オードリー・若林正恭は鯛の塩釜焼!? 千鳥・ノブがその“MC術”を大絶賛
#オードリー #千鳥 #いろはに千鳥
放送開始から10年を数える千鳥の看板番組『いろはに千鳥』(テレビ埼玉)の10日放送分で、ノブが不意にオードリー・若林正恭の“MC術”を絶賛する場面があった。
この日の企画は、「まだ予約が取れる店」の第2回。埼玉県内で、スタッフが見つけてきた非・有名店を千鳥が訪れ、その料理に舌鼓を打った。
単に食事をしながらおしゃべりするだけの『いろはに』らしいユルユルの企画だが、和食店のコース終盤に出された鯛の塩釜焼きを口にしたノブが、「うわぁ、すごいわ、しっとり」と驚いてみせた後、「若林の仕切りみたいや」と、およそ料理の感想とは思えないひと言を発した。
「決してガツガツしてない」「うまいところだけ取っていってる」
感心しきりのノブに、大悟が「だが情熱はある」と若林の半生を描いたドラマのタイトルでオチをつけていた。
いまや多くの看板番組を抱え、スタジオMCも頻繁にこなしているノブだが、若林のMC術については賛辞を惜しまない。
2018年4月の『オードリーのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)にゲスト出演した際には、その分析を若林自身の前で披露していたこともある。
冒頭、若林のイメージを「シュッとしすぎてる。余命宣告されたミッドフィルダーみたい」と、往年のサッカーマンガ『キャプテン翼』(集英社)の登場人物・三杉くんに例えたノブ。
そのMC術に話が及ぶと、「頼もしいぞぉ~」「若ちゃんはすごいわ」「勉強になるわ」と絶賛。若林も「ちょっと、え~?」と、1年先輩にあたるノブの意外な評価に喜びを隠せない。
ノブは、若林のMCについて「シュッとしたフォーマル回し。男子アナウンサーの円滑な回し、プラス、自分に回ってきたら毒とボケでパーンと落として終わる」というイメージだったというが、先日終了した『潜在能力テスト』(フジテレビ系)などの“大ひな壇クイズ”番組では「大回ししてる。全然フォーマルじゃなくなってんねん。武田信玄みたい」と例え、「うわぁ、これもできるんや」と感心したのだという。
また一方で、違う番組ではフォーマルに戻ったりすると表現したノブ。その若林の仕切りを「めっちゃ勉強した」といい、ある結論にたどり着いたのだという。
「これは空気を読むというレベルじゃないのよ」
大御所から新人モデルまで魑魅魍魎がうごめく大ひな壇では武田信玄になり、女子とのガールズトーク番組ではフォーマルもやるという若林について、ノブは
「空気を読むじゃなく、鼓動を合わせてる。現場の鼓動、自分以外をひとつの生き物にしてる」
独特の表現に、若林もタジタジになるしかなかった。
* * *
デビュー3年目で『M-1グランプリ2003』(テレビ朝日系)の決勝に進出し、東京のバラエティを一周した千鳥。オードリーが08年の『M-1』準優勝で脚光を浴びたころには大阪を拠点にしており、オードリーのブレークはテレビで見ていたという。
そのころの若林を指して「培養液に脳が浮かんでいるだけ(目が死んでいる)」と例えたこともあったノブだが、互いにゴールデンでメインMCを張るようになった現在では、大きな刺激を受けているようだ。
千鳥とオードリー、合わせてレギュラー数十本にもなる2組が、こうして互いにリスペクトを伝え合って多忙な日々を乗り越えているのだろう。
(文=新越谷ノリヲ)
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