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『電波少年』の人権侵害、なすび「懸賞生活」の次は猿岩石の「ヒッチハイク」が問題視か

『電波少年』の人権侵害、なすび「懸賞生活」の次は猿岩石の「ヒッチハイク」が問題視かの画像1
有吉弘行(写真/Getty Imagesより)

 ジャニーズの人権問題が世界から注目を浴びているなか、“次のやり玉”としてジワリと関心が持たれ始めている事案がある。1990年代に多大なる人気を博したバラエティ番組『進め!電波少年』、および『進ぬ!電波少年』(共に日本テレビ系)だ。

 その中でも強いインパクトを残した企画の一つが「電波少年的懸賞生活」。現在は俳優・タレントとして活動しているなすびが、「人は懸賞だけで生きていけるか?」をテーマに、15カ月にわたり監禁状態で懸賞生活をする内容だった。

「そんな彼の半生を追ったイギリス製作のドキュメンタリー映画が9月8日に現地で上映されると、その過酷な生活に、現地の観客たちはショックを受けた模様。『深刻な人権侵害』との批判が飛び交い、ジャニーズ問題同様、またぞろ日本の人権意識の低さが指摘されています」(芸能ライター)

 なすびはこの企画によってメンタルが蝕(むしば)まれ、自殺を考えたほど追い込まれたというが、同様に『電波少年』をいまだに“恨んでいる”のが有吉弘行だ。

 森脇和成とのコンビを組んでいた猿岩石時代に、番組の看板企画「ユーラシア大陸横断ヒッチハイク」に出演。ヒッチハイクで香港からロンドンまでユーラシア大陸を横断するという、今となっては考えられない破天荒な企画だった。

 この企画を成し遂げたことで大ブレイクするも、その後、本やCDの発売、ドラマ出演などを果たすも実力不足もあり、その人気はすぐに失速。その後、毒舌キャラで再ブレイクし、今の地位を築いたのは周知の通りだ。

 総費用10万円で推定距離3万5000キロをヒッチハイクだけで移動。『治安の悪い場所で野宿』『生水を飲む』のは序の口、パキスタンではテロリストの疑いをかけられたり、命の危険にさらされることも。まだ無名だった猿岩石の当時の月給は2人で10万円。こちらもドキュメンタリー、あるいは映画化すれば世界が『人権侵害』だとざわつくのは間違いないだろう。

「猿岩石は96年にゴールしていますが、その後、飛行機で移動するやらせ疑惑が浮上。そのため、98年に始まったなすびの懸賞生活はスタッフにできるだけガチにしようという意識が働いたのかもしれません」(芸能ライター)

 有吉はブレイク後、『電波少年』の話をすることはほぼなく、以前の番組でも「ほんと気分悪いです」と語り、共演の出川哲朗から本気で番組スタッフを恨んでいることをバラされていた。

 9月24日にはパーソナリティを務めるラジオ番組にて「僕はコンビをやってたから《元猿岩石》って言われるのがすごく嫌だったんですよ。それは早く忘れてね、個人の名前としてやってますからっていう思いはすごくあって」と、黒歴史であることを公言していた有吉。DVD化もされているだけに、もし、海外の目に留まれば……。そうなった際には、有吉の積年の恨みが爆発し、毒舌がうなりを上げることだろう。

黒崎さとし(編集者・ライター)

1983年、茨城県生まれ。ライター・編集者。普段は某エンタメ企業に勤務してます。

Twitter:@kurosakisatoshi

くろさきさとし

最終更新:2023/10/01 08:00
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