“ジャーナリズムなき出版社”なぜ講談社、小学館、集英社ら大手はジャニーズ性加害問題に声明を出さないのか
#元木昌彦 #週刊誌スクープ大賞
今週の注目記事・第1位「ジュリー前社長が“涙の会見”直後にハワイで豪遊」(『週刊文春』9/28日号)
同・第2位「ジャニーズ事務所某人気アイドルの『給与明細』の中身」(『週刊現代』9/30・10/7日号)
同・第3位「東山紀之“森光子への嘘”」(『週刊文春』9/28日号)
同・第4位「“岩盤の母”を突破!?『羽生結弦』8歳上ヴァイオリニスト妻の『安倍人脈』」(『週刊新潮』9/28日号)
同・第5位「『加藤鮎子』こども相に大抜擢でも『息子にカップラーメン』『秘書大量退職』ほか」(『週刊新潮』9/28日号)
同・第6位「愛子さま(21)女性天皇へ! 岸田首相が動いた」(『女性セブン』10/5日号)
同・第7位「日本に遺恨残し…『イニエスタ』退団の裏で『2億円裁判』」(『週刊新潮』9/28日号)
同・第8位「楽天三木谷浩史が明かす『僕だけが知るイーロン・マスク』」(『週刊文春』9/28日号)
同・第9位「木原誠二“官邸の番人”“財界の重鎮”とホテル謀議」(『週刊文春』9/28日号)
同・第10位「『危ない医者』と『ヤバい病院』見分けるための最新常識」(『週刊ポスト』10/6・13日号)
同・第11位「阪神優勝『岡田監督』のチーム操縦術」(『週刊新潮』9/28日号)
【巻末付録】現代とポスト、SEXYグラビアの勝者はどっちだ!
今週は現代、ポストも月曜日発売で全ての週刊誌がそろった。
今週も、ジャニー喜多川事件と内閣改造で岸田の目玉として入閣した女性閣僚たちのスキャンダルが大きな誌面を占めている。
中でも、文春のジュリー前社長の「相続税逃れ」は読み応え十分。今さらだが文春の底力を見せてもらった。
まずは18年ぶりにリーグ優勝した阪神の岡田彰布監督(65)のお話から。
優勝が決まった日の夜、大学時代の友人から電話があった。彼は兵庫県出身で熱狂的な阪神ファンである。
電話から飲み屋の喧騒が聞こえてくる。「もとき……」とヘベレケになった声が聞こえる。いきなり「六甲おろし」を歌い始める。
一応「おめでとうな!」というと「お前、本心からいうてないだろう」ときた。
今は違うが、私は昔、親子二代の由緒正しい巨人ファンであった。「フライデー」「週刊現代」編集部には阪神ファンが多くいた。阪神の優勝可能性ありとなると、みんなソワソワして仕事が手につかなくなる。
私が熱狂的な巨人ファンだということを知っているから、私の前では阪神のハの字もださない。だが、裏では、阪神が優勝したら臨時増刊号を出そうと企画会議を開いていたこともあった。
恐る恐る私に、「あの~もし阪神が優勝したら、その~特別号を出してはどうかと」と聞きに来る奴もいた。私は「万が一、優勝したらな」と一言。
今でも覚えているが、編集部員の結婚披露宴が開かれている最中に、阪神が優勝するかどうかの天王山が行われていた。
気が気でない連中が外に出ては、戻ってきて誰かに耳打ちする。新郎新婦そっちのけであった。
だがめでたく、阪神はその試合に負け、優勝を取り逃がしたのである。披露宴の二次会は、さながら阪神の残念会になり、相当荒れたと聞いた。
だいぶ前に巨人ファンを引退し、阪神が勝とうが負けようがどっちでもいい私は、その友人にいった。
「阪神が日本一になったら一杯飲もう」
ガチャンと電話が切れた。私は電話の前で、「六甲おろし」を歌った。
さて、岡田監督の話だ。シーズン初め、ほとんどの評論家たちが「阪神最下位」と予想していたと思う。ろくな補強もせず、現有勢力では到底優勝争いなどできはしない。それが大方の見方だった。
岡田マジックといっていいだろう。そのマジックの一つが、「優勝」といわずに、「アレ」といって、選手にプレッシャーを与えないというマジックがあった。
優勝の翌日のほとんどのスポーツ紙には「アレ」という文字が躍った。岡田の細君・陽子というのは帰国子女だそうだ。
単なるアレを、英語を当てはめ、何やら意味のあるものにしたのは彼女だそうだ。
「本来ならば先に意味を考えて決めるのでしょうが、今回は主人の口癖から『A・R・E』が決まっていたので、普段から主人が考えていることをもとに提案させていただきました」(陽子)
今時、亭主に、「させていただきました」なんて言葉を使うカミさんなどほとんどいないぞ!
