ブラマヨ・小杉竜一が語った「友達時代がない」漫才コンビの相方との付き合い方
#ブラックマヨネーズ #ギャロップ
28日に放送された関西ローカル『やすとものいたって真剣です』(ABCテレビ)で、ブラックマヨネーズの小杉竜一が、「友達時代がない」という相方・吉田敬との付き合い方について明かした。
同番組では、今年5月の『THE SECOND ~漫才トーナメント~』で優勝したギャロップ・毛利大亮が小杉を食事に誘う形でトークを展開。林健との関係性に悩みを抱える毛利の相談に、小杉がいたって真剣に答えた。
「どうしても林に気を使って、顔色をうかがってしまう」という毛利に、小杉は「ちゃんと話せよ」「話したらええやん」として、こちらも養成所で出会ってコンビを組んだ吉田から結成時に言われたという言葉を紹介。
「俺らは幼馴染みでもなければ友達だった時期もないから、細かいことはちゃんと話し合っていかんと分かり合えへんと思うし、改善点とか、こうしてほしいと思うことは早い段階から話し合って消したいから、俺は細かいからいっぱい言うけど、それは分かっといてくれ」
現在、小杉は東京、吉田は大阪と拠点を分けて活動しているブラマヨ。一時は険悪な時期もあったというが、現在では互いを尊重しながら良好な関係を築いていることが知られている。
ブラマヨやギャロップのみならず「友達時代がない」という漫才コンビは少なくない。1982年に吉本興業が大阪に「NSC(吉本総合芸能学院)」を開校。東京でも95年に「東京NSC」を立ち上げている。ほかにも、プロダクション人力舎の「スクールJCA」やワタナベエンターテインメントの「ワタナベコメディースクール」など、数多くのお笑い養成所が乱立し、毎年1,000人以上の若者がその門を叩いている。相方とは養成所で出会ったというコンビのほうが一般的になって久しい。
だが、友達時代の「ある/なし」コンビを比較して、どちらが強いかと考えると、話は違ってきそうだ。
『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)の優勝コンビ18組を眺めてみると、高校以前から友達関係だった“幼馴染みコンビ”はチュートリアル、サンドウィッチマン、NON STYLE、とろサーモン、ウエストランド、それに実の兄弟である中川家を含めて6組。3組に1組が幼馴染みという割合は、おそらく全コンビにおける比率よりもずっと高いだろう。頂点に昇りつめようとするとき、やはり「友達時代」があったほうが有利であり、そうでない場合はブラマヨのように、自分たちのコンビ関係の成り立ちに自覚的に向き合う時間が必要だと言えそうだ。そこに、ひとつ超えなければならない壁があるということだろう。
そして、この話題になると必ず最後には、誰もが天を仰いでつぶやくしかないのだ。
「ダウンタウンって、幼馴染みだもんな……」
(文=新越谷ノリヲ)
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