小籔千豊コンビだけじゃない!『M-1グランプリ』注目ユニットが続々1回戦トップ通過
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2日に東京・シダックスカルチャーホールで行われた『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)の1回戦に、小籔千豊とムーディ勝山のユニット「サブマごり押し」が出場。見事トップ通過を果たしている。
5日にYouTubeの『M-1』公式チャンネルで公開されたこの日のトップ3で、3位の化石コンパス、2位のバリクナジャに続いて登場したサブマごり押しは、まず声量で他を圧倒。今年に入ってからライブに出演して磨いてきたというネタで笑いを誘っていた。
芸歴30年目の小籔は、1993年に漫才コンビ「ビリジアン」としてデビュー。COWCOWらとともにユニット「フルーツ大統領」として関西を中心に人気を誇った。その後、『M-1』が始まった01年にコンビを解散し、小籔は吉本新喜劇入り。06年から昨年まで座長を務めている。小籔の『M-1』へのユニット参加は今回が初めてではなく、05年には土肥ポン太と組んで「おくにと申します。」、翌年も土肥と「座長・社長」、07年には吉本新喜劇の川畑泰史と「座長座長」を組んで準決勝までコマを進めている。
一方「右から左へ受け流す」のムード歌謡で06年前後にブレークを果たしたムーディ勝山も、かつては「勝山梶(後にアイスクリーム)」という漫才コンビを組んでおり、07年には準決勝まで勝ち残るなどしたが、10年に解散している。
『M-1』の出場資格は、プロアマ問わず「結成15年以内であること」のみ。毎年、予選ではバラエティに富んだユニットが顔を見せており、今年の1回戦でもさまざまな注目ユニットが参加し、トップ通過を果たしている。
先月27日の大阪予選では、『R-1ぐらんぷり』(フジテレビ系)の決勝を6度にわたって経験しているピン芸人・ヒューマン中村が、同じくピン芸人の苺ちゃんとのユニット「ヒューマン中村と苺ちゃん」でトリに登場し、貫禄を見せた。
同23日の名古屋予選では、元・プリンセス金魚の大前りょうすけと元・デラスキッパーズの町田こーすけが組んだユニット「大前町田」がトップ通過。共に東京から拠点を名古屋に移し、ローカルタレントとして人気と知名度を獲得している2人、全国区での活躍が期待されるところだ。
また、同19日の東京予選では、「1000」がトップ通過。こちらはダウ90000主宰の蓮見翔とメンバーの園田祥太によるユニットだ。演劇、コント、ドラマとさまざまなジャンルで脚本を書きまくり、多忙を極める蓮見だが、『女芸人No.1決定戦 THE W 2023』(日本テレビ系)予選にもダウ女性メンバー4人を送り込み、準決勝に残っている。『THE W』と『M-1』の両方にダウのメンバーが出演する可能性もあるのだ。
今年だけでなく『M-1』へのユニット参加は、毎年話題を集めるトピックのひとつだが、ユニットで決勝10組に残った経験があるのは、20年の「おいでやすこが」のみと、そのハードルは高い。
『M-1』1回戦は6日ですべての日程が終了し、2回戦進出者が出そろう。年末まで、熱い戦いが続くことになる。
(文=新越谷ノリヲ)
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