「ジャニーズカウコン」の開催はいまだ不透明…フジ生中継は消滅濃厚でライブ配信に希望
#フジテレビ #カウコン
大みそかのNHK『紅白歌合戦』が44年ぶりの「ジャニーズ出場ゼロ」になる可能性が高まっている中、毎年恒例だった年越しコンサート「ジャニーズカウントダウン(通称カウコン)」の開催も不透明な状況となっている。一部では「フジテレビ系での生中継は消滅濃厚」と伝えられており、近年例のない「ジャニーズのいない年越し」になりそうな気配だ。
大みそかの風物詩となっていた「ジャニーズカウントダウン」は、ジャニーズ事務所(16日をもって屋号消滅)の所属タレントが勢ぞろいする年越しコンサートで、基本的に東京ドームで毎年開催され、よる11時45分からフジテレビ系で生放送するのが恒例。深夜帯ながら、昨年大みそかから新年にかけての放送も平均世帯視聴率13.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と高い注目度を誇った。だが、今年は故ジャニー喜多川氏による性加害問題が取りざたされたことで、9月下旬ごろに「被害者やスポンサーに配慮し、開催見送りの方向で進んでいる」と複数のメディアで報じられていた。
しかし、現時点でも大みそかの東京ドームのスケジュールは空いており、開催される可能性は残っている。ドームクラスのコンサートとなると、何カ月も前から会場を押さえて準備を進めていくため、もし開催中止となるとキャンセル料などが発生する可能性もあって多額の損失となることは必至。放映権を買っているとみられるフジテレビに“違約金”を払わなくてはならなくなるおそれもある。そうした背景から、事務所としては「できれば開催したい」というのが本音のはずだ。
一時は「会場側が拒絶するのでは」といった指摘もあったが、年末の東京ドームは、12月20日~21日がNEWS、12月24日~26日がSexy Zone、12月29日~30日はHey! Say! JUMPがコンサートを開催予定で、ジャニーズ系グループが“占拠”している。もしカウコンを開催するとなっても、会場的な問題が起きることはないだろう。
そんな中、一部では「フジテレビがカウコンの生中継を中止する方向で進め、年越し番組として大型お笑い特番を放送する計画が進行している」との情報が浮上。少なくとも、フジテレビ系での生中継は消滅する可能性が高まってきた。
また、TBS系では音楽番組『CDTVライブ!ライブ!』の特番が恒例の年越し番組になっているが、先日放送された同番組の100回記念SPは性加害問題の影響なのか「ジャニーズ出演ゼロ」に。年越し特番でも「ジャニーズ排除」となる可能性は十分にあり、そうなれば大みそかのテレビからジャニーズが消滅しそうだ。
ただ、先述したようにカウコンの開催は希望が残っている。もし開催となればドームが超満員になるのはもちろん、テレビ中継は難しくとも有料ネット配信を実施すれば相当な収益が見込めるため、十分に「やる価値」はあるからだ。過去には、ライブ配信ではなかったものの、同じくジャニーズ系グループが勢ぞろいした2021年12月30日開催の「Johnny’s Festival」などが配信された実例がある。
「Johnny’s Festival」の視聴チケットはファンクラブ会員価格で税込4800円だったが、もし「カウコン」の配信が同程度のチケット価格で、仮に視聴者数が国内外で100万人に達したとすると、それだけで48億円の売上だ。ネット上では「紅白もフジテレビの中継もなくていいからカウコン配信して」「お金なら払うから有料配信してほしい」といった声が目立っており、有料配信となればファンはこぞってチケットを購入するとみられる。
気がかりなのは、先日の2度目のジャニーズ事務所の会見で「NG記者リスト」が流出したことで世間の風当たりが強まっていること。今のままカウコン開催を発表すれば厳しい目にさらされることは間違いなく、再び会見を開くなどして世間の理解を得ることが開催への鍵となるかもしれない。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事