“公選法違反”」(『週刊新潮』10/19日号)
同・第6位「ジャーナリスト鈴木エイト×紀藤正樹弁護士『統一教会裁判、全力で迎え撃つ』」(『週刊ポスト』10/27・11/3日号)

同・第7位「減税検討はポーズ? 岸田首相増税メガネは超高級」(『週刊文春』10/19日号)

同・第8位「ペット最大手『クーアンドリク』に動物保険『アニコム』社長が“不信と懺悔”告白」(『週刊新潮』10/19日号)

同・第9位「『大阪万博』会場を空から見たらいまだに更地だらけ!」(『FRIDAY』10/27日号)

同・第10位「練炭で住職殺害 霊園会社役員 美魔女(63)の不倫、銭ゲバ脅迫、男装恋人」(『週刊文春』10/19日号)

同・第11位「いくら稼ぐ? 八冠『藤井聡太』賞金集中に葛藤の不思議」(『週刊新潮』10/19日号)

同・第12位「佐藤愛子 百寿、何がめでたい?」(『週刊現代』10/21・28日号)

【巻末付録】現代とポスト、SEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 

 まずは現代の記事から。

 作家の佐藤愛子は100歳を迎える。その心境を現代で語っている。

「これまで、歳のことをあまり考えないで生きてきましたので……、百歳を迎える感想は、特に何もありませんね(笑)。

人間は勝手に歳をとっていくので、好きでこの歳になったわけではありませんから。最近になって『百歳を迎える気持ち』をよく質問されますが、(温和な口調で)本当に何も思っていないんです。(中略)

これから新しく何かを書くことも、今は考えていません。集中力も散漫になってきました。昔はたくさんの書物を読んだけど、雑誌すらほとんど読みません。だから、この時代とのズレが私には生じているようです。(中略)

『週刊現代』の読者に伝えたいこと? そんなことあるわけがない。勝手にやってくれと言う感じです(笑)。私は若くて元気な時は偉そうなことを言えましたがね。

今の楽しみ? そうねぇ……テレビで相撲などは見ています。相撲は勝つか負けるかですから、単純なんですよ。私もそういうふうに単純に生きていきたい。いろいろ複雑に考えたら疲れてしまう。単純が一番です」

 彼女が80歳の頃に書いた色紙がある。

「なるように ならぬもよろし なるもよし 八十路の寿の めでたさよ」

 彼女のように歳を取りたいものである。

 私事で恐縮だが、以前にもここで書いたが、足のふらふらと手のむくみがひどくなり、家でも杖がないと歩けなくなってしまった。

 K医療センターでは、整形外科の医師から、首の脊髄損傷が激しく、治る見込みはない。例え手術をやったとしても、寝たきりになるのを遅らせるだけにしかならないといわれてしまった。

 もう年だからとはいっても、このまま寝たきりは嫌だ。だが、治る見込みはないという言葉は重い。

 悩みに悩んで、セカンドオピニオンを受けることに。知人の医者からK大医学部の医師を紹介され、K医療センターで撮ったMIR画像などを持ってセカンドオピニオン外来に持って行った。

 K大医学部は信濃町から病院の入り口まで相当ある。よろよろ、ふらふらではなかなかつらい。

 9月の下旬に届けて、10月の12日、木曜日にO医師に会えることになった。

 それと、私が長年やってきたゴルフコンペに「三土会」というのがあるが、それに参加しているMさんという医療関係に詳しい方にお願いして、お茶の水にあるJ大学医院を紹介してもらった。

 J大学医院に行くと、N医師から、MIR、CT、レントゲンを撮って、それを見て話しましょうとなった。

 その日がやはり12日。運命の日である。

 その前の日が、カミさんの誕生日。奢って、宮川のウナギと日本酒で祝う。

 運命の朝。ヨタヨタしながらK大学病院に行く。O医師はまだ若そうだがはきはきとした人である。

 緊張しながら、O医師の言葉を待つ。彼は、これなら手術で7~8割りは治りますよといった。思わず、床にへたりそうになった。2~3割は治らない可能性があることなどどうでもよかった。O医師の手を握ってお礼をいいたかったが、カミさんに止められた。

