村上信五の言葉に救われるファンたち…関ジャニ∞改名問題、TOBE行き説など笑いを交えてぶっちゃける

　関ジャニ∞の村上信五が、2日深夜に放送された日本テレビ系バラエティ番組『午前0時の森』に生出演。グループの改名や「TOBE」移籍の可能性などについて笑いを交えて語り、その明るさに「救われた」というファンが相次いだ。

　当日は、故ジャニー喜多川氏による性加害問題に関するジャニーズ事務所の会見があり、新たにエージェント会社を設立してタレントと個別契約を結ぶという新体制の概要などが発表された。現行の事務所は被害者補償を主な業務とした「SMILE-UP.」に名称変更し、ジャニー氏の名前を冠した「ジャニーズ事務所」は消滅する。それに伴って、ジャニーズに名称が由来する関ジャニ∞とジャニーズWESTはグループ名を変更することが公表された。

　番組の冒頭、村上は「このタイミングですから、何でも聞いてください」と切り出し、同じ番組レギュラーの劇団ひとりが気になる問題について質問していく流れに。グループ名について問われると、村上は「まだ関ジャニ∞」と自己紹介しつつ、「まず関ジャニっていうのがアカンのか、ならエイトならええのかなとか。でもエイトの表記が『∞』だから、これで読めるのか、アルファベットならいいのかとか。8人で始まったけど、今はメンバー5人で説明が過多になるから難しい……」とメンバー間での協議が難航していると明かした。

　ひとりは「ジャニの部分を新会社の名称に入れ替えるのでは？」と質問したが、村上によると「エージェント契約がどうなるかすら分かっていない」とのこと。だが、グループ活動については「やめるというのはないです。5人で活動は続けますので」と強調し、現状ではメンバー全員で新会社とエージェント契約する意向であることを公表した。グループ名の変更時期については「すみません、今日のウチの会見がふわっとしていたから、いつですとはまだ言えない」とし、事務所の会見内容をチクリと批判した。

　グループ名変更は決定事項ながら、デビューから20年近くも付き合ってきた名前であるだけに「メンバーだけで話してたらラチがあかん」とのこと。メンバーからはまじめな案も出たものの、「悪いとこも出ました。『嵐2』はアカンよな？とか。『風』とか」といった悪ふざけに発展してしまったそうで、ひとりから「そこはふざけないほうがいいです」と真面目にツッコまれていた。村上は「正直、正解が分からない。ファンの皆さんにちょっと相談として『どんな名前がいいですか』っていうのを聞きたい」とし、最終的なジャッジはメンバーがするものの、参考としてファンから新名称案を募りたいと明かした。

　さらに、劇団ひとりから「ここまで突っ込んだ話をしていいのかな～。TOBEに移籍とかあるのかなって」と、続々と退所者が移籍している滝沢秀明氏の新事務所「TOBE」に関する禁断の質問が。これに対し、村上は「俺らは絶対にありません。たぶんですけど、向こうも嫌がるでしょうし。俺みたいなの預かるの。タッキー、TOBEに行ってから俺に何のオファーもないですもん。ということはですよ、もう答え出てますよ」と完全否定。タブーをまったく気にしない村上のぶっちゃけぶりに、ひとりは苦笑いするしかなくなっていた。

　一部では、村上が滝沢氏との不仲を暴露したのではとの見方もあるが、実は2人は親友の関係にある。村上はジャニーズJr.時代、同い年ながら別格の人気でジャニーズJr.のリーダー格となっていた滝沢氏に嫉妬し、一時は「大嫌いだった」というが、その後に滝沢氏が村上を遊びに誘ったことをきっかけに距離が急速に縮まり、誕生日を祝い合ったり、2人きりで遊びに行ったりするほど親密になったという経緯がある。そうした関係性を考えれば、「タッキーから俺に何のオファーもない」という発言は村上なりのジョークだったとみるべきだろう。

　こうした生放送での一連の発言を受けて、ネット上のファンからは「すごく不安だったけど、嵐2と風のくだりでめちゃ笑ったし、活動続けるって明言してくれて安心した」「村上くんの言葉でどれだけのエイター（関ジャニ∞ファンの通称）が救われたか」「本人も大変だろうに、すごく明るく話してくれて元気が出た」などと感謝のコメントが続出した。

　同日夜には、嵐の櫻井翔が月曜キャスターを務める同局系『news zero』で神妙な面持ちで会見内容についてコメントしたこともあり、推しの今後が心配になって暗い気持ちになったファンが少なくなかった。そうした中で、村上がファンを不安にさせないように本音とジョークで明るく前向きに改名問題を語り、さらに移籍や独立はないと明言したことで、救われた人が多かったようだ。

　ジャニーズタレントたちが今後どうなっていくのかは不透明な部分があるが、唯一無二ともいえる村上のキャラクターは、ファンにとっても事務所にとっても大きな希望となるかもしれない。