オードリー「4万5,000人動員」なるか……お笑い芸人の東京ドーム公演に前例は?
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お笑いコンビ・オードリーが来年2月18日に開催を予定しているラジオイベント『オードリーのオールナイトニッポンin東京ドーム』のチケット最速先行予約が23日に始まった。同チケットはアリーナ席が1万2,000円、スタンド席が1万円と高額だが、抽選申し込みは好調のようだ。
同日深夜の『オードリーのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)では、申し込み状況の経過報告を受けて若林正恭が「おまえら最高だな!」とリスナーに語り掛けるなど、安堵した様子がうかがえた。
今回の東京ドームライブに向けて若林は、今年3月にYouTubeチャンネル「オードリー若林の東京ドームへの道」を開設。さまざまな企画でリスナーを楽しませながら、ライブをアピールしている。
その一方で、ラジオ内で「ホントに心配してて、俺と(担当作家の藤井)青銅さんだけが、ずーっとネガティブなんですよ」「心配で眠れない」などと明かしている。動員目標は4万5,000人だといい、お笑い芸人のライブにそれほどの人数が集まるのかという不安は察するに余りあるところだ。
芸人の東京ドーム公演といえば、今から34年前の1989年11月7日、とんねるずが開催した『とんねるず NO TEUCHI ライヴ 東京ドーム“ビッグ・エッグ”』までさかのぼる。まだ東京ドームがビッグ・エッグと呼ばれていた時代だ。
89年といえば、とんねるずにとっては、まさに黄金期。『みなさんのおかげです』(フジテレビ系)、『とんねるずのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)はもちろん、歌手としても数々のヒット曲を持つマルチなスターとして芸能界に君臨していたころだ。実際、東京ドーム公演も歌唱が中心で、音楽ライブの色合いが濃い公演だった。
また、ラジオイベントとしての東京ドーム公演といえば、93年8月9日に『伊集院光のOh!デカナイト』(ニッポン放送)が開催した『伊集院光のOh!デカサマーナイト』があるが、こちらもTHE BLUE HEARTS、電気グルーヴ、福山雅治といったビッグゲストを迎えてのイベントだった。
オードリーの今回の東京ドームライブがどんな内容になるかはまだ分からないが、19年3月に行われ、会場1万2,000人、ライブビューイング1万人を売り上げた『オードリーのオールナイトニッポン 10周年ツアーin日本武道館』同様、2人の漫才が披露されることだけは間違いないだろう。4万5,000人を前に行う漫才とは、いったいどんなものなのか。期待は高まるばかりである。
(文=新越谷ノリヲ)
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