 早速手術をしてもらいたいというと、それが……すぐにはできないというのだ。

 手術が立て込んでいて、早くても11月終わりか12月になるという。

 この状態で2月はきつい。お礼をいってJ大学医院へ。

 N医師も、大体同じような見立てでホッとする。「手術は早くできないでしょうか」と聞くと、何とか緊急でしてくれるというではないか。

 手術日は10月24日。運命の日である。

 入院の説明を聞くために待合室で待っているとき、河野洋平元自民党総裁の姿が見えた。背広にネクタイというスタイルだから、事務所に寄ったついでに来たのだろうか。

 挨拶に行こうと思ったが、私のよれよれの姿を見せたくない。また元気になったら会いに行ってみよう。

 というわけで、この連載も少し休ませてもらうことになると思います。申し訳ありませんが、そんなわけで2週間ばかり入院してきます。

藤井聡太の獲得賞金は1億2205万円

 話はガラッと変わるが、藤井聡太が前人未到の八冠を達成した。めでたい!

 日本人は卑しいからすぐにカネのことが気になるが、藤井はどれだけ稼いでいるのだろう。

 新潮によれば、「今年2月、日本将棋連盟が発表した『獲得賞金・対局料ランキング』で、藤井は1位に君臨。昨年1年間の獲得賞金は1億2205万円と、他の棋士を圧倒したのである」。

 ちなみにレジェンド羽生善治九段の生涯賞金・対局料獲得額は、優に30億円ともいわれているそうだ。

「実力が拮抗している群雄割拠の時代なら、1位の棋士の収入もそれほど多くないけれど、藤井がタイトルを独り占めしてしまえば、自ずと他の棋士の取り分は減るでしょう」

 そう指摘するのは、日本将棋連盟元理事で、雑誌『将棋世界』編集長も務めた田丸昇九段である。

 ベスト20位ぐらいに入らないと年収1000万円は難しい時代が来るそうだ。

 お次は霊園開発業者が出入りしていた住職と方針が対立して、不倫していた女と組んで住職を殺してしまったというお話。

 10月7日、警視庁は殺人と建造物侵入容疑で、千葉県鎌ケ谷市の霊園開発会社「鵠祥堂」代表の斎藤竜太容疑者(50)と同社取締役の青木淳子容疑者(63)を逮捕した。容疑は今年7月23日、東京都足立区の室町時代から続く古刹「源証寺」で、住職の大谷忍昌(当時70)を練炭で殺害したというものだが、世間を驚かせたのはその手口だったと、新潮が報じている。

「敷地内の地下にある納骨堂に二十八個の火の付いた練炭が置かれていたんです。練炭に気付いた大谷さんは、取り出そうと地下に降り、一酸化炭素中毒で倒れてそのまま亡くなった」(警視庁担当者)

 敷地内の焼却炉にガソリン入りのペットボトルも置いてあり、焼却炉を使用したら爆発するようにもなっていたというから、殺意は相当なものがあったようだ。

「源証寺」からは2020年3月以降、霊園や墓石の管理業務を請け負っていたが、
「墓石の販売対象を在来仏教限定にしたかった大谷さん側と、他の宗派にも広げようとした鵠祥堂側とで方針が対立。大谷さんは鵠祥堂を『出禁』にして、両者は決裂状態でした」(警視庁担当記者)

 青木は年上だが、斎藤とは不倫関係だったという。この青木、近隣では有名なクレーマーだったそうだ。

「青木さんは、近隣の民家の玄関扉を直接ドンドンと強く叩いて呼び出し、ヒステリックに怒鳴り付けてくるんです。この一、二年でも近所の家が建て替え工事をしていた時に、作業中の業者に『うるさい』と怒鳴り付けていた。別の家の工事では『車が汚れた』と言って、洗車代の領収書を近隣住民に突きつけていました。そんなトラブルがもう十年以上も続いていました」(近隣住民)

 救いようのない事件である。

大阪万博の巨額建築費の増額とペットショップのずさんな管理

  さて、こちらも救いようのない事態になっているようだ。

 FRIDAYが大阪万博「予定地」を上空から見ている。

「大阪此花区の上空400m。秋空の下、ヘリコプターの羽音をバックに見下ろした万博会場予定地には、大きな輪だけがうっすらと浮かび上がっていた――。
『ユニバーサル・スタジオ・ジャパン』の目と鼻の先、大阪湾に浮かぶ『万博島』こと夢洲。25年4月から開催される『大阪・関西万博』の会場だが、眼下に広がる膨大な空き地に、先行きが不安になる」