Aは「Aim(目標)」、Rは「今後も選手とOBとの交流が続き、高い技術が脈々と引き継がれていくことへの願いも込めて」(同)「Respect(尊敬)」、Eは、「Empower(パワーアップ)」としたそうだ。
この内助の功が亭主を悲願の日本一を現実のものにするかもしれない。そうなれば岡田監督はカミさんに頭が上がらなくなるだろうが、それが家庭円満の秘訣なのだ。
ところで、私は今、人生最大の岐路に立っている。
8月初めから足がふらついて思うように歩けず、両手がしびれて麻痺が出ている。脳梗塞かとあわてて脳外科に行ってMRIを撮ってもらったが、異常はないという。
脊柱管狭窄症を手術してもらった医師のところへいって診てもらった。全身のMRIを撮り、脳神経内科にもいった。
結論は、脊髄損傷らしい。首の神経が相当なダメージを受けていて、このままではそのうちに寝たきりになるが、手術をしても、寝たきりになるのを遅らせる程度のことしかできないというのである。
これには参った。今は他の大学病院でセカンドオピニオンを受けるために待っているのだが、もしそうだとすれば……。考えるのはやめておく。
再生医療も進んでいて、IPS細胞による研究も進んでいるというが、はたしてどうなのだろう。
こうしたらいいという情報をお持ちの方は、私のメルアド「m.mo1to2ki3@gmail.com」に送っていただけないだろうか。よろしくお願いします。
というわけで、私にとって「いい医者」に巡り会えるというのは、生死を分けるといってもいい重要な問題である。
ポストによるとヤバいのは、「症例数が少なく入院日数が長い病院は術後の成績が悪く、次の患者が来ていない」「HPの更新回数が年1回程度と少ない病院」「クリニックの規模に合わない複数の診療科を掲げる場合、専門的な知識に乏しい」「ゴミ箱がパンパンになっているなど、病院のクリーンさが保たれていない」「服装や身だしなみに清潔感がない医師」などをあげる。
また、「紹介状などカルテ以外の書類がたくさん置いてある医師はNG」。
「細かい質問をされて不機嫌になる医師。患者の不安に誠実に向き合わない医師」。そうそうこれが大事なんだよ。患者にとって医師は救いの神様、全知全能の神であり母なのだ。
いい医者に出逢えるかどうかは、4億円馬券に当たるよりもっと難しいのかもしれない。
木原誠二の「退任」は自民党にとって一石三鳥
さて、内閣改造で官房副長官を更迭され、もはや岸田も見限ったのかと思われた木原誠二だが、そうではないと文春が報じている。
当初、岸田首相は文春報道を重く受け止めてはおらず、留任させる腹だったという。だが、木原から「これ以上迷惑をかけられない」と申し出があり、しぶしぶ退任を認めたという。
それでも岸田の木原愛は変わらなかった。木原は幹事長代理と政調会長特別補佐という2つの「要職」を兼務することになったのだ。
「木原さんの処遇は、一石三鳥。党の役職に転じることで、国会や記者会見で文春報道について追及される機会が減るし、それでいて政府と党のパイプ役にもなれる。その上、ボスト岸田を狙う茂木敏充幹事長と萩生田光一政調会長のお目付役としても機能する絶妙なポジションなのです」(自民党関係者)
木原は組閣の前夜、財界人たちと会食をしていたという。
そこには、元警察庁長官で「官邸の番人」といわれている、栗生俊一官房副長官も同席していたという。
警察庁関係者がこう話している
「栗生氏は、木原氏の妻が2018年に警視庁から聴取を受け、その後捜査にストップがかかった際の警察庁長官でした。当時の警察トップが議員案件だった木原事件を知らないはずがありません」
政治部記者が後を継いでこうも話す。
「警察庁長官を退官した栗生さんを官房副長官として岸田首相に強く推薦したのが木原さんでした」
恩を恩で返す。自分と妻の「弱味」を握っている人間を官邸の中に取り込む。木原が考えそうなことである。
文春は、新聞、テレビ、他の週刊誌も報じない「木原の妻の夫殺し疑惑」を今後どうしていくのだろう。これで終わりか? それとも三の矢を放つのか。
