YOASOBI「アイドル」“テレビ初歌唱”にファン驚がく! なぜこうなった?
#韓国 #紅白 #YOASOBI
音楽ユニット・YOASOBIが、9月21日に放送された韓国の公開音楽番組『M COUNTDOWN』(Mnet)に出演。韓国でも人気を博している楽曲「アイドル」をスペシャルステージ枠で披露したが、「まさかテレビ初歌唱が韓国の歌番組とは!」とファンを驚かせた。
アニメ『【推しの子】』(TOKYO MXほか)のオープニング主題歌として日本で大流行した「アイドル」だが、同アニメがNetflixで配信されていることもあって世界中でヒット。韓国でもダンスチャレンジが流行したため、今回の出演が決定したという。
今回のYOASOBIのパフォーマンスは、放送当日にチャンネル登録者数2060万人を誇るYouTubeチャンネル「Mnet K-POP」でも配信。同じ放送に出演したMAMAMOO・ファサの再生数は10万回(27日午前10時現在、以下同)だが、YOASOBIは156万回を記録しており、注目度の高さがうかがえる。
YOASOBIテレビ出演、韓国で反響「J-POPが出てるの初めて見た!」
動画のコメント欄には、韓国語で「YOASOBIの歌と音楽が大好きです。彼女の声は魔法です」「J-POPが好きな韓国人として、もっと多くの日本人が韓国の音楽番組に出られたらうれしい」などと好意的なコメントが多数寄せられており、これに対して日本のYOASOBIファンがお礼を書き込むなど、音楽を通じて交流を楽しむ様子が見られる。
また、韓国のSNSでは「J-POPが韓国のテレビに出てるのを初めて見た!」と驚きを隠せない視聴者が散見される。韓国のアイドルグループに日本人メンバーが含まれるケースはよくあるが、韓国の音楽番組で日本人が日本語で歌唱することは極めて珍しく、YOASOBIの出演は歴史的瞬間ともいえるのだ。
なお、4月にオリコンのデジタルシングルランキングで1位となった後、6月にはアメリカのチャート“Billboard The Global Excl. U.S.”で首位を獲得するなど、世界的ヒットを飛ばして久しい「アイドル」だが、前出の通りテレビ番組で披露するのは『M COUNTDOWN』が初となる。
YOASOBI、「アイドル」テレビ初歌唱が韓国だったワケとは……
リリース後、日本の音楽番組で一向に披露されないことから、一部ファンが「年末の大型音楽番組まで取っておくつもりかな?」「『紅白』の目玉になるのでは?」と予想していたほか、歌唱が難しい楽曲であるため「本人すら難しすぎて、テレビで披露できないのでは?」ともささやかれていた。
当然、日本のテレビ各局が「アイドル」のテレビ初歌唱を獲得するために、YOASOBI側にアプローチしていたことは容易に想像できる。
しかし、それが一向に実現しないことから、各局音楽番組は“歌ウマ歌手”によるカバーで「アイドル」をねじ込んできた経緯がある。例えば、『2023FNS歌謡祭 夏』(フジテレビ系)では平原綾香、『音楽の日2023』(日本テレビ系)では島津亜矢が「アイドル」を披露していた。
今回の『M COUNTDOWN』の出演により、日本のテレビ局は“フラれた形”となったが、ネット上では日本と韓国の音楽番組を比較し、「そりゃあ、韓国の歌番組に出たほうがいいよね」との意見もある。
日本と韓国、音楽番組の違いとは?
日本では、楽曲をテレビサイズに短縮することが多いが、韓国はフルサイズでの歌唱がデフォルト。カメラワークや音響のクオリティも高く、世界中のK-POPファンが登録しているYouTubeチャンネルですぐさま配信されるため、プロモーション効果は計り知れない。
さらに、YOASOBIは海外進出にいよいよ本腰を入れるようで、12月には香港と台湾の音楽フェスでヘッドライナーを務めるほか、同月より初のアジアツアーを展開。韓国・ソウル、シンガポール、マレーシア・クアラルンプール、台湾・台北での開催を控えており、『M COUNTDOWN』への出演は絶好のタイミングともいえる。
テレビ初披露に韓国を選んだことからも、海外進出への本気度がうかがえるYOASOBI。今後、日本の音楽シーンの面白さを世界に伝えてくれそうだ。
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