川﨑麻世とカイヤの離婚裁判、まだやってた!? 財産分与6500万円で決着
#城下尊之
ベテラン芸能リポーターの城下尊之氏が、とかくあおり・あおられがちな芸能ニュースをフラットな目線で、おちついて解説!
――9月20日、川﨑麻世とカイヤの離婚裁判の控訴審判決が東京高裁であり、カイヤの控訴が棄却されましたね。
城下 カイヤさんは最高裁へ上告できますが、上告は憲法違反があるかどうかを判断するので認められる可能性は低いでしょう。2人は1990年に結婚しましたが、十数年たったころから別居。麻世さんが2018年10月に離婚を求めて提訴すると、カイヤさんは離婚に加えて2000万円の慰謝料を求めて反訴しました。
20年2月、家裁で離婚が認められ、カイヤさんの慰謝料請求は却下されましたが、カイヤさんは慰謝料請求を300万円に減額して控訴していました。
今回の控訴審判決では、その300万円の請求が棄却されたどころか、「麻世さんに対する財産分与として、カイヤさんに6600万円の支払いを命じた」という報道がありました。
――財産分与で6600万円も!
城下 実は先日、共通の知人のパーティーで麻世さんにお会いしました。ご本人に聞いたら「6600万円ではなく、本当は6500万円なんですよ」とのこと。麻世さんの弁護士が財産分与を主張して希望が通ったようです。
――6500万円だってすごいですよ。
城下 でも、「なんだかんだ言って払わないんですよ、どうせ」とも言っていました。弁護士が何とかするとは思いますが、麻世さんいわく「お金なんて出したこと今まで1度もないもの」とのこと。
それを聞いてちょっと笑っちゃいました。確かに大変だったことを知っているので。
麻世さんは別居中も長らくカイヤさんの住居の家賃、光熱費を払ってきたんです。裁判の途中で弁護士が手続きをして、ようやく麻世さんの口座から引き落とされないようになったようですが。「たいへんでしたね」と声をかけると、「提訴から5年ですよ。疲れました」と笑っていました。
――いくらなんでも長かったですよね。本当にたいへんでしたね。
城下 別居前から苦労していましたから。昔、麻世さんに取材したあと「軽く食事でも」と寿司屋に行ったんです。すると、カイヤさんから電話がかかってきて「今どこにいるの? すぐに帰ってきなさい」と怒鳴られて、慌てて帰っていきました。
板前さんが気を利かして「明日も食べられるから」と言って折り詰めを渡したら、「よかった。明日、子どもたちの朝ご飯を作らなくて済む」と喜んでいましたね。
「麻世さん、今、舞台をやってて忙しいでしょう。子どもの朝食の世話をするの?」と聞いたら、「子育ては妻も夫も両方しなきゃ」と。日本ではやっと数年前からそんなことが言われ出していますが、麻世さんは20以上前からそうだったんです。
別居前、俳優仲間が「もう別れた方がいいんじゃない」とアドバイスしても、「離婚したらカイヤは子どもたちを連れてアメリカに帰ってしまう。そうしたら子どもに会えなくなる。それがつらい」と言っていました。
――子煩悩なんですね。
城下 結婚生活は15年もなく、別居期間が同居期間をはるかに超えてしまった。これだけ長期間別居しているのに、それでもカイヤさんは「別居してない」と主張し続けていました。でも、鍵の暗証番号を勝手に変えられて、家に入れてもらえていなかったようです。実質、追い出されたような形です。
――これで裁判も決着し、晴れて自由の身ですね。
城下 麻世さんの表情はスッキリして明るくなっていました。あるパーティーで「話題の人、川﨑麻世さんがいらっしゃってます。レポーターの城下さん、質問してもらえますか」と紹介され、麻世さんも笑っていました。麻世さんは「僕、もう還暦ですよ」と自虐的に言っていましたが、相変わらずカッコよかったですよ。やっと解放された麻世さん。これからは仕事でも何でも自由にできるようになりますね。
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