文藝春秋から出た『イーロン・マスク』が面白そうだ。
このところ負のイメージもつき始めたが、楽天の三木谷浩史がイーロン・マスクのことを文春でこう語っている。
「(イーロンは=筆者注)『ベンチャー企業の社会における最大の役割は、国家権力への反逆だ』
だけど、日本は既得権益の塊のような国。自動運転にしても、シェアリングエコノミーにしても、彼が思い描く自由なイノベーションが起こりそうにない。残念ながら、あまり魅力的なマーケットには映らなかったのかもしれませんね」
「彼の頭の中には全く違う『未来』が見えているはず。そもそもイーロンは、Xをメッセージングだけでなく、SNS、金融、電子商取引……あらゆる機能を兼ね備えたスーパーアプリに進化させようとしている。それこそ、Xとテスラのモビリティーを繋げることで、さらなるパラダイムシフトを起こそうとしているのかもしれない。今のままでは終わらないと思いますよ」
「イーロンのビジネスを見てると、実感することが一つあります。それは、徹底した『スーパーアマチュア』であること。彼の事業のほぼ全てが、素人の視点から『こうすればいいじゃん』と考えた発想で、業界の常識に斬り込んでいます。
テスラにしても、彼は自動車のスペシャリストではありませんでした。だからこそ、『3000個の電池を繋げれば、とても速い電気自動車が作れる』と突拍子もないことを言い始める。その発想に対し、専門的な視点から『できない理由』をいつも挙げられたかもしれない。だけど、誰も見たことのない『未来』を作り出すには、『できない理由』を横に置いて、物事の本質だけを見据えるシンプルな見方が欠かせない」
これは読んでみるしかなさそうだ。
ところで、私はサッカーにはあまり興味はないが、ヴィッセル神戸にいたイニエスタ(39)の名前は知っている。
親日家で、日本で引退するといわれていたようだが、先月、突然、アラブ首長国連邦のクラブへ移籍すると発表して日本を去ってしまった。
アラブ首長国連邦といえば、サッカーはもちろん、ゴルフなどでも金に飽かせて有名選手を引き抜き、悪名が轟いている国である。
どうせカネに転んだのだろうが、飛ぶ鳥跡を濁して、日本のサッカーファンたちをがっかりさせたことは間違いない。
そのイニエスタが、彼と組んで日本のサッカーを盛り上げようと意図していた大阪の広告代理店と、やはりカネのことでもめていると新潮が報じている。
「今年4月、イニエスタが役員を務めるマネジメント会社から、“5500万円の損害賠償を支払え”との不可解な訴訟を大阪地裁に起こされたんです」(大阪に本社を置く広告会社の関係者)
「訴えてきたマネジメント会社とは、イニエスタのファンクラブやYouTube公式チャンネルの運営に関する契約を結んでいたんですが、ふたを開けたら先方は契約書に書かれたことを履行してくれないどころか、ロクに連絡さえ取れない始末。そんな状態では運営などできるはずもなく全て中止に追い込まれました。会員の皆さんへの謝罪や返金などの対応にも追われる中、裁判を起こされたのです」(同)
関係者が続ける。
「契約前にディスカッションを何度も行いましたが、イニエスタ本人も“イイよ! 進めよう!”と言ってくれて、マネジメント会社の社長やスタッフたちも乗り気だったんですよ」
新潮によれば、昨年8月に双方で契約が交わされ、11月には「イニエスタ Family club」と題した公式サイトや、動画チャンネルも本格的に始動。会員増を狙い数々の特典が発表されたという。
だが、ファンクラブの運営は困難を極めたそうだ。
「昨年8月に契約が交わされてから、1、2カ月もしないうちにボロが出始めました。先方とは週2回のミーティングを予定していたのですが、連絡なく欠席することもしばしばで、2週間も連絡が取れなくなることもありました。どうして連絡が取れなかったのかも説明なし。大事な記者会見の日程決めでも、くり返しイニエスタのスケジュールを教えてと頼んでいるのに連絡を寄越さない。ようやく会見の日程が決まったのは、開催2週間前のことでした」
