有村架純と田中みな実がフル回転で損失補填？　数億円規模の損害生じた「広末ショック」の顛末

　女優の有村架純が、来年2月9日に30歳を記念したアニバーサリー写真集（タイトル未定／マガジンハウス）をリリースすると発表した。プロモーションを兼ねた写真展と写真集のお渡し会を開催するという熱の入れようで、業界内では「ついに広末ショックの補填に駆り出されたのでは」との指摘が上がっている。

　有村は6日付のInstagramで、「この度、写真集を出版させていただくことになりました」と報告。続けて「1人でも2人でも、いつも応援してくださる方々へ感謝を届けたい、というただひとつの思いで、そんな私の気持ちを、今回快く良く受けてくださったマガジンハウスさん、そして10代の頃からお仕事をご一緒させていただいている、カメラマンの今城純さん。いつもお世話になっているメイクさんスタイリストさん、事務所のマネージャーさんたち、この方々の力をお借りして、ただひたすらに感謝の気持ちを閉じ込められるように皆さんを思いながら、完成を目指したいと思います」と思いを明かした。

　さらに「写真展と、お渡し会ができる機会を設けていただきました！私からお礼をしたいと言いつつ、皆さんに来ていただくのは忍びないのですが、もし良かったら、元気かどうか顔を見せてくださるととても嬉しいです！」とつづり、大きく背中を露出したカットや肩出し衣装で色っぽい表情を浮かべた写真など、オフショットとみられる美麗な画像を連投している。

　写真集は2バージョンあり、税込3520円の通常版「TYPE:A」には誕生日当日を記録した特製ZINEが特典に。税込8000円の初回限定版「TYPE:B」は、“とっておきの写真”がプリントされるというフリーサイズのTシャツとクリアフォトカードが特典となる。写真展では、限定カバー版の販売も予定しているという。

　ファンは大喜びとなっているが、業界内では初回限定版の強気価格や写真展＆お渡し会の開催などから「広末ショックの補填では」と推察する声があるようだ。

　有村が所属する芸能事務所「フラーム」では、今年6月に看板タレントだった広末涼子に人気シェフ・鳥羽周作氏とのW不倫騒動が勃発。出演していた4社のCMがすべて打ち切りになり、クランクイン直前だった主演映画の製作が無期限延期になるなどしたことで、4億～5億円の違約金が発生する可能性があると複数のメディアで報じられた。

　騒動そのものは7月下旬に広末がキャンドル・ジュン氏との離婚を発表したことで一応の幕引きになったが、広末は無期限の謹慎中で復帰のめどが立っておらず、多額の違約金に加えて彼女が稼ぐはずだったお金も入ってこないとなると、事務所のダメージは計り知れない。

　この大損害を補填するため、フラームは田中みな実を大プッシュしているといわれていた。田中は9月にレギュラー番組だったテレビ朝日系バラエティ『あざとくて何が悪いの？』を卒業した一方、女優業を活発化させており、7月クールに放送されたフジテレビ系ドラマ『ばらかもん』でも高評価を得ていた。事務所が田中を大々的に女優として売り込んでいるとの情報があり、今後出演作が急増するとの見方があるようだ。田中は9月からauの「三太郎シリーズ」に“鬼嫁”役で出演するなどCMでも活躍し、事務所の稼ぎ頭になりそうな勢いで奮闘している。

　だが、いくら田中のポテンシャルが高くても看板女優の穴を単独で埋めるのは難しい。事務所のエース格のひとりである有村はNHK大河ドラマ『どうする家康』への出演で手いっぱいだったが、クランクアップからしばらく経ち、落ち着いてきたタイミングで写真集リリースが発表されたことで「補填に駆り出された」との見方が浮上したようだ。

　フラームには、広末と並ぶ看板女優である戸田恵梨香がいるが、5月に第1子を出産しており、現在は復帰しているものの子育てで多忙とみられることからフル稼働は難しい。若手の有望株である松本穂香、不倫騒動による休業から復帰した唐田えりか、中高年層からの人気が高い吉瀬美智子らもいるが、いずれも広末の穴を埋めるとなると難しそうだ。となると、有村と田中がフル回転で稼いで損失を補填するしかない。

　当の広末は、不倫騒動時に週刊誌に自ら電話して事務所の不満をぶちまけたこともあって、このままフラームに残るかどうかすら不透明。「早期に復帰して自ら損失を補填するのでは」という見方もあったが、現状では期待薄と言わざるを得ないだろう。今後、有村と田中の露出が大きく増えるとみられているのはファンにとってうれしいことだが、フル回転によって負担が大きくなりすぎないか心配だ。