 FRIDAYだけではなく、多くのメディアが工事の遅れを指摘している。

 さらに、大阪万博では誘致当初より最大1100億円も建設費用が増額される見通しなのだ。

「西村康稔経産大臣(60)は、万博に対して建設費と運営費とは別に国が約200億円の警備費を出すよう調整中だと発表しました。でも、本来警備費は国家公安委員長が決めることで、経産大臣が言い出すことではない。西村氏は万博会場跡地に造られるIR事業に興味があるようで、IR事業のために『大阪維新の会』に恩を売っておきたいのでは」(政治ジャーナリスト・角谷浩一)

 現在の夢洲はようやく整地が終わろうとしている段階だ。日本館も含め、59棟建つはずのパビリオンは、まだ影も形もない。完成すれば、東京ドーム約33個分の土地が、企業や各国のパビリオンなど100を超える建物群で埋め尽くされるというが、

「吉村洋文大阪府知事(48)は『関ジャニ∞』を万博のPRに起用すると示唆しました。外交音痴でパフォーマンス先行なので、こういうことをしてしまう。ヨーロッパなどはもちろん、IR事業に関わっているアメリカまで参加辞退する可能性は考えないのでしょうか」(角谷)

 今からでも遅くない、万博なんぞ止めてしまえ。

 お次は8位。

 新潮が追及している日本最大のペットショップ「Coo&RIKU」(クーアンドリク、以下クーリク)のずさんな管理への批判が広がりを見せている。

 デイリー新潮(10月11日)はこう報じている。

「ペット保険シェア1位の『アニコム損害保険』」の野田真吾社長(47)が『週刊新潮』のインタビューで、杜撰な動物管理などが問題視されているペットショップ最大手「Coo&RIKU」との関係について語った。野田氏は保険販売の委託先であるクーリクに世間の批判が高まっていることについて、『我々も反省すべきところは反省しなければならない』と述べ、独自に調査していく方針を明らかにした」

 さらにこう続ける。

「新潮社の報道を読んで痛感したのは“非常識が常識化していた”ということです。今年6月、損保業界では、大手4社が大手私鉄グループ企業との共同保険取引でカルテルを締結していた不祥事が発覚しました。我々ペット保険の業界でも、同じことが起きていたのではないかと考えました。クーリクの顧客の約7割が弊社の保険に加入していますので、クレームは我が社へ向けられたものでもあります。これを機会に自分たちも反省すべき点は反省しなければならないと身を引き締めているところです」

 アニコムは、クーリクの全国に展開する200以上の店舗のうち約9割と代理店委託契約を締結。業界内で両社の“蜜月関係”は有名で、SNSではアニコムの責任を問う声が高まってきているそうである。

 だが、もし、アニコムがクーリクと手を切った場合、クーリク側は保険契約を継続中の客からの手数料をすべて失うから、場合によっては裁判に訴えてくることも考えられるという。

 図式としては、あのビッグモーター事件と同じ構図か。野田社長も頭の痛いことだろうが、ここで決断しないと、一生後悔することになるのではないか。

増税メガネ・岸田のメガネと旧統一教会の諸問題

  さて、岸田内閣の支持率が過去最低の32.3%になったと共同通信が報じている。前回の調査から7.5ポイント下落した。

 内閣改造後初めての国政選挙となる衆参ダブル補選は10月22日に投開票されるが、次期衆院選の前哨戦と位置づけられていて、首相の解散戦略を左右するが、自民党は両補選で苦戦していると多くの新聞が報じている。

 だが、文春で政治部デスクが、岸田首相は浮かれていると話す。

「2022年度の税収が、物価高の影響もあって初めて70兆円を超え、過去最高を記録。それを国民に還元するという考え方で、幹事長代理となった木原誠二前官房副長官の入れ知恵のようです。今月末に公表される政府の経済政策では、所得税の減税に踏み込むとの観測も広がり、岸田氏は『反応いいよね』と満足げでした」

 だがこれまでは増税路線を突っ走ってきたはずだ。その岸田首相についたあだ名が「増税メガネ」。

 では岸田のメガネはどういうメガネなのか、文春が調べてみた。渋谷の「イワキメガネ」渋谷店に長年通い、デンマークのリンドバーグ社製の「Spirit」という縁なしのシリーズ。