メッシなどとの対談をするという約束も反故にされた。挙句に、イニエスタ側が、契約で決めたカネが入金されていないという理由で、契約解除だといってきたそうだ。
広告会社側も、
「何より契約にあたってわれわれがイニエスタ側に預けていたデポジットが1億円強返金されていませんから、損害賠償と合わせて1億5千万円規模の反訴を行うことにしました」
第二の故郷などといっていたのに、残ったのはカネをめぐる訴訟沙汰では、嘘だったことが明白である。有名だというだけで大枚のカネを投じて海外から選手を引っ張ってくる三流国的なやり方はもう止めるべき時にきているのではないか。
ラグビーなどは特殊事情があるにしても、レギュラーの大半が他国の選手である。あれを見ていると、まだまだラグビーは三流国だなと思わざるを得ないのだが。
岸田政権の名誉挽回と「愛子天皇」の実現度
さて、天皇の長女・愛子さんの話題が女性週刊誌に載らない週はないが、その割には「愛子天皇」の実現性はどうなっているのかという報道はない。
だが今週の女性セブンが、愛子天皇誕生に岸田首相が動き出したと報じているのだが、その真偽のほどは。
根拠の一つが、高市早苗を経済安全保障相にしたことだという。
「岸田首相にとって高市氏は、前回の総裁選を戦ったライバルです。彼女を内閣に留任させたのは、狙いがあってのことでしょう。
高市氏は保守や右派の重鎮でありながらも、『私は女性天皇に反対しているわけでなく、女系天皇に反対している』と、女性天皇を容認する立場を明確にしているのです」(政治ジャーナリスト)
別の政治ジャーナリストは飛び級を果たした加藤鮎子・女性活躍担当相(こども政策担当相の間違い?)に注目する。
「加藤氏は、かつて内閣官房長官や自民党幹事長を務めた故・加藤紘一氏の三女です。
紘一氏は、慎重な姿勢を見せつつも、女性・女系天皇を容認するような発言を繰り返してきました。また、’05年当時の小泉政権が目指した女系天皇容認の皇室典範改正も支持しています。
加藤氏は’13年に紘一氏から後継を指名された。父親の強力な地盤を引き継いでいますから、おのずと主張も踏襲されることになるでしょう」
愛子さんは今年12月に22歳の誕生日を迎え、来春に大学を卒業する。そこが最後のタイムリミットと見るのはある皇室関係者だ。
「愛子さまは大学卒業後、海外留学されたり、急転直下、ご結婚されたりする可能性もあるわけです。そうなってからでは、万が一に皇室典範を改正したとしても、愛子さまに即位を求めるのは大変失礼なことでしょう。愛子さまにもライフプランがおありですし、即位は事実上、不可能になります。
愛子天皇の実現を考えるならば、愛子さまが学生のうち、来春までに少なくとも政治の側が道筋を示さなければいけない。年明けの通常国会で議論の俎上に載せることが、絶対条件になるのではないでしょうか」
人の意見を聞きもしなければ、やることもやらない岸田首相に、愛子天皇実現を期待するのは無理なような気がするが、唯一、岸田の支持率が上向くとすればこれしかない。そう思えば、一気に動くかもしれない。
ここで名前が出た加藤鮎子・子ども政策担当相だが、評判の悪さでは小渕優子と双璧のようである。
父親の加藤紘一とは何度か飲んだことがあったが、個人的には好きな人であった。だが、自民党を跳び出て新自由クラブをつくり、そこがダメになったからと自民党に戻り、宮澤喜一の覚えがめでたかった河野洋平を嫌っていた。
その河野と親しかったので、私は複雑な思いで加藤の話を聞いていた記憶がある。
しかし、地盤・看板・鞄を親から受け継ぎ、あっという間に政治屋になったお嬢ちゃんには、子育ての苦労や共稼ぎの苦労は分かりはしないだろう。
だがこの女性、男の苦労はだいぶしているようなのだ。なぜなら、最初に結婚したのが、のちに鈴木恵美議員と結婚して、育休のうちに不倫をして議員辞職することになった宮崎謙介なのだから。
彼女の知人が、加藤鮎子にこども政策担当相が務まるのかと疑問を呈している。
「というのも、彼女は常々、周辺には“子育てが苦手”“子どもとどう接していいのかわからない”とこぼし、高校時代の恩師には何度も相談している」
