『水曜日のダウンタウン』粗品が明かした「中田カウスの小包」はなんだったのか
#中田カウス #水曜日のダウンタウン #霜降り明星 #粗品
11日放送の『水曜日のダウンタウン』(TBS系)で、スタジオが肝を冷やす一幕があった。「マジで死ぬかと思ったエピソード、誰でも1つは持ってる説 第2弾」のプレゼンターとして登場した霜降り明星・粗品が、「ちなみに僕も、マジで死ぬかと思ったエピソードがありまして」と切り出した場面だ。
自宅に突然、1つの小包が届いたという粗品。差出人を見ると、中田カウスと書いてあったのだという。
「自衛隊呼んで、開けてもらおうかと」(粗品)
中田カウスといえば、漫才コンビの中田カウス・ボタンとして芸歴50年以上を誇る吉本興業の重鎮中の重鎮。さらに、週刊誌上で暴力団との“黒いウワサ”もたびたび取り沙汰されており、これにはダウンタウン・浜田雅功も、粗品を遮り「ほんまにアカンよ」と忠告。松本人志も「よくないよ、ホンマに言うなよ!」と一喝した。
それにしても気になるのは、カウスからの小包の中身だ。粗品は21年10月放送の『アメトーーク!』(テレビ朝日系)でも同じエピソードを披露し、共演者をざわつかせていた。
実は、同月のラジオ『霜降り明星のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で、このエピソードの一連について粗品自身が明かしている。
それによれば、小包の中身は書籍だったのだという。
「僕、カウス師匠から本をいただいたんですよ。小包の宛先が僕、佐々木直人(粗品の本名)で、差出人が『中田カウス』って書いてあって、めちゃおもろかった」(粗品)
その後、このエピソードをトークのネタにしたい粗品は、直接カウスのもとを訪れ「この小包、自衛隊に開けてもらおうと思いましたって言っていいですか?」「ええよ、ええよ」と許諾を取り付けたのだという。つまり、カウス公認のネタということだ。
強気な発言が目立ち、跳ね返り者の印象が浸透しつつある粗品だが、カウスには相当気に入られているようだ。今年3月『アメトーーク!』の「先輩に可愛がってもらえない芸人」に出演した際も、「唯一、可愛がってくれている先輩」としてカウスの名前を挙げていたほど。また5月には公式YouTube「しもふりチューブ」で、借金苦にもかかわらず粗品が節税対策をしていないことについて、カウスから「しょうもないことすなよ、全部払えよ、イヤキチせんと」と進言され、それを守ってしっかり納税していると明かしている。
霜降り明星が結成直後から立ってきた「よしもと漫才劇場」を取り仕切っているのもカウスであり、2人には浅からぬ縁があるのだ。
芸人の世界では、先輩をネタにする場合「ウケればOK」「スベったら失礼」になるのが通例だ。だが、わざわざ許諾を取る周到さもまた、過激な発言の裏に隠された粗品という芸人の良心の証左といえるのかもしれない。
(文=新越谷ノリヲ)
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