 店によると「デンマークから取り寄せて二週間ほどかかる。ここに並ぶ商品より高く、レンズ込みで十万円ほどです」。

 それにしては「見通し」が悪そうである。

 朝日新聞(10月14日付)の「多事奏論」にこんなことが書いてある。 

「京都から特急に2時間半乗り、兵庫県北部の豊岡市を訪ねる。市役所近くの市街地に日本基督教団の豊岡教会があった。壇上に十字架が掲げられ、木製ベンチが左右に10脚ほど並ぶ。1892(明治25)年に開かれ、人口約7万人の街で130年の歴史を持つ。教会員は約30人。日曜の礼拝には10人ほどが集まる。

この小さな教会でこのひと月ほど、信徒らが話し合いを続けてきた。その結果、(統一教会の=筆者注)解散請求への抗議文を政府に送ることにしたという。

『こんな田舎の教会に影響力はないでしょう。でも、ちょっとヤバないか?という話になったんですよ』と牧師の小林聖(さとる)さん(57)が迎えてくれた。

かつて東京の教会にいたころ、小林さんは統一教会の信者の脱会支援にかかわっていた。だから、苦しむ人の気持ちはよくわかる。救済に取り組んできた弁護士たちも知っているし、彼らが解散命令を求めるのも十分に理解できる。『それでも、最後の最後でこんなふうにお上を使ったらあかんやろ、と思うんです』

合同結婚式への参加を阻止しようと奮闘していたころ、政府は力を貸してくれなかった。いま解散命令請求ができるなら、なぜ過去にはしなかったのか。政治が懇意にしていたからではないのか。そちらの疑惑は放置したまま、解散命令という言葉が伝家の宝刀のように飛び交っていることに違和感を禁じ得ないという。『統一教会を裁くなら、その前に自民党との癒着ぶりを究明して、せめてそれと引き換えにすべきでしょう』」

 小林は、旧統一教会に限らず、「宗教はそもそもいかがわしいものだ」といったそうだ。

「日本人はみんな宗教を小馬鹿にして、うさんくさいという。僕はそれを、きわめてまっとうで健康的なことだと思っているんです。宗教には人間を大きく支配する怖さもありますから」

 ポストでは、ジャーナリストの鈴木エイトと紀藤正樹弁護士が統一教会の解散命令について話し合っている。

エイト これまで統一教会の問題を放置するどころか、選挙などに利用してきた政治家に対する検証は、解散命令が出た後も続けていくべきだし、私も自分でできることをやります。自民党政調会長の萩生田光一氏を始め、ちゃんと追及できていない人がまだいる。

紀藤 「関係を絶ちました」だけでは具体性がなく納得できない。

エイト 来たる総選挙の前に、本当に関係を断っているのか検証したい。当時関係を指摘されていた秘書とまだ行動を共にしている議員もいます。組閣のたびに取り沙汰されるのはしっかりと検証していないからで、いつまで経っても突っ込まれ続けることになる。(中略)

エイト 岸田首相は、党内の抵抗勢力を抑えてここまでこぎつけたという部分は評価すべきなんです。ただ、自民党総裁としてしっかり調査したかというとそうじゃない。その点で岸田首相の評価としては半分ずつですね。

自民党内で点検しても出てこないのだから、ジャニーズ問題のように、外部調査委員会が検証を行うべきだと思います。

紀藤 第三者委員会が理想ですが、国会議員は選挙で選ばれた人なので、原発事故調のように国政調査権を使って、国会に調査委員会をつくるのが筋ですね。全政党で調査委員会をつくり、統一教会の問題がなぜ放置され続けてきたのかを含めて調査する。立憲民主はそう主張していますが、与党は反対している。

 選挙目当てのその場限りの“決断”は必ず禍根を残す。

武見敬三厚労相と自見英子万博相のカネの問題と松潤の台本改悪

 第5位は、武見敬三厚労相と自見英子万博相の聞き捨てならない話。

 新潮は、

「医師会お抱え議員として初入閣した武見厚労相は、日本医師会の政治団体である日本医師連盟(日医連)から多額の献金を受け取っており、パーティー券購入代も合わせると、その総額は過去3年で約5600万円。つまり、医師会ベッタリ議員が厚労相を務めているわけだ。政治アナリストの伊藤惇夫氏によれば、『武見さんが厚労大臣になったことは疑念を抱かせる人事ですね。医師会は診療報酬を巡って厚労省に要望を出し、時には争うこともある。その大臣が医師会寄りでは要望を簡単にのんでしまう可能性があります。あまりに露骨すぎる人事ではないでしょうか』」