というのだ。
子育てが苦手で、それがために夜遅くまで仕事をし、子どもがカップラーメンを食べているのも珍しくないというのである。
2度目の亭主も横浜で社長業をしているというから、他人の子育てを云々できる場合ではないというが、事実なら、不適材人事であろう。
小渕優子は先週触れたので省くが、彼女の父親の政治資金を我が物にしたやり口にも批判が集まっているようである。
復興相になったのは土屋“何も”しな子ではない、土屋品子。政治家としてやる気がないのはもちろんだが、そのくせ、9歳年下の政策秘書との“関係”が噂されているというのだから、これまた、不適任というべきだろう。
自見英子万博相は、コロナ禍の中、妻子ある橋本岳衆院議員との不倫を報じられた“傑物”。その後、橋本が離婚し、略奪婚を成就したのだから、たいしたものである。
岸田が新たに指名した4人の女性閣僚はすべて二世、三世議員。まあ、今の自民党にはそんなのしかいないのだから仕方ないが、こんな連中が庶民の哀歓など分かるはずはない。
メディアは、女性をもっと重用せよというが、何しろ人材がいない。岸田は、「とにかく数を増やすために何とかほじくり出したが、これしかいないんだよな」といいたくもなるはずだ。
さて羽生結弦君の話である。結婚したと発表したが、どこの誰やら一向に情報がなかった。
だが、週刊女性ネット版で「羽生より8歳上の美女で元バイオリニストのA子」だと断定報道した。しかも羽生選手の所属事務所もこれを否定しなかったという。
8歳も年上? まあ、羽生はマザコンだから、これくらいがちょうどいいのか?
さらに今週の新潮が独自に「A子」の素性を調べた結果、山口県光市出身のバイオリニスト、末延麻裕子さん (36)だと判明したというのである。
羽生は昨年3月、地元・仙台市の緑豊かな地に立つ億ションの最上階を、2部屋並びで購入している。その新居で羽生は麻裕子さんと新婚生活をスタートさせていた。
「今年に入って羽生さんご一家が引っ越してきました。一部屋には羽生さん夫妻が、もう一部屋にはご両親が暮らしています。羽生さんの周囲に対する警戒感は半端じゃなくて、マンション内ですれ違う際も、常にフードを目深にかぶって下を向いている。絶対にバレたくないんだって感じです」(住人の一人)
さらに新潮によると、同じ仙台市内に住む祖母も、結婚したのは知っているが、相手がどういう人かは教えてもらっていないという。
なぜそれほどまでに隠すのか? 羽生家をよく知る人物は、
「ユヅの母親は家族の話題がマスコミに出るのを極端に嫌がっています。彼女は、それが大切なユヅのためになると思っているのです」
異常といっては失礼だが、新婦が可哀そうになるではないか。
麻裕子の父親は地元・山口で有名な建設会社を経営していたが、10年ほど前に亡くなったという。
「ご実家は古くからの岸家の支援者で、後援会幹部を代々務めてこられたそう。また、叔父は元テレビ朝日の政治部長で、今も情報番組のコメンテーターとしておなじみの末延吉正氏。生前の安倍晋三氏と“深い関係”があったというのが自慢ですが、彼女を芸能プロに口利きして入れたのも末延氏だと聞きます(現在は退所)」(テレ朝関係者)
山口に暮らす親族がこういう。
「羽生さんのお相手がマユちゃんならうれしいけど、まだ何も知らされていません。でも、浮ついたところのない、いい娘ですよ。以前、親戚の前でバイオリンを披露してくれた際、演奏中に弦が切れてしまったことがあったのですが、動じずに最後まで演奏を続けた。本当にすごい娘です」
写真で見る限り細面の美人である。堂々と彼女をお披露目すれば、パパラッチの襲来はなくなるのに、隠せば隠すほど、暴いてやろうというパパラッチ魂は高まるのだが。
安すぎるキー局のギャラ……ジャニーズ記事3連発
ここからはジャニーズ事務所3連発。
まずは、ジャニーズ事務所の社長になった東山紀之と亡くなった女優・森光子との「年の差を超えた愛の真実」を追った文春の記事。
もうだいぶ前のことになる。麻布十番に「クッチーナ・ヒラタ」というイタリアンの名店があった。今もあるかもしれないが代替わりしている。
