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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > フジテレビで女子アナがバタバタ倒れる異変

フジ『めざまし』看板女子アナが欠席続き…井上清華、小室瑛莉子らが相次ぎダウンで「ブラック労働」疑惑

※画像:小室瑛莉子Instagram(@komuro.eriko)より

 フジテレビの井上清華アナが、11日と12日の2日間連続で総合司会を務める朝の情報番組『めざましテレビ』を欠席した。12日は同局系『めざまし8』の小室瑛莉子アナも体調不良で番組を欠席しており、ほかにもフジの女子アナが倒れる事例が相次いでいることから「労働環境がブラックなのでは」といった疑惑が持ち上がる事態になっている。

 井上アナは11日と12日に番組欠席となったが、とくに理由は明言されず。1年後輩で同番組の情報キャスターを務める藤本万梨乃アナが代役を担当し、12日は井上アナの不在にすら触れなかった。井上アナは9月25日~28日にも4日連続で番組を欠席し、同29日に「お久しぶりです。今日からまた元気よく頑張っていきますので、どうぞよろしくお願いいたします」と笑顔で復帰を報告したのだが、またも番組欠席となってしまった。

 12日は井上アナの連日の不在にファンが困惑する中、その後に放送された『めざまし8』で谷原章介と共にメインキャスターを務める小室アナも欠席に。冒頭で谷原が「本日、小室さん、体調不良のためお休みとなります」と報告し、小室アナに向けて「ゆっくりしてください」と呼びかけた。

 フジテレビといえば、『めざましテレビ』の情報キャスターを務めていた渡邊渚アナが7月に体調不良のため入院し、約3カ月が経った現在も復帰の見込みが立っていない。今春には、三上真奈アナがMCを務める情報番組『ノンストップ!』を約1カ月にわたって欠席。「腸の炎症」が理由だったと明かされ、復帰後も視聴者から「少し痩せたみたいで心配」といった声が相次いだ。

 井上アナについては番組欠席の具体的な理由は明かされていないが、昨年5月に番組内で「お風呂を沸かしている間にゴロンとしていたら2~3時間寝ていて、いけないと思って追い炊きしたらまた眠ってしまい、気づいたら出社時間になって慌てて入るということが週に2回くらいある」と明かしたことがあり、過労が原因とみられたことで心配の声が上がっていた。ちなみに、井上アナは『めざましテレビ』の放送がある平日は深夜の1時半ごろに起きて出社する生活だという。

 また、今年7月には土日に放送された大型特番『27時間テレビ』の進行アシスタントを務め、終了後にホテルで休憩をとってそのまま翌朝の『めざましテレビ』に生出演するという激務をこなしていた。番組内で「ホテルで部屋を間違えてドアノブをガチャガチャしていたら、知らない人が出てきて『めざましの人だ、がんばってください!』と応援された」というエピソードを笑い話として披露したが、これも疲労が蓄積している表れとみることができる。

 バタバタと女子アナが倒れている状況を受けて、ネット上の視聴者からは「フジテレビってブラックなの?」「フジテレビの女子アナ、体調不良多くない? 朝番組担当の人ばかり」「最近、女子アナの欠席多くて心配」といった声が集まった。

 他局でも、日本テレビのエース・水卜麻美アナが9月19日から総合司会を務める情報番組『ZIP!』を欠席し、同29日に11日ぶりの復帰を果たしたが、こちらも体調不良とみられたことで多くの心配の声が寄せられていた。人気女子アナに仕事が集中し、ハードスケジュールが続いてしまう問題はテレビ業界の課題として以前から指摘されていたが、とりわけフジテレビはその傾向が顕著なこともあって女子アナの体調不良が相次いでいる可能性がある。

 元フジテレビの加藤綾子アナは、2014年10月に当時MCを務めていた『めざましテレビ』の本番中に過労で倒れ、そのまま意識を失うという前代未聞の事態に。その経験で「体調優先」の意識が強まったことが、後のフリー転身の大きな要因になったといわれている。つまり、ずっと局にいたら身体を壊しかねないと判断したことになり、フジの「ブラック体質」を疑う声が高まる原因となった。

 激務に耐えかねてフリーになる女子アナが増えれば、深刻な人材流出につながるおそれもある。そろそろフジもテレビ業界の特殊さに甘えず、世間にならって「働き方改革」を進めたほうがいいのではないだろうか。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2023/10/12 15:00
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