 しかも、武見にはカネの問題がついて回るという。

 武見の資金管理団体である「敬人会」の政治資金収支報告書をチェックすると、コロナ禍前まで、おおむね年に4回ほどパーティーを開いていることがわかるという。

「例えば、2018年には『敬人会 夕食勉強会』『武見セミナー』という政治資金パーティーを年4回開催し、約6500万円の収入を得ている。パー券の大口購入者となっているのは、日医連、東京都医師政治連盟などだ。

ところが、コロナ禍だった21年の『敬人会』の報告書には『敬人会勉強会』『武見セミナー』などが“事業”として都内のホテルで開かれ、計約5740万円の収入が計上されているにもかかわらず、それが『政治資金パーティー』である旨が書かれていないのだ」(新潮)

 オンラインと会場に来る人たちをすべて事業として処理していたようなのだ。

 その場合、報告書には実際に参加した者の収入分は正式に「政治資金パーティー」の収入として、オンライン分は「その他の事業」として記載しなくてはならないようだ。

 武見事務所側は、「ご指摘を受けた事業は、開催間近の感染拡大状況に鑑み、(中略)WEB配信事業型とすることに決し、(中略)4回の事業については、いずれも『その他事業』として収支報告書に記載しているところです」と答えている。

 それにしても医師会ベッタリというより、医師会の使用人のような人間を厚労相にしていいはずはない。

 同じように医師会の操り政治家、自見英子も同じような構図だから省く。

 不評のNHK大河ドラマ『どうする家康』で主人公・徳川家康を演じる「嵐」の松本潤(40)が、プロデューサーに指示して、自身が格好良く映るように台本を書き換えていることが、文春の取材でわかったという。文春は家康の台詞が書き加えられた台本を入手したそうだ。

『どうする家康』の脚本を手掛けるのは、『相棒』(テレビ朝日系)や『リーガル・ハイ』(フジテレビ系)などで知られる古沢(こさわ)良太。彼が描いたのは、従来の家康像とは変わって、“か弱きプリンス”が悩みながら戦国乱世を生き抜く姿だったという。

 しかし、「実は、松本さんはたびたび台本を“改悪”してきました」(大河関係者)

 その“改竄”の大半は、家康を演じる自身が格好良く映るような台詞を加えたり、逆に他の役者の印象的な見せ場を奪うような変更だったという。

 その一例が、第31話「史上最大の決戦」だという。この回から髭を蓄え、貫禄が増した家康は織田信長(岡田准一)亡き後、豊臣秀吉(ムロツヨシ)との全面対決に挑んでいく。  

 問題の場面は、清須城で作戦会議を行うシーン。元々の台本では、家臣の本多正信(松山ケンイチ)と小平太(杉野遥亮)がこんな会話を繰り広げていた。

本多「地の利を活かさねば、十万の兵とはやり合えませぬ」
小平太「榊原康政、策を献じまする!」
家康「許す」
小平太「ここは兵をひかず、前に出てはいかがかと(後略)」

 ところが、文春が入手した台本には、以下の台詞が赤字で書き加えられているという。

 小平太の「前に出てはいかがかと」という台詞は赤字で棒線が引かれ、削除されていた。家康のリーダーシップを強調するため、小平太の台詞を奪った形になっているのだ。実際の放送でも、松本は確かに「前へ出るぞ」という台詞を口にしている。こうした例は他にもあり、現場では「台詞泥棒」と呼ばれているという。

 そのほかにも、仕切りが悪い助監督に、松本が「殺すぞ」といい放ったこともあるそうだ。

 松潤ごときにいいたい放題、やりたい放題にさせているNHKを含めた周りがだらしないのだ。台本に手を入れるなど30年早い。

ジャニーズNGリストの発案と宝塚歌劇団の“実態”