小さな店だが、料理人の主人とテーブルを回る素敵なママが評判だった。
某夜、入口右側にある大テーブルはにぎわっていた。メリー喜多川、森光子、木村拓哉、東山紀之がいて華やぎは私にも伝わってきた。
しばらくすると、ドアが開いて背は高くないが俊敏そうな若者が入ってきた。「中田といいますが、木村拓哉さんはいらっしゃいますか」とはっきりした口調でママに聞いた。
サッカーの中田英寿だった。今のようにスマホがあれば、どんなことをしても撮っておきたい豪華な一夜だった。
もちろん、ママからは、「元木さん、動かないでね」とくぎを刺されたのだが。
当時、森は70を超えた頃で、東山は20代半ばだから、羽生どころではない年の差恋愛である。
文春によると、イギリス屈指の名門ホテル「ザ・ランガム・ロンドン」が営業再開した1991年頃、メリー喜多川が「どうしても泊まりたい」といい出し、メリーが慕う森光子と東山を連れて、ロンドンからフィレンツェへと至る旅行に繰り出したという。
ホテルでは2部屋しかとらず、森と東山は「同衾」したというのである。同衾とは男女が一緒に寝ることだから、当然、“夜の行為”も含まれるかもしれない。
「スイートは一泊三、四十万円したそうですが、もちろんメリーさんがケチったわけではありませんよ。実際、金に糸目をつけない大名旅行だったそうで、移動はリムジン。そこで二泊ほど滞在すると、飛行機でフィレンツェへ移ったのですが、空港でのチェックインを旅行会社のスタッフに代わりにやらせようと無茶を言ったりしたそうです」(メリーの知人)
記者会見で森との「仲」を聞かれ、母のような存在と説明した東山。だが、裏の顔は嘘に塗れていたと文春は断じる。
「陰ではババァ呼ばわり。『今日、ババアの誕生日なんだけどさ、これでいいかな?』とプレゼントの相談をされたこともあります。森さんを利用していただけでしょう」(東山の知人)
では、本当に東山はジャニー喜多川のお稚児さんではなかったのか? こんな東山のジャニー喜多川についての言葉もあったという。
「ヒゲを剃らないといけないんだよ。ジャニーさんはヒゲがあるのをすごく嫌うんだ」
意味深な一言ではある。
さて、現代は先週の「専属契約書」に続いて、今週はジャニーズ事務所の「給与明細」を入手して発表している。
これは10年以上にわたってジャニーズ事務所に在籍し、誰もが知るトップアイドルの約1年間分の明細だという。
給与明細の中で金額が大きいのは広告出演料だ。ジャニーズ事務所は売り上げの50%を経費として抜いてしまうから、タレントには売り上げの25%しか入らない。しかし広告出演料の場合は、経費をスポンサー企業がもつためか、報酬をそのまま折半しているという。
6月の支払いは、大手食品メーカーの広告出演料→1500万円。7月は大手飲料メーカー広告出演料→1100万円。9月支払い分。大手電機メーカー広告出演料→1100万円。
これなら年間1億円は軽いが、テレビの歌番組の出演料は笑っちゃうぐらい安い。1月分、キー局長寿歌番組→2000円。5月支払い分、キー局人気歌番組→1200円。8月支払い分。キー局人気歌番組→4100円。
テレビに出ることはあくまで宣伝で、稼ぐのは広告や舞台なのだろう。
バラエティだと少し高くなり、10万円から20万円になることもあるようだ。
民放キー局のスペシャルドラマに出ると、ギャラは35万円だそうである。
これらに加えて、ジャニーズ事務所では楽曲の印税も支払われるという。年4回支払いで、200万円から600万円だそうだ。コンサート収入が約340万円。
売れっ子になれば年間1億や2億はざらに稼ぐのだろう。
だが、稼ぎの多くの部分を占めるCM収入が大幅に減ることは間違いない。
さらに、これまでジャニーズ事務所のいいなりになってきたテレビ局が、企業のジャニーズ離れを機に、ようやくジャニーズ事務所との関係を見直そうという動きが出てきた。
たとえばTBSである。
