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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > オダギリジョー「主演にこだわらなくなった理由」が話題

オダギリジョー、主演俳優を「いろいろなものを犠牲にできる人」と指摘するウラに「あの主演作のトラウマ」?

「オダギリ ジョー/鈍牛倶楽部 — DONGYU OFFICIAL SITE」

 俳優のオダギリジョーが10月8日配信の「文春オンライン」のインタビュー で「主演にこだわらなくなった理由」を語り、ネット上で話題になっている。

 同インタビューでオダギリは「役の大小で仕事をジャッジするタイプではない」と前置きしつつ、「たしかに主演を避ける傾向はある」「一緒に死んでもいいと思うほどの作品でないと主演したくない」と発言。さらに、主演を務めることができる俳優は「いろいろなものを犠牲にできる人」だと持論を展開し、「主演の苦しみを受け入れている方たちは本当に偉い」と率直な思いを明かしている。

 オダギリといえば、2012年の主演ドラマ『家族のうた』(フジテレビ系)が、初回の視聴率6.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)以降、すべて3%台という低視聴率を記録し、全11話の予定が8話で打ち切りになった。

 フジテレビの豊田皓社長(当時)は定例社長会見の中で、視聴率不振の理由についてオダギリが主人公のキャラクター設定が影響しているのではないかと発言。「典型的なロックミュージシャンとしたが、気持ち的に優れない。キャラクターの態度や口調が、視聴者の共感を得られなかったのでは」と述べ、オダギリが演じた役柄の影響を指摘した。

 オダギリは2000年~2001年放送の『仮面ライダークウガ』(テレビ朝日系)でテレビドラマ初主演を果たし、俳優としての知名度が急上昇。以降は、2006年のドラマ『時効警察』(前同)、2007年公開の映画『東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~』などで主演を務めてきたが、 『家族のうた』以降はドラマ主演が激減。今回、主演を避ける理由などを明かしたことについて、ネット上では「『家族のうた』のトラウマでは?」といった反応もあるようだ。

 一方で、オダギリがインタビューで明かしたように、ドラマの視聴率不振などがあった場合、メインキャストが“戦犯扱い”され、主演の苦しみに悩まされる例は少なくない。

 例えば、今夏の月9ドラマ『真夏のシンデレラ』(フジテレビ系)は、世帯平均視聴率の全話平均で5.6%となり、月9史上最低の数字を記録。視聴者の間では脚本の不自然さなどへの指摘が続出し、ダブル主演を務めた森七菜と間宮祥太朗に同情する声まであった。

 そうした声について間宮も思うところがあったようで、9月25日にドラマの公式X(旧・Twitter)でアップされた動画の中で、「正直、いろいろ言いました。はい、自覚あります(苦笑)。いろいろ言いましたけど」と制作側に異論を訴えていたことをほのめかした。

 そんな間宮の発言に、ネット上では「やっぱり間宮くんもこのドラマの脚本、なんか変だと思ってたよね。正直に言葉にする間宮くん、本当に偉いと思う」「終わった後に、主役がこういうネガティブなことを言ってほしくなかった」と賛否が飛び交うことになった。

 視聴率不振にはさまざまな要因があるはずだが、主演俳優が負う重責は想像に難しくない。理不尽にも「主演作が低視聴率だった」というイメージがしばらくついて回ることは避けられず、俳優が複雑な思いを抱えるケースも珍しくないだろう。

 主演を避ける傾向にあることを明かしたオダギリは、「一緒に死んでもいいと思うほどの作品でないと主演したくない」とも語っている。そんな彼が主演・プロデュースを務めるウェブドラマ『僕の手を売ります』が10月27日からFOD・Amazon Prime Videoで配信予定だ。脚本と監督を担当するのは、映画『パビリオン山椒魚』『南瓜とマヨネーズ』に続いて6年ぶりのタッグとなる盟友、冨永昌敬。この作品には、オダギリの並々ならぬ思いが詰まっていることは間違いなさそうだ。

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最終更新:2023/10/11 20:00
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