 お次もジャニーズのお話。

 2回目の会見でジャニーズ側がNGリストを用意していたことが明るみに出た。

 このNGリストは、会見を運営した米系企業「FTIコンサルティング」のスタッフが作成したという。その責任者は野尻明裕なる人物だという。

「ジャニーズ事務所は、ジャニー氏の性加害問題の調査を第三者委員会である再発防止チーム(座長、林眞琴弁護士)に依頼している。でも実は、野尻氏は、この再発防止特別チームの会見も運営しているのです。運営側の人間は、会見での発表内容を知る立場にある。第三者委とジャニーズという、調査する側と調査される側の会見を同じスタッフが運営するのは、利益相反を疑われても仕方ない」(PR業界関係者)

 文春の記者も、両方の会見で同一人物がスタッフとして運営に当たっているのを目撃しているそうだ。

 文春は野尻を直撃している。

――NGリストの発案は?

「それは弊社の人間で、私ではないですけれども、弊社の、うん。ただそれも含めて私の責任ですので」

――再発防止特別チームとジャニーズ、両方の会見を受託するのは利益相反にあたるのではないか。

「私、ボックス社からFTIに転職していますので、そこは全く利益相反ではないと認識しています」

――会社は変わっているが、実態は同じ人間が運営している。第三者機関の会見は独立性が必要ではないのか。

「(声が少し上ずり)ですからボックス社ではなく、FTIに(委託が)きたのかなと。発注した人のお気持ちはわかりませんけれども」

 さらに文春は、今後発表予定の新会社の取締役リストを入手した。そこにはジュリー派の面々がずらりと並んでいたという。

「ナンバー3の専務に原藤一輝氏、常務に天野由美子氏、マネージメント本部長に山下賢一氏、宣伝部長に都志修平氏が就く予定です。都志氏以外は、元ジャニーズ事務所の取締役と同じ顔触れ。これではジュリー体制と言わざるを得ない」(ジャニーズ事務所関係者)

 ジュリーたちの企みが次々に暴かれてきたようだ。

 さて、第2のジャニーズ事件になるのではないか。そう思われるのがタカラジェンヌの自殺から噴き出てきた、宝塚という悪の花園の実態である。

 これを知ったら、我が子を宝塚に入れようなんて親はいなくなるだろう。否、それでも外目の華やかさに目がくらみ、「この子だけは大丈夫」「私はイジメられない」と志望者はあとを絶たないのだろうか。

 9月30日、入団7年目の宙組、有愛きい(25)が自宅マンションから身を投げた。

 9月29日に宝塚大劇場で開幕した宙組公園『PAGAD』は彼女の宝塚に捧げた青春の集大成になるはずだった。

 7年目で新人公演のリーダーを任されたが、

「稽古中、有愛さんは4人の上級生から『下級生の不手際は、すべてお前の責任だ』と集団リンチのような目にあっていました。ある上級生から『マインドが足りない。マインドがないのか!』と罵声を浴びせられると、今度は別の上級生から『この嘘つきが!』『嘘つき野郎』と面罵されていました……」(劇団関係者)

 これまでも、天彩峰理からヘアアイロンを額に押しつけられ、火傷を負ったこともあった。

 そうした度を外れたイジメをこれまで文春が報じてきたが、宝塚側の回答は判で押したように「事実無根」を繰り返すだけだった。

 だが10月7日の会見では、木場健之理事長は一転して、そういうことは双方から聞いてはいたが、「故意ではなかった」といったのである。

 陰湿な上級生たちから下級生たちへの執拗なイジメを、劇団は知っていながら黙認していたと思わざるを得ない。

 だが、自殺者が出たため、それを隠蔽しておくことはできなくなり、仕方なく認めざるを得なくなった。そう思われても致し方なかろう。

 これまでの文春報道に対して、

「その度に不祥事を隠蔽し、外部からの指摘に対しては『事実無根』で貫き通す。宝塚では内情を外に漏らすのは『外部漏らし』と忌み嫌われ、親兄弟に話すことも許されない。ネガティブな記事が掲載された日には、『外部漏らし』の犯人探しが執拗に行われる」

 彼女たちを知る宝塚関係者が、「劇団という閉鎖的な組織の犠牲者でしょう」と話し、さらにこういう。

「十年近く、劇団は業績ばかりを追い求め、生徒にチケットの販売の責任を押しつけてきた。親会社の阪急阪神東宝グループから天下りしてきた総務部長と制作部長は『代役を立ててでも休演はするな』という考え。利益優先のあまり、生徒たちの精神的ケアを長年怠ってきたのです」