「故ジャニー喜多川氏の性加害問題でTBSは、ジャニーズ事務所に対し、被害救済や補償、人権侵害の防止に関する具体的な措置を取ることなどを求める要望書を提出した。佐々木卓(たかし)社長が20日の定例会見で明らかにした。同局のコンプライアンス担当役員が13日に事務所を訪れ、東山紀之社長に渡したという。この日の会見で佐々木社長は事務所が7日の会見で示した再発防止策などの内容を『具体性に欠けていて不十分』と批判した」(朝日新聞Digital 9月21日 5時00分)
佐々木社長はこうも言っている。
「佐々木社長は続けて『ジャニーズ事務所に人権の改善を促すため、我々のことも正さなくてはいけない』と、性加害問題に対する過去の報道姿勢にも言及。特に1999年から2000年に週刊文春が喜多川氏による性加害を『セクハラ』などとして取り上げたキャンペーン報道を展開した頃や、04年に、事務所側が起こした名誉毀損(きそん)訴訟で、記事の重要部分を真実と認定した東京高裁判決が確定した頃を挙げながら、佐々木社長は『私たちはニュースでこの問題を取り上げてこなかった』と指摘。『私自身長く記者をしてきて、自分自身の当時を振り返っても、人権意識の乏しさや芸能界のニュースに対する向き合い方を思い出すと、本当に恥ずかしいと思っている』と語った。
佐々木社長は『男性から男性へのハラスメントが著しい人権侵害だという認識が乏しく、週刊誌が報じた芸能界のニュースを芸能スキャンダルと一くくりに過小評価してしまうという判断ミスがあった』とも語り、『多くの未成年者が被害に遭う中で、報道機関としての役割を十分に果たせなかったことを深く反省し、このことを戒めとして、今後の報道や取り組みに生かしてまいりたい』と述べた」(朝日新聞Digital 9月20日 20時30分)
新聞やテレビが遅ればせながら反省し、ジャニーズ事務所との関係を見直すといっているのに、私がいた講談社や小学館、集英社などの大手出版社が、この問題についてなぜ発言しないのだろうか。出版社はジャーナリズムなどやっていないから、ジャニーズ事務所と懇ろだったとしても黙っていればいいと考えているのだろうか。
週刊ポストや週刊現代は老人雑誌だからジャーナリズムなどとは関係ないのか?
文春が、ジャニー喜多川やジュリーたちとマガジンハウスの幹部たちがハワイに遊び、ゴルフをしていたと報じている。
ジャニーズのタレントたちを使った写真集やカレンダーを出しているところは、反省も含めてこの問題についての「見解」を発表すべきだ。
このままだと、文藝春秋と新潮社を除いて、出版社だけがこの問題について沈黙しているといわれても致し方ないではないか。もちろん、ジャニタレを表紙に使い続けたサンデー毎日、AERA編集部も同じである。
というわけで、今週の第1位は、ジャニーズ事務所前社長、ジュリーのハワイ逃亡と1000億円といわれるジャニー喜多川、メリー喜多川から受け継いだ「相続」についての不可解な謎に挑んだ文春に捧げる。
ハワイのオアフ島の空港から車で約20分。ワイキキビーチから、徒歩5分の絶好のロケーションに立つのは「トランプタワーワイキキ」だそうだ。
5時間近くの会見直後、ジュリーが向かったのは、羽田空港の国際線ターミナル。ホノルル行きの航空機に飛び乗ったジュリーがたどり着いたのはトランプタワーだったという。
「実はジュリーさんはこの高層階にコンドミニアムを所有しているのです」(ジュリーの知人)
ジュリーはこの一室を2011年に推定約5億5000万円で購入しているという。ここで娘と一緒にリラックスして楽しんでいたそうだ。
それ以外にも、ジャニーズ事務所名義でダイヤモンドヘッドに一軒家を所有していたといわれる。
「ジャニーさんはシェラトン・ワイキキの最上階のスイートを年間貸切りしていた。ジュニアを連れて、一緒にここに泊まっていました」(ジャニー喜多川の知人)
そう、ハワイはジャニーズジュニアたちの「性加害」の現場ともなっていたのである。
元ジャニーズJr.の大島幸広は13歳だった。1998年10月にジャニー喜多川に連れられて、約10名のジュニアとともにシェラトン・ワイキキに滞在したという。
