トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > エンタメ > お笑い  > 『徹子の部屋』島田珠代が神回!

『徹子の部屋』島田珠代が神回……! 衝撃のオープニングに徹子あ然

〈島田珠代〉号泣…夫のがん告知、3歳で離れた娘との絆 | TVer

 26日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に島田珠代が出演。黒柳徹子をあ然とさせる一幕があった。

 島田といえば、言わずと知れた吉本新喜劇の看板女優。大阪を拠点に活動しながら、最近では全国ネットへの出演も増やしている。

 番組冒頭、島田は妙ちくりんな舞いで登場するも、実は徹子の大ファンだといい、緊張しきり。画面テロップには「波乱万丈…2度の結婚、夫のがん告知」「号泣…3歳で離れた愛娘と新たな絆」と表示され、深刻なトークを予感させた。

『徹子の部屋』初出演、徹子との邂逅も初めてだという島田。「今どんな気持ち?」と聞かれると、「夢みたい」「ホントに、ホントに大好きで……」とつぶやくと、やにわに徹子の目を見据えると、言葉を継いだ。

「徹子さん、私、今現在……パンティ履いてますか?」

 この先制攻撃に、徹子も「パンティ? たぶん履いてらっしゃるでしょ」とタジタジ。さらに島田は「朝、パンティ履いたはずなんですけど、確かめさせていただいてもいいでしょうか?」と立ち上がり、広い場所に移動して徹子に手拍子を要求。

「どのように?」と困惑する徹子を前に、島田はさらに自身のスイッチを入れる。

「ハイハイハイハイ! ハイハイハイハイ!」

 渋々徹子が手拍子に付き合うと、島田は伝家の宝刀「パンティーテックス」を繰り出した。

「珠代! パンティーテックス! 珠代! パンティーテックス! パンティパンティパンティーテーックス!」

 完璧に決まったパンティーテックス。スタジオから、まばらな拍手が起こる。島田は、カメラ目線で「履いてました」と満面の笑みを見せる。どうやら、パンティは履いていたようだ。徹子も「よかったです」と満足そうな笑顔を浮かべた。

 その後は、島田の人生を振り返りながらクロストーク。徹子の仕切りで、冒頭のテロップ通りのド級に重いエピソードが続き、番組後半の島田は慟哭(どうこく)しっぱなしだった。この落差、島田珠代、恐るべしである。

『徹子の部屋』といえば、“芸人殺し”として知られる番組。さまざまな芸人がゲスト出演しては、徹子との会話がかみ合わず大苦戦し、『アメトーーク!』(同)で「徹子の部屋芸人」という企画が2度にわたって行われるほど、犠牲者が続出している。

 大半の芸人が苦労する原因のひとつが、家族に関するエピソードトークだ。普段のお笑い番組で彼らが披露するトークには、必ず笑いどころがあるが、徹子が聞きたいのは、あくまで事実。オチをスルーされて戸惑う芸人の顔をいくつも思い出すことができる。

 もうひとつが、徹子が突然要求する「ネタ披露」のコーナー。その場で漫才をさせられ、地獄のようにスベリ散らかした芸人も1人や2人ではない。

 だが、島田はこの2つをクリアしてみせた。ネタに関しては冒頭に差し込むことで徹子を満腹にし、家族トークは自身の分厚いエピソードを披露するだけで、徹子も真剣に聞き入るしかなかった。

 35年の芸歴、いや、53年の人生そのものすべてをスタジオに持ち込んだ島田珠代。芸人殺しの『徹子の部屋』を、なんとか引き分けに持ち込むことに成功していたようだ。

 それにしても珠代さんって、大変な人生を歩まれている方なんですね。涙。

(文=新越谷ノリヲ)

新越谷ノリヲ(ライター)

東武伊勢崎線新越谷駅周辺をこよなく愛する中年ライター。お笑い、ドラマ、ボクシングなど。現在は23区内在住。

n.shinkoshigaya@gmail.com

最終更新:2023/09/26 21:00
ページ上部へ戻る

配給映画