 あの華やかな舞台で舞い踊り、観客たちに夢を与えるはずのタカラジェンヌたちが、イジメなどで精神的に病んでいたとしたら。

 不正を長年、知っていながら見て見ぬふりをし、メディアに知られると隠ぺいを図ってきたのは、あのジャニーズと似た構図である。

 このままでは、ジャニーズと同じように、宝塚も内部から崩壊していくことは間違いないだろう。

立教大学運動部監督と女子部員の不倫

 今週の第1位は、先に立教大学野球部の不祥事をいち早く報じたのは新潮だったが、今度は、やはり立教大運動部の仰天不祥事をグラビアと共に報じた新潮に捧げる。

 10月11日、12日に立教大学の駅伝チーム監督、上野裕一郎(38)が解任された。

 その理由は、新潮が報じた不倫だった。

 5年前に立教大学は「立教箱根駅伝2024」事業をスタートして、大学創立150年に当たる2024年、100回目の記念大会を迎える箱根駅伝への出場を目指し、5億円を目標に寄付を募って強化に励んだという。

「上野裕一郎監督の招聘(しょうへい)はその目玉だった。上野氏は長野県出身で佐久長聖高校入学後、本格的に陸上を始める。中央大学に進学した後は、箱根に4年連続出場し、区間賞も獲得。実業団ではエスビー食品、DeNAに進み、世界陸上の5000メートル代表に選出されたこともある有力選手だ。彼の就任後、同大は着実に力をつけ、昨年秋の箱根予選会では見事6位に入賞。計画より1年早く、今年1月の箱根に55年ぶりの出場を果たし、大学名を大いに高からしめたのである」(新潮)

 しかし、上野監督は女子部員と「不倫」していたのである。 

「7月12日、立教大学陸上競技部の一部メンバーは、長野県の菅平で合宿を行っていた。この日19時半過ぎ、監督がハンドルを握るワンボックスカーは埼玉・新座キャンパスのグラウンド近くにある駅伝チームの寮を出て関越から上信越自動車道に入り、21時ごろ、群馬県の横川サービスエリアに入った。車から出てきたのは上野監督と、小柄な一回り以上年下の女性。まだ人通りもある時間帯だが、両名は完全に『二人の世界』に没入している。

監督は女性の肩に手を回し、時につつき合ったりしながらフードコートに入ると、食事中に人目をはばからずキスをする場面も。店を出ると監督は後ろから彼女をハグしながら歩く。その時、彼の手は彼女の胸の辺りをしっかりとキープしていた。そのまま車に乗ると長野県へと入り、上田菅平のインターで高速を下りて選手の待つ合宿所へと向かって行ったのだった」(新潮)

 またこんなところも目撃している。

「助手席に座っていた女性が運転席の監督の前に移り、頭を下げて下半身の辺りに顔を埋めた。笑顔の監督は、女性の後頭部をなでる。『何が起こったのか』。横に停車したタクシーの運転手が気になってのぞき込むほど、その珍妙な時間は1分ほど続き、やがて元の座席に戻った二人の車は発進。近くの集合住宅へ向かう。女性は車を降りると男に手を振って、家族と暮らす部屋へと帰っていったのだ……」

 モノクログラビアで、その時の上野監督の表情を捉えている。いやはや……。

 これ以上はいいだろう。2人の仲は部員たち公然の秘密だったという。

 これでは解任も致し方なかろう。(文中敬称略)

【巻末付録】
 まずはポストから。
「秋の合併号スクープ袋とじ 危険すぎる初ビキニ 熊谷真実」
「特別動画つき 全裸あばれ太鼓 ゼイヤっ!」
「なをん。西田幸樹(67)眼鏡が似合う木村さん」

 お次はヘアヌードを捨てた現代。
「グラビア文学館 第二回 スコット・フィッジェラルド『グレート・ギャツビー』豊田ルナ」「奈月セナ 美神、降臨す」

 今週は熊谷真美で、ポストが辛勝だ。

元木昌彦(編集者)

「週刊現代」「FRIDAY」の編集長を歴任した"伝説の編集者"。

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もときまさひこ

最終更新:2023/10/17 19:00
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