集英社が出している雑誌『Myojo』のための撮影だった。
ジュニアたちはホテルで朝食をとると目の前のワイキキビーチに飛び出していった。だが大島だけが、「ユー、ちょっと待って」と呼び止められた。
「午前中からジャニーさんにヤられるんです。ことが終わると、『行っちゃいな』と解放される。ハワイだとジャニーさんは普段より欲望丸出しというか。一日一回どころじゃなかった」
そう大島は語っている。
「メリー氏が元気なときは、ジュリ氏とマガジンハウスなど仲の良い出版社の幹部数人とで、ホノルルのフレンチで食事をする会もあった。一時はゴルフも習っていたので、こっちでもやっていたんじゃないかな」(親子を知る人物)
出版社の幹部は誰なのかわからないが、ジャニー喜多川やメリー喜多川と親しかった中には、こうしたジャニー喜多川による「性加害」を知っていた者もいるのではないか。
ジュリーたちの会見に先立ち、外部専門家による再発防止特別チームが、性加害問題の背景に同族経営の問題があると指弾した。そしてジュリーは代表取締役社長を辞任した上で、「解体的出直し」を図るべきだと提案していた。
だが、ジュリーは代表取締役に居座った。そこには、800億円を超える税金問題が絡んでいると、文春は指摘する。
2021年にメリー喜多川が亡くなると、メリーの株はジュリーに渡り、彼女は全株を保有することになった。
秋山清成税理士の算出によれば、ジュリーが収めるべき株の相続税は860億円と推計できるという。
だが、この巨額な相続税をジュリーは支払っていない。ウルトラCによって支払いを免れているそうなのだ。
国税庁関係者が、「ジュリー氏は『事業継承税制』の特例措置を使っている」と種明かしする。
事業承継税制とは一体、何か? 板倉京税理士が解説する。
「近年、後継者不足を理由に黒字廃業する中小企業が後を絶たない。そこで国は、二〇〇九年から中小企業の事業継承を後押するため、『事業継承税制』を導入しました。二〇一八年にできた特例措置が適用されれば、株式の相続税や贈与税が猶予され、実質ゼロにできるのです」
そのためには代表取締役に座り続ける必要がある。
「相続税をゼロにするには、申告期限の翌日から五年間、代表取締役を務めないといけません。(中略)なぜ、五年間かというと、後継者育成に最低五年は必要とされているからです。(中略)つまり二〇二五年五月まで、ジュリー氏は代表取締役を務める必要があるのです」
なぜ、年間売り上げが1000億円ともいわれるジャニーズ事務所が中小企業なのか? 実は、設立以来ずっと資本金は1000万円に設定されているから、中小企業扱いとなっているのである。まさに税制の抜け穴をついた究極の節税対策である。
もし今回ジュリーが代表取締役を辞任していたら、特例措置の認定が取り消しになり、それまで猶予されていた相続税に利子分を加えて納付しなくてはいけないという。
「ジュリー氏が代表取締役に留任した最大の理由は、税金逃れに他ならない。このまま彼女は、性加害の被害者補償を名目に、二〇二五年五月まで時間稼ぎをするつもりでしょう。
事業承継税制を申請すること自体は何ら違法ではないが、きちんと自分で説明すべき。税金逃れを隠して『被害者への補償・救済』へと目的をすり替えるのは、悪質と言わざるを得ません」(板倉税理士)
10月2日に、社名変更を含めて、社の方針を発表するというジャニーズ事務所だが、根本にある同族経営の問題から逃げていては、信頼回復などできるはずはない。(文中敬称略)
【巻末付録】
まずは現代から。
「磯山さやか たわわに実って」。あっさりこれだけ。さやか、可愛いけどね。
お次はポスト。
袋とじ「揺れる! のけぞる! またがる! 巨乳だらけのスポーツテスト」
袋とじ「満月より輝く! ヘアヌードお月見」
「スペシャル撮り下ろし 高宮まり 国士無双のマシュマロバスト」
このまま現代がSEXYグラビアを縮小していくと、この両誌採点も開店休業になるかな。
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