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『ロンドンハーツ』錦鯉・長谷川雅紀の治療も完了! 歯の治療は売れた芸人のステータス

錦鯉・長谷川に17年ぶりに新しい奥歯を…プロジェクト 完結編 | TVer

 10日放送の『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)は、「錦鯉・長谷川 17年ぶりに新しい奥歯をプロジェクト」の完結編。2年半にわたる企画が完結した。

 錦鯉・長谷川雅紀の奥歯が8本なく、食事を小さく切り刻んで丸飲みしているエピソードがたびたび披露されてきた。

 そんな長谷川の奥歯にフィーチャーした『ロンハー』が2年半にわたる治療に密着。長谷川が念願の「肉を歯で噛む」という行為を達成するまでの一部始終を放送した。

 錦鯉といえば、2021年の『M-1グランプリ』(同)で優勝を勝ち取り、ブレークを果たした。以降、仕事は激増し、昨年10月に放送された『ザ・ベストワン』(TBS系)では、当時の月収が1,200万円であることも明かされた。

 歯並びの悪い芸人にとって、歯の治療・矯正は売れっ子のステータスとなっている。過去にもさまざまな芸人たちが新たな歯を手に(口に)入れている。

 今回は、売れて歯を治した芸人たちのエピソードを紹介したい。

■三四郎・小宮浩信の場合

 13年に『ゴッドタン』(テレビ東京系)に出演したことがきっかけで、ブレーク芸人の仲間入りを果たした三四郎。だが、小宮浩信がその『ゴッドタン』収録の2日前に酒に酔って転倒。右ひざを亀裂骨折すると同時に、顔面を強打して前歯の2本がアーチ状に欠けてしまった。その『ゴッドタン』では、欠けた歯に車椅子という姿で登場、大きなインパクトを残し、結果的にブレークのきっかけになっている。

 その後、数年間は前歯が欠けたままテレビ出演を続けていたが、16年に治療が完了。その様子は、DVD『一九八三 ~進化~』に収められた。

■さらば青春の光・森田哲矢の場合

 歯並びが悪く、有吉弘行からは「口が排水溝」、麒麟・川島明からは「歯がマチュピチュ」とイジられていた、さらば青春の光・森田哲矢も、売れて歯を治療した芸人のひとりだ。

 森田は22年から歯列矯正を開始。1年かけて治療したことをYouTube「さらば森田の五反田ガレージ」で明かしている。

 治療の最中は苦労も多く、テレビ収録現場で口が血まみれになったこともあったというが、もともとコンプレックスだったという歯並びを治したことで、今後も好調を維持しそうだ。

■バナナマン・日村勇紀の場合

 もともと歯並びが悪かった上に、ケアを怠ってぽろぽろと歯が抜け始めてしまったバナナマン・日村勇紀。11年に治療を始め、最終的には上あごに10本、下あごに5本のインプラントが入っているという。その治療費は、500万円。歯の治療がステータスであることがよくわかる金額である。

 13年にはラジオ『バナナマンのバナナムーンGOLD』(TBSラジオ)で、治療の様子を実況した録音が放送されている。

 * * *

 3人とも、歯の治療そのものをコンテンツ化している上、治療を終えた後にはデンタルケア関連のCM仕事も多数舞い込んでいる。歯並びの悪さや虫歯は、芸人にとってひとつのドル箱になっているようだ。

 ちなみに現在、芸人界でもっとも歯並びが悪いといわれているのは、ウエストランドの井口浩之。井口も17年に『名医のTHE太鼓判!』(TBS系)内の企画で歯並びを矯正する予定だったが、ある日、何の連絡もなく中止になったのだという。

 昨年『M-1』王者となった井口は、所属するタイタンの太田光代社長に「矯正したい」と申し出たが、「需要があるから、まだよ」と許可が下りなかった旨をトークにしていた。だがその後、「歯並びが悪い人が好き」という元ゆるめるモ!・あののYouTube「あのちゃんねる」に出演。あのちゃんに口の中を触られまくる仕事をゲットしていた。

 矯正しても、しなくても、コンテンツは生まれる。それにしてもお笑い芸人とは、何でも仕事になる職業のようだ。

(文=新越谷ノリヲ)

新越谷ノリヲ(ライター)

東武伊勢崎線新越谷駅周辺をこよなく愛する中年ライター。お笑い、ドラマ、ボクシングなど。現在は23区内在住。

n.shinkoshigaya@gmail.com

最終更新:2023/10/11 19:00
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