岡田准一の退所報道で「退所は逃げ」の風潮消滅か…俳優部門や若手ジャニーズが大量離脱の可能性
#岡田准一
CM撤退ドミノに続き、ジャニーズで「退所ドミノ」が起きるのか……。元V6で俳優として活躍する岡田准一が11月いっぱいで退所する見込みだと報じられ、ファンの間で波紋が広がっている。
岡田の退所については、2日付の日刊スポーツが1面で報道。記事によると、岡田は11月いっぱいで退所する意向を周囲に伝えており、早ければ2日に開かれるジャニーズ事務所の会見と同日発表になる可能性があるという。日刊スポーツはジャニーズと懇意なメディアとして知られ、報道の信憑性は高いとみられる。
岡田といえば、1995年にV6のメンバーとしてデビューし、同じメンバーの三宅健、森田剛(いずれも現在は退所)とともにグループ内ユニット「Coming Century」(通称カミセン)の一員としても活動。2021年にV6が解散した後は「俳優部門」のエース格として活躍し、放送中のNHK大河ドラマ『どうする家康』で織田信長役を好演したことも話題になった。もし岡田が退所となれば、カミセンは全員がジャニーズから去ることになる。
ジャニーズ事務所をめぐっては、創業者の故ジャニー喜多川氏による性加害問題を受け、ジャニーズタレントを広告起用していたスポンサー企業の「CM撤退ドミノ」が発生。さらに、各企業はジャニーズを起用した番組のスポンサーにつくことにも難色を示しているといい、その影響でジャニーズ主演ドラマの制作延期が相次いでいるとも伝えられた。今後のキャスティングにも関係してくるとみられ、俳優業中心の岡田にとっては「ジャニーズ所属」が大きな足かせになる。そういう意味では納得の判断ともいえるため、ネット上のファンも退所報道に理解を示している人が多いようだ。
俳優部門のエース格である岡田の流出はジャニーズにとって大きな痛手になりそうだが、これをきっかけにジャニーズ内に広がっていた「退所は逃げ」という風潮が変わり、所属タレントの「退所ドミノ」が起きるとの見方が浮上している。
9月21日、A.B.C-Zの河合郁人が12月21日をもってグループを卒業し、脱退後はジャニーズ所属のままソロとして活動していくことを発表。翌日、河合はコメンテーターとして出演したTBS系情報番組『ゴゴスマ~GOGO!Smile!~』で、グループ脱退後もジャニーズに残るという選択をした理由について「今、自分が退所するのは、どうしても逃げるように見えるから嫌。気持ち的に(ジャニーズ事務所が)抱えている問題も受け止めて、それを第一に考えないといけないと本当に考えているので、退所のことは考えていなかった」と告白した。河合としては正直な思いを明かしたのかもしれないが、取りようによっては「この時期に退所するタレントは問題から逃げようとしている」と牽制しているようにも思える。
また、その数日前にはSnow Manの目黒蓮とラウールが会員向けブログで「1年くらい前から事務所の体制が改善され、居心地がよくなった」といった趣旨の文章をつづり、事務所への感謝の思いを表明。関西ジャニーズJr.の「Aぇ!group」に所属する福本大晴も、9月下旬に出演した関西ローカルの情報番組でジャニーズの組織改革について「めちゃめちゃ変わったという肌感があります」と話し、風通しがよくなったことを証言した。
こうした発言が相次いだことで、ジャニーズ内の環境がよくなったのに退所するのは「逃げ」という風潮が生まれ、ジャニーズ内に「退所を言い出しづらい空気」が広がっていたようだ。だが、人気・実力ともにトップクラスでベテランの域に達している岡田が退所を決断したとなれば、そうした風潮が消え去って他のジャニーズタレントが退所しやすくなるだろうと指摘されている。
岡田と同じように俳優業が中心になっている生田斗真や風間俊介、木村拓哉あたりは、性加害問題で仕事に大きな影響が出ているとみられる。彼らが岡田に続く可能性は決して低くはないだろう。さらに、ジャニーズ内に蔓延していた「退所は逃げ」というムードによって退所を言い出しづらくなっていた若手ジャニーズたちが、雪崩を打つように事務所から去っていくおそれもある。ジャニーズ事務所の社名が変われば「ジャニーズブランド」は消滅することになり、それも事務所にとどまっているメリットを薄めてしまいそうだ。
岡田の決断が「退所ドミノ」の呼び水となるのか、今後も“泥船”と化してしまったジャニーズの激震は続きそうだ。
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