『M-1グランプリ』いよいよシード組参戦の2回戦へ 注目コンビは?【東京編】
#M-1グランプリ
16日から、いよいよ『M-1グランプリ2023』(テレビ朝日系)の2回戦がスタート。今年は史上最多の8,540組がエントリーした同大会、2回戦からは昨年準々決勝以上に残ったシード組も参戦し、ファイナルに向けてしのぎを削ることになる。
ここでは、ファイナリスト経験者を中心に各日程の注目漫才師を紹介したい。
■20日(金)東京・雷5656会館ときわホール
出場数:99組
東京初日はファイナリスト経験者が2組。真空ジェシカは3年連続3度目の決勝を目指し、東京ホテイソンは20年以来、3年ぶり2度目となるか。そのほか、『キングオブコント』ファイナリストのわらふぢなるお、いぬ。東京吉本の次期エースとして将来を嘱望される令和ロマン、K-PRO勢からはカナメストーン、ママタルトらが顔を見せる。そして、すでに大ブレークを経験したEXITも、まだ『M-1』への挑戦をあきらめていない。
■21日(土)東京・雷5656会館ときわホール
出場数:122組
この日のファイナリスト経験者はインディアンスと馬鹿よ貴方はの2組。インディアンスは4度目を目指し、馬鹿よ貴方はが決勝に進めば15年以来となる。準決勝経験組では、THIS IS パン、『キングオブコント』決勝経験者では、そいつどいつとだーりんずがいる。元・赤もみじの村田大樹が組んだ新コンビ・とんかつ街道にも注目したい。さらに、1回戦で大バズリした小学生女児コンビ・ラブリースマイリーベイビーもこの日のエントリーとなった。
■22日(日)東京・雷5656会館ときわホール
出場数:124組
ファイナリスト経験者のいないこの日は、すでにテレビスターの仲間入りを果たしているアインシュタインが筆頭。過去、5度にわたって跳ね返されてきた準決勝の壁を越えられるか。ほかに準決勝経験者ではシンクロニシティ、ケビンス、くらげがいる。
■23日(月)東京・雷5656会館ときわホール
出場数:115組
現在、もっとも『M-1』に憑りつかれている芸人こと川瀬名人率いる、ゆにばーすが登場。「優勝したら引退」を掲げているが、4度目の決勝なるか。昨年の敗者復活戦で1曲歌い上げたダンビラムーチョもこの日のエントリー。さらに、納言、コットン、ちゃんぴおんず、ティモンディといった有名どころに、GAGの福井俊太郎とSJのべじぽたや、小籔千豊とムーディ勝山のサブマごり押し、ダウ90000の蓮見翔と園田祥太の1000など、注目ユニットも顔をそろえる。
■24日(火)東京・雷5656会館ときわホール
出場数:114組
この日もファイナリスト経験者はいないが、エルフ、ラパルフェ、アイロンヘッド、大自然、素敵じゃないか、トンツカタン、ななまがり、やさしいズといったバラエティや各賞レースでおなじみの華やかなメンバーが揃った。また、超若手からは『キングオブコント』準決勝に残っていたウワサの大学生トリオ・伝書鳩や、今年新設された芸歴5年目までの賞レース『UNDER5 AWARD』で優勝した金魚番長もエントリーしている。
■25日(水)東京・雷5656会館ときわホール
出場数:114組
2回戦も残り3日となって、有力者が続々登場。真打といえるオズワルドをはじめ、ヨネダ2000、キュウ、ロングコートダディ、ミキとファイナル経験者がズラリと揃った。さらにピン芸人ユニットのストレス(ZAZY・お見送り芸人しんいち)、怪奇!YesどんぐりRPG(サツマカワRPG、どんぐりたけし、Yes!アキト)、ぶるファー吉岡(ルシファー吉岡・紺野ぶるま)も登場。蛙亭、オダウエダ、バンビーノもいれば、四千頭身や土佐兄弟、ぱーてぃーちゃんも。見ごたえのある1日になりそうだ。
■26日(木)東京・雷5656会館ときわホール
出場数:116組
大詰めの最終日前日ともなると、エントリーもがぜん豪華になってくる。すゑひろがりず、男性ブランコ、ダイヤモンド、モグライダーのファイナリスト組に加え、昨年準決勝をにぎわせたヤーレンズ、カゲヤマ、マユリカ。今年の『キングオブコント』ファイナル組からはカゲヤマに加えてニッポンの社長、ジグザグジギーも。鬼越トマホーク、マテンロウ、きしたかのらテレビ常連もいれば、YouTubeで絶大な登録者を持つレインボー、ガーリィレコードも。勝ち抜くのは誰だ。
■27日(金)東京・雷5656会館ときわホール
出場数:106組
ここでエントリーして出られないとなると、スケジュール調整不可で欠場になってしまう最終日。やはりエントリーは少なめだ。トム・ブラウンが唯一のファイナル経験者だが、『キングオブコント』との2冠の夢さめやらぬコロコロチキチキペッパーズ、昨年の準決勝で注目を集めたストレッチーズ、さらにはカカロニ、さすらいラビー、Aマッソ、スパイクあたりが注目株になる。
* * *
昨年の3回戦進出者は約300組。ここに進めば昨年同様、3回戦ネタがフルでYouTubeにアップされる可能性が高い。過去には3回戦動画で注目を集め、浮上につながった納言やDr.ハインリッヒ、怪奇!YesどんぐりRPGらの例もある。今年最初の『M-1』ドリームをつかみとってほしい。
(文=新越谷ノリヲ)
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