日テレ『最高の教師』プロデューサーがネトフリに転職、更に加速するテレビ界の人材流出
#最高の教師 #ネットフリックス
若年層のテレビ離れ、動画配信へのシフトが加速していく中、テレビマンの人材流出も深刻化しているようだ。
先だっては『東京ラブストーリー』(フジテレビ系)をはじめ、『Mother』(日本テレビ系)、『カルテット』(TBS系)、『大豆田とわ子と三人の元夫』(フジテレビ系)など、名作地上波ドラマを30年以上も書き続けている脚本家の坂元裕二氏がNetflixと5年契約を締結したと発表。かつてはフジテレビのエースプロデューサーだった小松純也氏が、退社してアマゾンプライムビデオの『HITOSHI MATSUMOTO presents ドキュメンタル』の総合演出に就任したのも、業界内で大きな話題となったものだった。
そんな中、7月期にドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』が放送された日本テレビでも激震が走っていたという。
同ドラマは、2019年1月期に日本テレビ系で放送された『3年A組-今から皆さんは、人質です-』を手掛けたプロデューサーと監督による、完全オリジナル脚本作品。卒業式の日、「担任生徒の誰か」に突き落とされた教師が1年前の始業式の日に時を遡ったことから、自分を殺害する「30人の容疑者」である生徒たちと向き合い、再教育するという内容だった。そんな重いテーマながら、オリコンの最新ドラマ満足度調査では『VIVANT』(TBS系)に続いて、満足度2位を記録するなど、視聴者にインパクトを与えたのは記憶に新しい。
「9月23日の最終回放送後、番組を手掛けたプロデューサーから退社報告のメールが局員に送られて来たのです。それによると10月よりNetflixに転職するとあったそう。彼と近しい局員によれば、2~3年のうちにヒット作を生まないとクビになるプレッシャーがあると言うものの、“年収1億円”のカマをかけてみると、否定しなかったといいます。地上波とは制作費も出演タレントのギャラも10倍近くの差があり、そして自分が本当にやりたかった番組づくりができる。それでいて局員時代の何倍もの年収を得られるのであれば、これからますます優秀な人ほど配信会社のほうに流出していきそうです」(日テレ関係者)
近いうち、『最高の教師』に出演した松岡茉優や芦田愛菜がNetflixの大型ドラマで主演する日が来るかもしれない。
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