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岡田准一と玉木宏、世界柔術選手権に出場も国内大会に出場しなかった理由

岡田准一と玉木宏、世界柔術選手権に出場も国内大会に出場しなかった理由の画像1
玉木宏(写真/Getty Images より)

 俳優の玉木宏が22日に放送されたTBS系のトークバラエティー『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』に出演、ブラジリアン柔術の世界大会『ワールドマスター柔術選手権2023』に出場した心境を語った。

 米ラスベガスで行われた同大会には、芸能人では玉木のほか、俳優の岡田准一、お笑いコンビ・ガリットチュウの福島善成も出場。初の公式戦となった玉木と岡田はともに1回戦を勝利したが2回戦で敗退。昨年、銅メダルを獲得した福島は見事に金メダルを獲得し、昨年のリベンジを果たした。

 玉木は9月2日に試合に出場、そして4日に帰国。7日に同番組の収録に参加したというが、柔術については「完全プライベート」だったことを明かし、「どうせやってるんだったら試合に出てみたいなと思って」と出場した経緯を明かした。

 試合会場では岡田とも話したそうで、互いに「お芝居をする感覚に似ている」と納得。「『コンバッチ』っていうのが試合開始(の合図)なんですけど、その瞬間『用意、スタート』ってかけられてるような感じになる」と説明。試合中には客観視している自分もいたそうで、「その感覚が味わえただけでもいい収穫だったかな」と振り返った。

『国際ブラジリアン柔術連盟(IBJJF)』主催の同大会は、30歳以上の柔術家が出場できる世界大会。IBJJFの傘下にあたる『日本ブラジリアン柔術連盟(JBJJF)』のサイトによると、ブラジリアン柔術の試合は、「帯色」(下から白帯、青帯、紫帯、茶帯、黒帯)と「体重」と「年齢」によってカテゴリーが分かれており、「マスター」クラスは、各帯・各体重で「マスター1」の30歳以上から、「マスター7」の60歳以上まで、7部門に分かれている。

 同大会で岡田は「マスター3(生まれ年が1982年か、それ以前)茶帯ライトフェザー級(64.0kg以下)」、玉木は「マスター3青帯フェザー級(70.0kg以下)」、福島は「マスター4(生まれ年が1977年か、それ以前)青帯ライト級(76.0kg以下)」にエントリー。

 岡田の試合動画はYouTubeにアップされ、再生回数が多いものだと176万回にも達しているだけに注目度は絶大。ジャニーズ事務所に所属するタレントの動画のWEB投稿に関しては、以前は公式以外はすみやかに削除されていたが、創業者の故ジャニー喜多川氏の性加害問題で渦中なだけに、あくまでもプライベートで出場した岡田の動画を削除要請する余力はなかった模様。

 とはいえ、同じ道場で同じ高名な柔術家に師事し、かなり練習を重ねてきた玉木と岡田が国内の試合に出場せず、国際大会でデビューしたのには、それなりの理由があったようだ。

「国内の大会にエントリーした場合、『エントリーリスト』に名前が掲載されるので、出場しているのがすぐにバレてしまう。すると、熱狂的なファンが大挙して来場することになるかもしれない。そうなったら、会場が大混乱になってしまうので、玉木さんも岡田さんも出場を控えていたのだろう。ただ、以前、当時、人気だったK-POPグループ・BIGBANGの元メンバー・V.Iが出場したことがあったが、偽名でエントリーして地方での大会だったので騒ぎにならなかったことも。とはいえ、今後、玉木さんも岡田さんも積極的に国内の大会に参戦して柔術界を盛り上げてほしい」(現役の黒帯柔術家)

 今後、玉木と岡田が参戦することになれば、国内の大会は大いに盛り上がりそうだ。

黒崎さとし(編集者・ライター)

1983年、茨城県生まれ。ライター・編集者。普段は某エンタメ企業に勤務してます。

Twitter:@kurosakisatoshi

くろさきさとし

最終更新:2023/09/27 11:00
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