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キンプリにぶつけた? TOBEの発売日被りに「スノスト同時デビュー」を思い出すワケ

「キンプリにわざとぶつけた?」TOBEの発売日被りに、スノスト同時デビューを思い出すワケの画像1
King&Prince

 King&Prince(以下、キンプリ)が、11月8日にリリースする14枚目シングル「愛し生きること/MAGIC WORD」の収録曲「愛し生きること」のミュージックビデオ(以下、MV)を9月25日にYouTubeで公開。キンプリの元メンバーを想起させるような演出が、ネット上で話題となっている。

 キンプリは岩橋玄樹が2021年3月31日、平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太が5月22日をもってグループから脱退し、現在は永瀬廉と高橋海人によるデュオとして活動。同シングルは新生キンプリにとって2枚目のシングルとなる。

「愛し生きること」のMVは映画のようなストーリー仕立てとなっており、世界が終わる直前に荒廃した世界の片隅で1人の少女との出会い、自由や命、愛の意味を心の底から求める――という壮大な世界観。

 メンバー以外に数名の役者が出演しており、冒頭で少女が持つ絵本の表紙に6色の花のイラストが描かれている点や、ラストカットでメンバーを含む5人が砂漠を歩くシーンが映し出される点などが、「5人の再集結を匂わせてる?」などと話題に。

 一方で、一部ファンからは「2人になったんだから、公式がいつまでも5人のキンプリを匂わせてくるのやめてほしい。最後の5人とか、違う人じゃん」などと否定的な意見も散見される。

キンプリ、前作「なにもの」は初週ハーフミリオン達成

 キンプリといえば、6月にリリースされた前シングル「なにもの」が初週54.4万枚を売り上げ、ハーフミリオンを達成。

 これに次ぐ「愛し生きること/MAGIC WORD」のヒットも期待されるが、9月27日には滝沢秀明氏が代表を務めるTOBEの所属グループ・IMP.がキンプリと同日にあたる11月8日に1stシングルCD「CRUISIN’/IMP.」をリリースすると発表。

 楽曲「CRUISIN’」「IMP.」はすでに配信リリースされているが、あらためてCDとして「初回生産限定盤A」「初回生産限定盤B」「通常盤」の3形態でリリースするといい、さらに3形態まとめ買い特典として「オリジナルステッカー」も付いてくるそうだ。

 なお、IMP.は、以前ジャニーズJr.ユニット・IMPACTorsとして活動をしていた佐藤新、基俊介、鈴木大河、影山拓也、松井奏、横原悠毅、椿泰我の7人全員が7月にTOBEへ移籍。大手レコード会社からデビューするとのうわさもあったが、フタを開けてみれば「TOBE MUSIC」からのインディーズデビューであることから、配信デビュー時には一部ネットユーザーから「拍子抜けした」との反応も見られた。

キンプリとIMP.がバッティング……インディーズでもランキングに反映

 しかし、インディーズであってもオリコンランキングなどの音楽チャートでは、メジャーと同じランキングに反映される。IMP.はキンプリと完全にバッティングすることとなるため、一部キンプリファンからは「よりによって発売日被せてくるとか、タッキーは喧嘩売ってるの?」と批判も噴出している。

 加えて、滝沢氏はジャニーズ幹部時代の2020年1月、相乗効果を狙ってかSnow ManとSixTONESを同日デビューさせ、その結果、「あっちのグループには負けられない」とファンの購買欲に火を付けることに成功したとも言われている。

 そうした前例もあって、キンプリとIMP.の発売日被りは「滝沢氏による意図的なものではないか」と疑うファンは少なくないが、もちろん偶然の可能性もあるだろう。売上枚数ではさすがにキンプリの圧勝が予想されるが、1位と2位にキンプリとIMP.が並べばそれだけでも話題になるだけに、TOBE的には“オイシイ”状況が予想される。

 故・ジャニー喜多川氏の性加害問題の影響で、メディアでのプロモーションが思うようにできないのではないかと心配されているキンプリの新曲。そんなキンプリに、IMP.がどこまで食らいつけるのか注目したい。

仲宗根由紀子(エンタメ系ライター)

芸能誌の編集を経て、現在は国内・国外ドラマレビューを中心に執筆するライター。人気俳優のインタビュー経験多数。

なかそねゆきこ

最終更新:2023/09/28 14:00
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